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文フリ初出展レポ


 こんにちは、あるいはこんばんは。
 槙島驟です。
 急に寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしですか。もうすぐみかんに炬燵の時期ですね。

 はてさて、タイトルにある通りですが。
 先日の文学フリマ東京37にて、個人での初出展を迎え、無事終えることができましたことを書き留めておこうと思います。
 よろしければ、雨宿りして行ってくださいね。


 前回記事にある通り、今回は短編集「未完成」と中長編の「ペンが書けなくなるまで」を制作しました。

 製本は「ちょ古っ都製本工房」さん。
 お友達の皐月まうちゃんにおすすめしてもらって製本依頼をかけました。
 綺麗な仕上がりで、やり取りも丁寧で……とてもよかったです。本制作をお考えの方はぜひ、ご参考になさってください!

 短編集「未完成」の表紙はお友達カメラマンで私もお世話になっている大河原葵さん。表紙のモデルさんはみるくさん。
 葵さんはなんと、当日の文フリ会場の設営にもいらしてて、当日私の本を買った第一号です(嬉)
 また、この「未完成」をお手に取られた方で印象に残っている方がいまして。
「通り過ぎたんですけど、表紙が頭から離れなくて戻ってきました」と仰って手に取ってくださいました。
 嬉しかった……(やりましたね葵さん!)

 「未完成」の中に収録されている「拝啓」という作品には、作中詩、作中歌があり、その両方をお楽しみいただけます。

作中詩「夏に喰われる」

【2024年現在投稿元に確認中】
 しばらくお待ちください。


作中歌「拝啓」



 結論から言うと短編集15部、中長編15部、計30冊の本が完売しました。
 総文字数は9万を超えました。(本当に頑張った)

 初手から私は結構失敗をしまして、小柳とかげちゃんに助けてもらいました。(笑)
 とかげちゃんとお兄様、ありがとうございました本当に、、、今年の5月ぶりにとかげちゃんのブースに遊びに行けてよかった!

 順調にぽんぽん売れたわけではなく、少しずつ少しずつお迎えされました。
 のんびりお話できましたし、直接手から手へ本が渡っていくのを嬉しく思っていました。

 途中離席をし、とかげちゃんと芥川独りさん、木爾チレンさんのブースに遊びに行きました。

 芥川独りさんはTwitterでずっと拝見していた方だったので、お会いできて本当に良かった……
 お手紙を頼んだので、楽しみに待ってようと思います。

 チレンさんにお会いするのは3回目で、私の所持しているチレンさんの本は全部、光栄なことに名前入りでサインしていただいたものです……!
 今回も例外ではなく、新刊にサインをいただきました!(この日に買いたくて書店では我慢してた)
 旦那様のけんごさんにお会いするのは2回目、仲睦まじいおふたりのこれからが楽しみです。

 名前は伏せますが、とある女の子(Kさん)がすっごく嬉しそうに私の本を手に取って行ってくれたこと、すごく覚えています。
 あれが彼女の素なのだとしても、それは彼女の素敵なところだなぁとほっこりしました。
 あんなに喜んでもらえるものが自分に書けていたらいいな……。

 して私は、直接お金をいただき、何かと交換するお仕事をするのが神社で勤めていた時ぶりでした。(現在はお客様の顔の見えないお仕事しています)
 神社では「いらっしゃいませ」「〜円です」「ありがとうございました」とは言っては行けません。(一応)お店ではないからです。
 代わりに「こんにちは」「〜円お納めでございます」「ようこそお参りくださいました」と言うのですが、その鱗片がまだ残っていたようで……
 ずっと「こんにちは」と言っていたし、お納めやお参りうんたらは言わなかったものの、「どうぞ楽しんでください」とか、なんだか変なことを言っていたような気がします。

 当日、面識のある方や、作家になってからずっとやり取りをしていたけど今回やっとお会いできた方(特にきさらぎみやびさん)にもお会いできました。
 プレゼントやお菓子、お土産等ありがとうございました、大切にします。

当日の様子


 今回当日に都合の合わなかった方や、遠方の方、当日売り切れてしまっていた方、1編買ったけどもう1編も気になる方には、今後通販をご用意する予定です。
 年内にはご案内できると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 文フリに書こうと思ってボツになった作品を今後徐々に挙げていきたいと思います。
 今回ほぼ全てが新作でしたし、作中の作品を本物に起したりして、結果としては大赤字なんですが、全く後悔はありません。
 作品に関わってくださった方に感謝しかありませんし、今後の作家人生大きな影響を与えてくださって本当に嬉しい限りです。

 手に取ってくださった方には、ひょっとしたらとても若輩な私の心内を写した文章を読んで、変な作家だなと思うかもしれませんが……それも私です、どうか愛してください。
 そしてまた雨が降った時、どこかで雨宿りして私に出会ってくださいね。

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