読書記録「あとがきはまだ」
こんばんは。「方向性がわからなくなった」とInstagramに鍵をかけてしまいました。最初は写真日記にしようか考え、途中で「道路」にまつわる興味を引くものを投稿していましたが、面白くなくなりました。郵趣関連の人の投稿にいいね♡をする程度です。
「道路」にまつわるって、まあ抽象的なものですね。あまり共感を得られませんでした。凝った写真も撮れないので、自分でやってて楽しさを感じられなくなりました。
俵万智著・渡辺祐真編「あとがきはまだ 俵万智選歌集」
俵万智を最初に知ったのは、小学生の頃で、確か「ズームイン朝!」という朝の情報番組で紹介されてたのを見ました。それが「サラダ記念日」のブームでした。
小学生が恋愛の歌の意味もわからず、リズムがいいなあとか、その程度でした。
その後高校の図書室で「かぜのてのひら」という第2歌集を読み、改めて面白いと思いました。今は亡き恩師に改めて「サラダ記念日」を貸していただきましたが、文章を書くことのほうで評価をいただいてて、
「yukina*ちゃんも短歌やってみれば?」
なんてことは誰も言いませんでした。だから今でも調子にのって駄文を書きまくってます。駄文を評価してくれた、中学高校の先生を恨んでください。
以後数年に一度、「短歌をやりたい症候群」に襲われ、今に至ります。具体的には、図書館で専門誌や専門書を借りて読むことでしょうか。
今回「あとがきはまだ」が出たことで、俵万智の今までの歌集を一気に読むことができて、とても嬉しいです。子どものことをよんだ「プーさんの鼻」は図書館でぱらぱらめくったことはありますが、こちらも独身子なしなので、「読んでるこっちが恥ずかしくなる」と思ったくらいです。
この本で手助けになるのが、渡辺祐真の歌集ごとの解説です。丁寧で、紹介しきれなかった歌もこっそり載せてくれてます。これだけ書いてくれてると、初心者にもわかりやすいと思います。当時の時代背景や取り巻く環境など。
個人的には、「詞書」が初めて登場した「チョコレート革命」の解説がいいと思いました。それからいっそう世の中をうたった歌が増えるとか(社会詠というそうです)。スルーしてたことに気づかせてくれました。
あれだけ「読んでて恥ずかしい」と思った、「プーさんの鼻」の歌集のこの2首が特に印象的だった。今度図書館で借りて全部読もう。
持ってる歌集は、「サラダ記念日」「かぜのてのひら」「チョコレート革命」(なんとサインをいただいてますw)「未来のサイズ」「アボカドの種」です。あとは「チョコレート語訳 みだれ髪」かな。
歌を始めたくても躊躇してしまうのは、ただ31音を組み合わせるのではなく、その背景に膨大な和歌・短歌の歴史や知識を覚えなくてはいけないからです。
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