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今年最後の映画『ナポレオン』
リドリー・スコット監督の最新作です。
リドリー・スコット監督は、私が映画というカルチャーが好きになるきっかけとなった1本『エイリアン』の監督です。
リドリー・スコット監督の、女性を主演にした映画はかなり好きです。
『テルマ&ルイーズ』とか。
あんまり評判良くなかったですけど、レディ・ガガ主演の『ハウス・オブ・グッチ』も私は好きでした。
こう並べると、オカマが好きそうな映画を撮る人だなと思
座右の銘にしたいタイトル『ぼくは君たちを憎まないことにした』
なんて素晴らしいタイトル!
と、ジャケ買いならぬタイトル買いで観に行きました。
このタイトルで「2015年パリ同時多発テロの話」だと聞けば、まあ、内容は大体想像できちゃうのですが。
作家志望のお父さんとヘアメイクのお母さん、まだとても幼い息子の3人家族のうちの、お母さんが同時多発テロの犠牲になってしまいます。
お父さんはフェイスブックでテロリストに向けて、まさにタイトルのようなメッセージを送り一
死なないという安心感 『SISU/シス 不死身の男』
「どうせ、主人公は絶対に死なないし」
アクション映画を好まない人ってコレ言いますよね。
弾雨を生き延びて、逆に一発で敵を仕留めっちゃったり。
絶体絶命の危機一髪で仲間が現れたり。
確かに「どうせ死なないんでしょ?」と冷めてしまう気持ちも理解できますが、それでも手に汗握ってハラハラドキドキできるかどうかが、この手の映画を楽しめるかどうかの分岐点でしょう。
途中で主人公が死んじゃうアクション映画っ
長く感じない3時間半『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ちょっといろんなことが重なって、今まで楽しかったことが、ふと、面倒になって、noteも開かなければ映画館にも行かない、そんな日々がつづきまして。でも、その代わりと言っちゃあなんですが、自分も老いれば友人も老いているらしく(のか、っていうか当然だ)、ようやく暑さが落ち着いたと思ったら途端に友人からの誘いが頻繁になり、「あれ、もしかしたら全友人と会った?」という10月も終わりに近づいて、ようやく映画館
もっとみる寝たくせに偉そうに語ってみる『バービー』
「バービー、映画になるってよ!」と耳にしてから、まあ、こんな感じ↓の映画かな、ってイメージしていたんですけど。
全然違いました。
いや、全然ってこともないか。
『2001年宇宙の旅』のオマージュ、というかパロディで始まります。
それまで人形といえば『赤ちゃん』が主流で『お母さんごっこ』に興じていた女の子たちが『バービー』の出現により、『ツァラトゥストラはかく語りき』が鳴り響く中、赤ちゃん人形
トム・クルーズのおもひで『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
中学生のころ、三浦春馬をもっと童顔にしたみたいなイケメン岡本くんが、同じクラスの湯田さんに告白をして、めでたく付き合うことになったんですね。
ルッキズム云々でうるさい世の中なので良い悪いは書きませんが、湯田さんはあれに似ていました。バカボンに似てた。しかも笑っていない時のバカボン。笑っている湯田さんもなぜか笑っていないバカボンに似ているという、なかなかトリッキーな顔立ちをなさっていました。
湯
あなたにも届きましたか? 『君たちはどう生きるか』
宣伝という宣伝をしなかったんですよね、この映画。
青い鳥のポスター1枚。
私も、映画館でこのポスターが3度ほど視界の片隅に入って「そういえば、あれはなんだったっけ?」と重い腰をあげて近づいてみて、初めて「え、宮崎駿なの?」と、そう気づいたのは公開前日でした。
ギリギリ。
いまの情報社会の波に乗れているか否かのギリギリの瀬戸際。
そんな自分の現ポジションを再認識しました。
若いころは情報や流行