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[MDR-Z1R] 高級ヘッドホンのある生活 [sony]

勢いと言うか、計画的に買い叩いた MDR-Z1R を Perfume でエージングしながら過ごす生活を続けています。

安いのに高級感あるヘッドホンスタンドで我慢してます

幸せな日々です。

古くからの悪い印象でずいぶんと sony 嫌いでしたが PlayStation が出る頃から緩和し始めて、ようやく、機会があったからとフラッグシップのヘッドホンに手を出せる程度に仲良しになりました。

手に入れた理由は「高級品が一つでもあれば基準になるから」です。

ヘッドホンに限らないんですけど、高級なものを一度体験しておけば、感覚の上限が分かります。例えば美味しい高級品。大枚をはたくとここまで美味しいのかと分かります、感じます。普段食べているものや、評判の良いお店へいった時にも、美味しいものに対して自分の中でランクを付けやすくなる。もしかしたら、その高級品よりも美味しいものや好きなものもあるかもしれません。それは、より安価に自分の幸せを感じさせてくれるものを知った瞬間であり、至福の時間です。

だから今回、密閉型の高級ヘッドホンを実際に手に入れてみて、共に生活をしているわけです。

とは言え、ヘッドホンの最上級と言うわけではなく、sony のフラッグシップというだけなので、たとえば SENNHEISER の 820S ではまた違う体験ができることでしょう。それはそれで良いのです。ただ、普段から高級すぎるヘッドホンをおいそれと買い集めることはできません。一つ基準となる、指針となる高級品があることが重要です。これを起点にして、程度を判断する基順の一つとなりえると考えています。

この MDR-Z1R で得られる、低音の強さと音場の広さ。強めの低音にも関わらず、鳴らし切る中高音。明確ではっきりとした定位。音の解像度は高くとも、各音が離れずにまとまって音楽を奏で、密閉型であることを忘れる音には広がりが。20万を超えるとこういった音が鳴るんだと言う一つの基準ができ上がります。

これを基準にして、他の違うヘッドホンを買う時には MDR-Z1R 25万円と比較できます。提示された金額を払ってでも買っても良いかどうかを判断できるようになるわけです。15万円のヘッドホンに果たして15万円分の価値があるだろうか、3万円だけど10万円程度のヘッドホン程度の価値を感じるとか。購入の基準値を自分の中で持てるようになることが、高級品を知ることによる恩恵の1つだと考えています。

最近、妻から「ここはいい音が鳴ってるよね」って言われて、お金をかけた甲斐があったかなって感じてます。何がより良いか、ここが最高な環境とか言うよりも、ふっと我に返った時に、自分が快適だな、幸せだなと感じる環境になっているかどうかが重要と考えています。

だから、音響にこれ以上お金をかけても音質の向上、変化はほとんど分からないことも認識できました。あとは好きな音を鳴らせてくれるものが金額に見合っていたら手を出していきます。

まぁでも、密閉型のフラッグシップに手を出したなら、開放型のフラッグシップにも手を出すべきなんだよね、きっと。

そろそろこの辺って新しいの出たりしないのかな。

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しょっさん
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