コーヒーは午後2時まで
毎日、コーヒーを飲むのは午後2時までにすべきだった、という話をしてみよう。
私はコーヒーが大好きだ。濃いめのブラックコーヒーを朝から夕方まで何杯でも飲んでしまう。
夕食の時までコーヒーを飲むことはなかったが、外食したときなどは夜でもデザートのお供にコーヒーを楽しむことは普通だった。
カフェイン摂りすぎていたことには自覚があったが、コーヒーを飲んでも夜眠れなくなる、ということはなかった。
しかし、年齢を重ねたせいだろうか。1年ほど前から、夜、なかなか寝付けなくなってしまった。眠いのに頭が冴えてしまい、夜12時まで布団の中でゴロゴロしてしまうのだ。
どうしちゃったのかな、とちょっと自分でも不思議に思っていたが、どうしようもないほどの寝不足にはならなかった。
そんなある日のこと、おばあちゃんが眠れないと訴えて、かかりつけのお医者さんに睡眠導入剤を処方してもらうことになった。処方箋をもらって薬局へ行った。
薬剤師さん「眠れないんですか?」
私「そうみたいなんです」
薬剤師さん「眠れないのはカフェインですよね。コーヒーやお茶を飲んでますか?」
私「おばあちゃんはコーヒーは飲まないけど、夜まで緑茶をたくさん飲んでいます」
薬剤師さん「それですね。お茶も年配の方には人気ですが、控えたほうがいいですよ。カフェインが体から抜けるのに9時間かかります」
9時間か!カフェインが身体から抜けるのに9時間か!ってことは、午後2時までなら、飲み放題していいじゃん!(???)
おばあちゃんは夕食のお供にお茶を飲んでいたけど、夕方からは麦茶にしてもらって、私もコーヒーはお昼までにするようにした。遅くても午後2時以降はコーヒーは飲まない、と決めた。
90歳過ぎのおばあちゃんは、それでもなかなか寝付けるようにはならないみたいだったが、私には効果がてきめんだった。夜、布団の中で何時間も寝付けずにイライラすることが少なくなってきたのだ。
今でもたまに寝付けない事はあるけど、毎日ではない。
夕方、疲れてきたけど、もうひと踏ん張り、ってときにコーヒーが飲みたくなることがあるけど、そんなときは、夜眠れなくなるイライラを思い出して我慢している。
カフェインレスのコーヒーを買ってきて夕方に飲んでみたけど、美味しくないから辞めた。でも、夕方、カフェインゼロではなくカフェインレスのコーヒーでも寝付きはいい。
体のことを考えたら、本当は完全にカフェイン断ちするか、もう少しカフェイン摂取量を減らしたほうがいいとは思うけど、なかなかそこまでは思いきれない。
でも、午後からカフェインを取らないように気をつけるだけで、こんなに睡眠が改善するなら、やっぱり夕方は少し我慢を続けることにする。
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