ITアーキテクトの思考法 (購入時の選定編)
タイトルと内容がまったく異なる内容で面白かったので、紹介と言うか便乗できないかなと思い紹介します。
日常生活における物理学者が何を考えているかを紹介しているエッセイ、日常譚です。エスカレーターで人が偏ってしまう理由やその解決法を考えてしまう、みたいな内容です。理系の人にとってはあるあるな内容を奥様の突っ込み含めて楽しめる内容です。気分転換には丁度良いと感じます。
さて、便乗とはどういうことかと言うと。ITエンジニアが普段、日常的に考えていることは何かと言うことです。プログラマに「もしミルクがあったら」と伝えるとどうなるか、みたいなネタ的思考法ですね。
わたしは長らくITアーキテクトをしていますから、きっとなんでもかんでもアーキテクトっぽいことを考えている側面があるんじゃないかしらと思う次第です。職業病とも言うのでしょう。
ITアーキテクトってなんだろう… については、いろいろとまとめて書いたには書いたんですが、有料コンテンツで嫌がらせすぎます。自分で有料コンテンツを紹介するとはなかなか嫌がらせです。
これをセットで買うと結構な値段になりますから、1ヶ月だけメンバーになる方がお得です。
なんの宣伝をしてるのか。
さて、有料コンテンツを紹介することがメインではありません。抽象と具象を行き交いながら物事を考える ITアーキテクトって、なにか特別なことを考えているのかなとふと考えます。hmm….。
記録として残すかどうかは置いといて、ITアーキテクトとして必ず実行するべきで、普段の生活でも意識していることは「Architectural Decision」です。ここに書いてます。無料だけで内容は理解できます。
何かを決断するに当たって、解決されるべき課題とは何か。前提条件や何故この検討が必要で、代替方法を含めてどのような解決策があるのか。そして、どうしてその決断へ至ったか。一つの製品を買うにあたって、容赦なく検討します。
最近だと8月ころに部屋の内装=デスクを変えることを決断しました。
前提条件は諸々あります。デスクに対するこだわりと部屋の色合いとのハーモニーです。
結構はやい段階からPREDUCTSにしたいと言う意向はありましたが「これいいじゃん!!!!」で決めないのがアーキテクトです。他にも、しょっさんの意向にあうデスクを候補として見つけてきては、一つの選択肢とします。選択肢にあげたデスクは全て実際に触ってみて、機能と非機能を含めて検討を重ねます。1ヶ月半にわたる検討の結果、10月にはいってようやく決断と言う流れです。
この値段のものだから、まぁ時間をかけることは当然だと考えていますが、決断に至る流れ、プロセスは仕事でやってるそれと同一です。
最近だとカメラもそうですね。まず、当時持っていたカメラ自体の必要性や有用性から、Canon のミラーレス一眼へ移行すべきと言う判断から始まっています。カメラの本体もレンズもたくさんありすぎて、使わなくなっていたと言うこともあり、ここは引き算をして必要最小限にしようと言う決断でした。気づくのにとても時間かかりました。
結果、多少高くても EOS R6にすべきという決断をしています。
何か新しいものを手に入れる際にフィーリングで購入してしまうと、やたらとモノがあふれ返ってしまいます。
そもそも「なんでコレが必要なんだっけ?」から始まり、「他のもので代替できないか」「他に実現できる方法はないか」「宝の持ち腐れではないか」一つ一つ丁寧に考えて、買うのか買わないのか、きちんと判断の結果を残しています。まとめてはいませんが、Obsidian に日々の検討状況など記録として残しています。あとで「なんでコレにしたんだっけ」を明確に振り返られるように。
まぁでも、こんなことが日常で普通じゃないかなって感じで日々生きています。