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中高生の答えなき挑戦に取り組むロードマップ~全ては私たちが住む社会をよりよくするために~

私は教員で勤務校の松蔭中学GS・高校GLでは通年であるPBLを行う。
テーマは、中高生として社会をよりよくする活動を行うこと。

正直、あまりにも漠然としている。

だが、生徒ともにやってみようではないか!

年間を通じて行動し、アクションを実行し、最終的に外部へまで情報を発信するまで行こう。答えがないものに挑戦していく。

予想がつかないVUCAと呼ばれる今の時代にピッタリ!ではないか!!

そんな挑戦を毎年度、実施することで生徒たちの想像と創造の力を育んでいきたい!こちらの取り組みを始めて4年目。毎年度振り返りは適宜修正を行い、今の形にたどりついた。その取り組みのロードマップがこちら。

こちらがそのロードマップ

これまでにNoteで執筆してきた記事をこのロードマップにそって紹介すると、


4月 春の校外学習

春の校外学習は、それぞれの学年がカリキュラムで今年度学ぶものと関連した場所へ訪れる。

松蔭GS・GLの探究&教科横断テーマは、こちら。

例えば中1は環境と防災がテーマで、1学期がSDGsとあるので、JICA関西で活動の話を聞き、お隣の人と未来防災センターで防災について学ぶ。

5月 SDGs プレゼン

学年が縦割りで分かれて、様々な観点からSDGsのことを知る。
中1:企業の取り組みをSDGsで分析
中2: 日本のSDGsの番号を取り上げ、解説。
中3: 世界のSDGsで達成率の高い国の取り組みを解説。
高1: 起業&企業のSDGsやビジネスモデルを分析&解説
4つの視点でSDGsについてプレゼンを聞き、知識を得る。

6月 世界探訪オンライン

世界の現状を知る。現地NGOの話を聞き、そこで生活している子どもや大人と話し、世界の現状を自分事として捉える。2022年度はフィリピン、23年度はザンビア、24年度はシリア、25年度はインドへ訪問する予定。

各年度の簡易まとめ

7月 学期末プレゼン

これまでのインプット受け、クラス内でグループにわかれて、活動のテーマを決めるプレゼン大会の実施

8月 テーマに沿った校外学習案

7月末に各学年で決定したテーマで校外学習の企画案を作成(課題)
例:
ジェンダーのことを知りたいから、
献血や血液のことを知りたいから、、
○○へ訪問or○○で話を聞く、という具合。

9月~10月 校外学習の企画&実施

でてきた校外学習の企画案から、クラスで話し合い、校外学習を企画実行

10月~12月 アクションの企画&実行

これまでを踏まえて、そのテーマで行うアクション案を決める。また全体をまとめて世界合同プレゼンテーションへ応募する資料を作成

総まとめの資料を作成することで、これまでの学びを振り返り、中高生としてどういう活動が出来るかを見極めて、実施していく。

1月~2月 アクション実行

実際にアクションを実行していく期間

2月 発信①(世界合同プレゼンテーション)

世界合同プレゼンテーションで発表&発信

昨年度の発表はこちら。

3月 発信②(English Central動画コンテスト)

これまでに学んだ内容を英語の動画にまとめて、コンテストに応募。
各学年の1チームは、このテーマで作成。これまでの動画コンテストの作品はこちら。

今年の実施状況【2023年度の中2】

学期末プレゼンで献血をテーマにすることを決めて、校外学習では赤十字の血液センターで話をきき、知識を獲得。その後、1人でも献血を行う人を増やすためのアクションを考え、実行。

昨年度の実施例【2022年度の中2】

オンライン研修で、ゴミ問題について興味関心をもち、学校の紙の使用量について問題提起。その資料は、紙かデジタルかのアンケートをとり、教員用チェックリストを作成し、教員へ提出。
⇒学校の紙の使用量がへる。

【教員コメント】

今年度(2023年度)のテーマは、中1がジェンダー、中2が献血、中3が小学校への出前授業、そして高1が高校生が金融教育を学ぶこと。

今日が世界合同プレゼンの申し込み締め切り日でした。
予選を通れば2月に発表。
結果を期待しつつ、生徒たちの案を楽しみに待ちたいと思います。

ここまでのプログラムを組むのに4年。毎年度、より良いものへと変わっている。答えのない挑戦だからこそ、白紙から全てを決めていく。6月の世界探訪オンラインでは、世界を巡っていくので、毎年度、インプットとなる刺激も変化する。

【補足(登壇内容)】

今回の内容は、WithTheWorldさんの事業統括セミナーで登壇で紹介させていただいた内容に+αを行い、まとめました。発表のテーマは、校内でWithTheWolrd様の国際交流プログラムをどう活用しているか。

このページで紹介している世界探訪と最終の発信となる世界合同プレゼンテーションが、WithTheWorld様のプログラム。

多くの刺激を受けることができる世界探訪オンライン(スタディツアー)を各年度の活動の情報収集源とし、後半の1年の活動をまとめてアクションを行い発信する際に世界合同プレゼンテーションを活用させていただいています。

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