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まいど!!浅野です!

前回は、3代目社長として就任する経緯についてのインタビュー記事をアップしました。

当時の経営課題は、「社員の定着率を上げること」が最優先でした。

以下、社内報に掲載された記事を投稿します。


「社員の定着率を上げること」が最優先

高知に戻ってあさのに入社したとき、浅野には20人ほどの同期社員がいた。だがその同期たちは、各々の理由で一人、また一人と会社を去っていった。同じ志を持っていたはずの仲間が減っていく。ゆくゆくは自分が引っ張っていくことになる会社。

その社員の定着率が、こんなにも低い。浅野は寂しくもあり悔しくもあった。その思いが、社長となった浅野に「社員の定着率を上げる」という目標を持たせたのだった。

「自分もあんな社会人になりたい」との男子学生の言葉

採用活動を行う中で、浅野の心を動かしたある男子学生との出会いがあった。あさのを志望する学生は概ね食品業界を中心に就職活動をしているが、その学生は業種にこだわらず、興味を惹かれた企業に足を運んでいた。

「なぜあさのを志望したのですか?」
「説明会などでお会いした、商品開発部の社員の方が格好良かったからです。親しみやすくフランクに接してくれるときもありましたが、工場案内の際には厳しいプロの顔をしていらっしゃいました。自分もあんな社会人になりたいと思い、御社を志望いたしました」。

若い社員に長く勤めてほしい、それは浅野の切実な願いだった。それを叶えるためには、憧れとなり、お手本となるような良き先輩社員の存在が必要だ。

「自分もあんな社会人になりたい」との男子学生の言葉に、浅野は勇気づけられた。同時に、社員の仕事ぶりが客観的な視点から認められたのだと思い、嬉しかった。

また、社員たちが行っている毎朝の清掃にも、浅野はいたく感心している。女性社員が中心となり、毎朝1時間ほどかけて社内や会社の前の道路、駐車場の清掃をしている。

自分たちの会社とその周辺を、自分たちできれいにする。

残業で帰宅が遅くなることがあっても、毎朝欠かさずに、自主的に行う。社員のそんな姿勢に、浅野は尊敬の念さえ抱いている。

「素直で、まじめな社員が多いんです」。
浅野は誇らしげにこう語る。明るく気持ちのよい挨拶は取引先から褒められることも多い。若手社員の手本となるべき社員は多くいる。浅野が願う、社員の定着率向上が実現する日も近いだろう。

「こんなに生産性の高いラインは他にはありません!」との声

どんなビジネスであっても、顧客は高品質な商品をなるべく安価で買いたいと思うものだ。たとえば、安価な中国の原料を使い、人件費の安い中国の工場で製造すれば、コストは低く抑えられよう。

しかし、同じ原料を使う場合、中国の工場に製造を委託するよりもあさのの自社工場で作った方が、同じ品質の商品をさらに低いコストで生産することができる。

これはあさのの工場が繰り返し改善に努め、コスト競争力(同等の商品を販売する場合に他社より費用を低く抑える競争力)を高めてきた成果である。あさのの工場には高度な加工技術を擁する設備があり、それを使いこなせるだけの能力を持った社員がいる。

「こんなに生産性の高いラインは他にはありません!」
視察に来た中国人が、驚いた様子でそう述べたこともあるほどだ。

さらなる高みを目指して

浅野が社長に就任した当時40億円前後だった売り上げは、今では70
億円にまで増加した。これは業界でもトップの数字であり、会社は「生姜といえばあさの」と認知されるまでに成長した。

それでも浅野は、決して現状に満足はしていない。生姜の需要が社会から消えることはないだろう。会社も安定的に成長を続けている。しかし、それに甘んじてはならない。

「お客様も社員も魅了するような企業にしたいのです」。
商品の質や売り上げだけでなく、労働環境においても他社の追随を許さないような会社を目指す浅野。今後は、さらに生産性が高く、より衛生的な新
工場の建設も予定している。浅野はこれからも、会社を発展させるべく導いていくだろう。

3代目社長・浅野平二郎よりメッセージ動画

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