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本当は教えたくない!ファスティングの際に知っておくべき最重要ホルモンとは?
ファスティングは、あなたが思っている以上に有益な健康法の1つです。
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とはいっても、この言葉に首をカクカクと勢いよく傾げる人は少ないでしょう。
ファスティングとは、断食のこと。ただし、宗教的な意味合いの断食とは違い、一切の飲み食いを禁止しているものではありません。一定期間、固形物は一切口にしませんが、その代わりにドリンク(酵素ドリンクなど)で栄養素を摂っていきます。
ただ、なんだか難しそう……と思ってしまう人が多いのも事実。
ちょっと古いデータですが、「株式会社クロス・マーケティング」という会社が首都圏(1都3県)に在住する20歳~69歳の男女を対象に、「断食に関する調査」を実施したものがあります。
20~60代の断食、もしくはファスティング経験者は13.2%と、大多数の人は未経験であることがわかった。また、未経験者のうち、断食/ファスティングに興味のある人は19.6%となった。
<図1><図2>断食/ファスティングを行った感想としては、「期待した効果が全て得られた」が6.1%、「期待した効果がほぼ得られた」が34.8%と、40.9%の人が効果を実感している結果に。<図3>
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「約40%ほどの人が効果を得られた」ということですが、僕はこのデータをみて「え?40%しか効果を感じられなかったの?」と思ってしまったのが本音です。
なぜ、効果を感じられない人が半数以上いるのかを考えたとき、僕が出した結論はこちらです。
「ファスティングのこと、ちゃんと知らないんだ」
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だから、ファスティングをやろうとしている人、ちょっとでもいいから興味を持っている人には、始める前に知っておいたほうがよいことをどんどんお伝えしていこうということで、noteを日々書いているわけです。
今はその最中。11月のファスティング期間を迎えるまでに、どのくらいの投稿ができるか自分でチャレンジをしています。
最近書いた内容はこちら。
このリンク先でもお伝えしている通り、僕が11月まで書くファスティングに関する投稿には、ファスティングのノウハウ系の内容を書く予定はありません。あくまで、やる前段階で知っておいたほうがよいことにすぎません。
「やっててよかった公文式」ではありませんが、「知っててよかった内容」というレベルのものを書いていきますので、気になる人はこの先も読んで欲しいし、フォローをお願いします。
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冒頭で申し上げた通り、ファスティングは、あなたが思っている以上に有益な健康法の1つです。
今回は、なぜ僕がここまで言い切るのか、その理由について「ホルモン」を紹介することで解説します。
ファスティングにかかわらず、これは一般的な「ダイエット」全般にも関係することなので、ダイエッターの人も必見です。
○食事をすることで働く「ホルモン」がある
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生きていく上で、食事は必須。1回の食事をするとほぼほぼ働く「ホルモン」があります。このホルモンが今回の投稿のメインキーワード。以下で解説していきます。
●ホルモンとは?
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正確に伝えても伝わりにくいので、ざっくりと申し上げると「情報伝達に関係する化学物質」です。ホルモンが分泌されることで「○○してくれ〜!」のようなことが伝わります。
僕がここでいろいろと話すより、こちらのサイトをご覧いただいたほうが分かりやすいです。
ほんの少しの量が分泌されることで働くのがホルモンの特徴で、それでも身体にとっては非常に重要な働きをしています。
どのくらいの量なのか?というのを説明する際には、50mプールびっしりにお水が溜まっているところに、スプーン大さじ1杯ちょろっと入れた分くらいの量で働くようなイメージです。(分かりにくいか….)
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・情報伝達に関係する
・少量で働く
・血液を通じて全身に伝わる
この3つがホルモンの特徴です。
●食事をすることで働くホルモン
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食事をする目的は「生きるため」です。生きるために食事によって「エネルギー」の素を摂取します。これはいわゆる三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)です。
得たエネルギーの素は身体の中に入って「消費」されるか「貯蔵」されるかいずれかをとります。このどちらにも関与するホルモンがインスリンです。
改めて、ここでお伝えしておきましょう。
僕は、インスリンをファスティングをやる上で絶対に知っておくべき超重要ホルモンと位置付けています。これはダイエットにおいても然りです。なので、ファスティングをするにあたって、インスリンの働きをきちんと知っておくべきです。(僕はあまり「べき」という言葉を使わないのですが、ここはあえて言わせてほしい)
●知っておくべきインスリンの2つの働き
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膵臓(すいぞう)のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるインスリン。いろいろな働きがありますが、その中でも2つお伝えします。
▶︎エネルギーを使えるようにする
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先ほどもお伝えしたように、身体は食事によってエネルギーの素を取り入れています。これを細胞に送っているのがインスリンです。
インスリンは「血糖値を下げるホルモン」という認識をしている人が多いですが、これも間違いではありません。例えば、糖質は体内でグルコースに分解され、血中に入ると血糖値を上昇させます。
グルコースはエネルギー源なので、各細胞に必要なもの。インスリンが働くことで各細胞にエネルギーを届けています。結果、血糖値が下がるのでインスリンは血糖値を下げるホルモンだと認識されているのです。
実際は生きる上で超重要な働きをしていて、インスリンが働かなくなったら細胞は正常な働きができなくなります。なので血糖値を気にする人が多いのです。
▶︎エネルギーを貯蔵する
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もう1つは、余分なエネルギーを貯蔵する働きです。
貯蔵方法も2つあって、1つは「グリコーゲン」にして貯蔵する方法。そしてもう1つ。貯蔵できるグリコーゲンの量は限度があるため、限界を超えてしまったものは「脂肪」として身体に蓄積されていきます。
このように、インスリンは「肥満を促進するホルモン」でもあることを知っておいてほしいです。インスリンが働いている限り、エネルギーを貯蔵するので脂肪が燃焼しにくい状態が続きます。
○ファスティングをするとどうなるのか?
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以上を踏まえて、ファスティングをしたらどうなるかについてお伝えします。
まず、ファスティング中は「食べない」のでインスリンが使われません。ということは、今まで高かったインスリン値は下がっていきます。そして、身体に貯蔵されているグリコーゲンや脂肪をエネルギー源として消費していくのです。
もし、あなたがダイエット目的でファスティングをするなら、インスリンの働きを知っておく必要があります。インスリンが働いているうちは、身体が貯蔵モードになっているので脂肪燃焼効果があまり期待できないからです。
このような観点から、ダイエットをしたい人もファスティングをすることで効果的に減量できるはずです。
○まとめ
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今回は「本当は教えたくない!ファスティングの際に知っておくべき最重要ホルモンとは?」ということについてお伝えしました。
この回答は「インスリン」でした。インスリンは生きる上で重要な働きをしているのですが、肥満を促進するホルモンでもあります。
ダイエット目的でファスティングをする人も多いと思いますので、インスリン働きはぜひ知っておいてほしいです。
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