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介護と子どもたちの未来をつくる2つの挑戦

10月に入り、2024年度も半分が過ぎた。年度の折り返し地点という節目だから、というわけではないが、今月から新しい挑戦を2つ始める予定だ。

その挑戦とは、英語とメディアへの露出強化だ。この2つは、今僕がもっともリソースを投資するべき活動だと捉えている。なぜ、そう思うに至ったのか。そしてこの活動により、何を実現したいのか。今回のnoteでは、僕が新たにはじめるこの2つの挑戦について、お伝えしたい。


2年後の海外移住を目指して

まず英語に関しては、トライズという英会話コーチングサービスに申し込んだ。このサービスは、一年間かけてみっちり英語を学ぶもので、週3日のネイティブ講師によるレッスンのほか、スピーキングやリスニングなどの自学自習用のプログラムも用意されており、自分の状況やニーズに合わせて英語を学んでいけるものだ。

10月の3週目頃からスタートする予定なので、今はワクワクしながらプログラムのスタートを待っているところだ。

ここまで本腰を入れた英語学習を決心した理由は、来年から子どもたちを連れて、海外をたくさん訪れたいと思ったから。2年後の移住を目指して、まずはさまざまな国に足を運ぶ予定だ。

とはいえ、子どもたちはまだ英語が話せるわけではないため、これから勉強しなくてはならない。そこで、まず僕が英語を喋れるようになって、旅行先でコミュニケーションを楽しむことで、「英語を話せると楽しいんだな」と子どもたちに感じてもらいたい。その結果、英語学習へのモチベーションを高めてもらえるとうれしい。

なぜ、海外移住を考えているのか。

自分が海外で暮らしてみたいと言うのもあるが、大きな理由は、子どもたちに自分の意見を主張できるようになってほしいと思っているからだ。家庭では、「意見を主張するのはいいことなんだ」と子どもたちに伝えてはいる。

しかし、子どもたちが多くの時間を過ごす学校では、周りと合わせることをよしとして伝えられることが多い。そういった環境で多くの時間を過ごすなかで、自分の意見を主張し続けるのは難しいように感じている。

わが家の長男を例にとると、しっかりと自分の意見を持ってはいるものの、兄弟のなかでは自分の意見を主張することが一番苦手だ。

環境を変えることで、今よりも考えを発信できるようになる可能性はある。また、思っていることを率直に話してくれる次男と末っ子長女にとっても、よりその伝える力を伸ばすきっかけとなるかもしれない。

このように、子どもたちの教育について思うところがあり、本腰を入れて海外移住を考えるようになった。そして移住のための手段として、英語を学ぶことにしたのだ。

これまで、「いつか海外へ行こう」と目標設定が曖昧だったために英語学習に挫折したこともあった。直近でも、去年の10月頃から英会話アプリを使い始めたが、今年の2月にはそのアプリはほとんど開かなくなってしまった。

しかし、今回は「いつか」ではない。

明確に移住の時期を決めているし、何より子どものためという想いがある。だからこそ、今回は挫折しない。1年間僕が英語学習を続けられるか、1年後どうなっているかを見ていていただけるとうれしい。

海外での介護の可能性

もちろんリンクスの海外進出も視野に入れている。日本国内だけでビジネスをするのと、海外も含めてビジネス展開をするのとでは、単純にターゲットとなる人の量が大きく変わってくるからだ。

この1年でビジネスレベルの英語を身につけられれば、海外展開も具体的に考えられるようになるだろう。

「外国語を喋れなくてもAIが翻訳してくれる」と思う人もいるかもしれない。僕も以前はそう思っていた。意思や思っていることを伝えるという意味では、たしかに事足りるかもしれない。だが、AIの翻訳を聞くのと、その人の声で聞くのとはやっぱり受け取れるものの多さが違う。また、語学の習得は難しい。自ら喋ることで、その難しいことに取り組んだということが伝わるだけでも、大きな意味があるのではないだろうか。

こうして自分の考えていることだけでなく、物事へ取り組む姿勢なども伝えられる外国語という武器と、自分が学んできたコーチングを組み合わせれば、きっとリンクスの可能性は大きく広がるはずだ。

たとえば、リンクスで職員との対話や教育にも活用しているコーチングを用いた介護を、海外にも広げていけるかもしれない。

実際に以前、JICAのブラジル事務所で働く方から、「大都市のリオデジャネイロですらも、介護の考え方が根付いていない」「日本の介護の考え方をもっと伝えてほしい」と言われたこともあった。

