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デブとサイコパスと僕

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友人であるデブとサイコパスと、そして僕。時々集まっては、しょうもないことを繰り返して無駄な時間を楽しみます。 こんな時間無駄だ、何をやっているんだ僕たちは、と笑っている瞬間が、…
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#友人

(バカ)薄情な男の帰還②

(バカ)薄情な男の帰還②

あらすじ
北の大地で免許証を失った友人のデブが、免許再発行のために帰ってきました。それなら集まって飲むしかありません。ですが、何かがおかしい

1 いつもの道程お店が3時までだったので、僕たちは3時にお店を出ました。名残惜しさがありました。ですが最近だんだんと気づいてきたことがあります。楽しいことを終える時は、名残惜しさがあるくらいの時がちょうどいいと。ウサインボルトの、自分の全盛期に現役を終えた

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(バカ)薄情な男の帰還

(バカ)薄情な男の帰還

極寒の地で労働に勤しむ友人のデブが、11月の上旬、我らが地元に帰ってきました。その理由は、免許証の再発行のためです。相変わらずバカですね。

1 ことの経緯デブは自他ともに認める生粋の馬鹿です。その場しのぎの愚かな生活を心がけているので、北の大地に行ってもそれは変わりませんでした。

彼は仕事終わりだか休日にだかしりませんが、孤独を紛らわすために飲み歩き、次に気がついた時には、深夜の松屋の前で無一

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(映画鑑賞)全部お前のせいだ②

(映画鑑賞)全部お前のせいだ②

あらすじ
友人のサイコパスと映画鑑賞に行きました。サイコパスが遅刻をし、少し早足で映画館に向かわなければなりません。

悪の道へ僕たちはそれぞれフラストレーションが溜まっていました。僕の場合は、サイコパスの遅刻によって、マッチングアプリで会う約束をしたであろう男女の出会いを延々と見せられたことによるフラストレーション。サイコパスの場合は、バスが五分遅くきたことに対するフラストレーションです。時間を

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友人がnoteを初めて投稿しました

友人がnoteを初めて投稿しました

僕の友人にサイコパスという人間がいます。名前から想像できるように、常人の皮を被った狂人です。

彼は毎日を憂いています。大学院での研究は進む気配を見せず、教授から日々圧力をかけられていますし、アルバイトは立っているだけの仕事で、苦しみもなければ楽しみもない無の時間を過ごしています。無の時間はすなわち虚無へと繋がり、このまま1日1日を過ごしていくことが苦痛でしかないと感じてしまうようです。

僕は彼

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(散歩)運命の分岐点

(散歩)運命の分岐点

深夜テンションというのは恐ろしいもので、僕たちを天空のミステリーサークルへと誘うのです。

サイコパスが、夜景が美しい公園を知っている、と言い出したので、デブがすぐに一度ぶつけた愛車のマツダ3のアクセルを踏み、例の場所へと走らせました。
ちなみに、3人の中で1番乱暴そうに見えるデブですが、車の運転はかなーり安全を心がけています(それ故に、1度ぶつけた時の衝撃は大きかったことでしょう)。実際の運転が

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(野球)決死の闘い

(野球)決死の闘い

デブとサイコパスの再来です。皆さん覚えているでしょうか。僕の友人の、人生いつまでだっても下り坂「サイコパス」と人生いつまでたっても上り坂(幻覚)の「デブ」です。

この夜も、彼ら二人と、血肉はじけ飛ぶ激しい戦を繰り広げました。その模様をお伝えします。

最初はただただラーメンを食べに行く予定だった仲の良い僕たちでしたが、道中、たまたまバッティングセンターを見つけてしまい、そうなった以上、相手をバッ

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