見出し画像

「なんのために生きるの?」と思い悩んだ時に読んでみてください。

僕は幼い頃から大自然に囲まれて育ってきたので、生き物が大好きです。

どんな生き物にも興味があって、新しい生物を見かけると、すぐに立ち止まり、捕まえて、観察したり、飼育したりすることがありました。

これまで犬や猫、ウサギやハムスターはもちろん、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫、数えきれないくらいの生物を飼育してきたのですが、中でも「魚」が大好きでした。

小学生の頃は、毎日のように魚捕りに出かけ、夜中には、父と網を持って、産卵のために田んぼへ遡上するナマズやフナを捕りに出かけたりもしました。

中学生になると、自宅には9つの水槽を設置し、飼育と繁殖を繰り返し、それでも足りなくなって、庭に池も掘りました。
あまりにも魚が好き過ぎて、大学では水産学を専攻したほどです。

残念ながら、20歳でクローン病(消化器官の難病)を発症したために、大学にはほとんど通えませんでしたが、それでもまだ魚への興味は残っています。

いまは自宅で、体長45センチのアロワナ(大型の古代魚)を飼っています。

画像1

大学を卒業したある日のことです。

ミノムシの蓑(みの)の中身を見たくて、蓑を剥いだことがありました。

それまでに、もう何度も蓑を剥いだことはあったのですが、その時も、やっぱり幼虫が出てきて「あぁ、これが蛾になるんだなぁ」と思っていました。

しかし、理科の教育実習をしていた時に、ミノムシの生態を知って衝撃を受けました!

ミノムシは、成長すれば「蛾」になって飛んでいくだけだと思っていたのですが…

蛾の姿に変わって飛んでゆくのは『オス』のみ。
『メス』は蛾の姿にはならず、飛ぶことすらありません。
メスは蓑の中から出ることなく、そこで一生を過ごします!
しかも、成長したオスとメスは、どちらも口が退化し、エサを摂ることがありません。
成長したオスは、交尾のためだけに飛び回り、交尾が終わると、わずか数日で死んでしまいます。
一方、メスは、交尾後、蓑の中に卵を産み付け、卵が羽化する20日前後で死んでしまいます。

なんとも儚い一生…

「なんのために生きているの?」
「それで、あなたは幸せなの?」

そう思わずにはいられませんでした。

オスは、交尾の為だけに蛾になり…
メスは、一生外に出ることなく、卵を産み付けたら死ぬ…

僕から見ると“ありえない”ことでしたが、よくよく考えてみると、自然界では、このようなことが自然に起こっているんですよね。

それぞれの生物には、それぞれの生き方があり、それがあたりまえで、ごく自然なことなのです!

それに対して、僕が“なにか”を言う筋合いもないのですが、ミノムシの一生を見ていると、人間は「なんて有難いんだろう?」って思ってしまいます。

だって、自分らしく生きることを考える頭脳を持ち、自分の意思で幸せになるために選択ができる!
しかも、思い描いた人生を、自由に生きてゆくことができるんですからね。

僕たちは自分次第で、可能性は無限大に広がり、自由になれるんです!

いまは、コロナウイルスで大変な時期ですが、せっかく人間として生まれたチャンスを自分らしく生きないともったいないと思うのは、僕だけでしょうか?

とはいうものの、人それぞれ、それぞれの人生がありますから、別に自分らしく生きる必要もなく、生きる意味があってもなくても、どっちでもいいと思います。

でも、僕たちの意識を超えて、心臓は動き続け、命が僕たちを生かしている事実があります!!!

運よく人間として生まれ、自分で決めて生きられる世界に生き、しかも、いま御縁があってこの記事を読んでくれているのだから、せめて今日くらい、ほんの少し、あなたの命が喜ぶ生き方をしてみませんか?

きっと、あなたの命が喜びますよ♪

今日も読んでくれて、ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!

神社昌弘|本名
僕はいま、自身が困難から学んだことを、他の人の人生に生かしてもらう活動をしています。よろしければ「サポート」をお願いします。いただいたサポートは、作家としての活動費に使わせていただきます。

この記事が参加している募集