僕が英語を喋れるようになったら、こうした自分がまだ気づけていないニーズもたくさん見えてくるだろう。ニーズを的確に捉え、国家や現地の介護事業者とスムーズにコミュニケーションを取るために、英語学習でも日常会話で満足せず、国家との協議に必要なフォーマルな言い回しや、専門的な用語の習得を目指していく。

半年後の4月には、少なくとも日常会話は一定習得できているはず。それを見越していくつかの国を訪れる計画を立てているので、今から楽しみだ。

まずは韓国やオーストラリアなど時差の少ない国を検討しているが、個人的には、北欧、特にスウェーデンにも興味がある。福祉大国として有名なスウェーデンからは、事業の観点で持ち帰れるものが多くありそうだ。

また最近、富裕層ではない一般的な若い夫婦がアジアに移り住むケースが増えていると目にしたので、そうした暮らし方にも見聞を深めていきたい。


メディア露出への期待と不安

僕が海外で暮らすとなると、幹部や後継者の育成が課題のひとつとなってくる。幹部は順調に育ってきているが、経営的な後継者はまだ定めていない。これから、ダイレクトリクルーティングサービスの運用も開始し、社内外の双方から人材を探していく予定だ。

特に後継者となれば、人間力のある人でなければ託せないだろう。事業戦略の組み立てが上手いことや、頭の良さよりも、周囲が心から「この人についていきたい」と思える人であることが大切だ。腰を据えて、じっくり会社を託せる人を探していきたい。

そして今、後継者を探す理由は、海外移住のほかにもある。僕は50歳になる頃には引退したいからだ。もっとも成長するのは代表だから、早く自分以外の誰かに代表になってもらって、どんどん成長してもらいたいと考えている。僕は今38歳だ。後継者として必要なことや事業や会社について伝えるのに10年はかかると考えると、そろそろ動き出さなくてはならない。

リンクスの後継者候補を含め、一緒に働いてくれる職員も、もっともっと採用したい。そのために、代表である僕が表に立って、リンクスのことを発信していく「場」としてメディアへの露出を強化していく。これは、代表である僕がやるべきことだし、僕にしかできないことだと考えている。

代表になってからは、自分の考えや思いを伝えることの大切さを感じ、このnoteやfacebookでの発信を行ってきた。しかし、それだけとも言える。

集客は基本的に病院からの紹介で成り立っていた。そのため、外に向けて広く発信する必要がなかったからだ。事業所にも事務所にも中古物件を利用していて、看板らしい看板もつけていないので、隣の物件に住んでいる人すらも、どんな事業をしてるか知らないはずだ。

ところで、沖縄はどちらかというと閉鎖的で保守的な文化が根強い地域だ。たとえば、沖縄県外に出るというと「なんで?」と聞かれることが多い。僕はほとんどの人が医学部を目指していて、県外の大学に進学することが当たり前の高校にいたが、他の高校では、卒業後に県外に行くのは多くても10人くらいの感覚だ。

それに、一度県外に出ても、また沖縄県内に戻ってくる人が多い。僕の高校時代の同級生でも、沖縄で働いている人がほとんどだ。

また、都市化が進んでいない地域などでは特に、その地域の文化を大切にしており、その地域内で多くのことを完結させているところもある。

このように地域の文化が根付いた沖縄において、僕がメディアに出て、どんな評価をされるかは未知数だ。どんな取材になるのかもワクワクするし、どんな反応が返ってくるのか本当に予想ができない。今は、ドキドキと楽しみな気持ちでいっぱいだ。

このメディアへの挑戦をきっかけに、リンクスに興味を持ってくれる人が増えたらうれしいし、そのなかに将来のリンクスを支えてくれる人がいるかもしれないと思うと、本当に未来への期待が高まる。

10月から始まる2つの挑戦によって、僕やリンクスがどう変わっていくのか、その変化もまた、noteで伝えていきたい。


▼僕の自己紹介noteです。興味をお持ちいただいた方は、読んでいただけるとうれしいです。

こちらはリンクスのリクルートサイトです。よかったらこちらも見てくださいね。

                        書き手 えなりかんな
                  聞き手・編集 サオリス・ユーフラテス

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