157.充実した人生を送るために①
1日あれば、視点が変わる
1週間あれば、人生が変わる
1年あれば、事業が変わる
3年あれば、企業が変わる
10年あれば、産業が変わる
30年あれば、時代が変わる
100年あれば、文明が変わる
あなたは人生をどう生きていきたいだろうか?人生100年時代と言われた今、長い人生の重心をどこに置くほうが良いのだろうか?
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1章 仕事人生の重心は、すべて「信頼」にある
1.1 フルライフとは
フルライフとはWell-DoingとWell-Beingの重心を見つけることである。
時間の使い方に戦略を持つことで、フルライフ(充実した人生)を実現するというものである。Well-Doingとは仕事などのやることWell-Beingとはありかたといった状態である。自分のどの年齢の時に力を入れるかがカギになる。年齢を重ねるごとにWell-DoingからWell-Beingの価値が高まっていく。
1.2 職場で大切なこと
職場の中でWell-Beingがあるのは「信頼の文化」があるかということだ。ここでいう、信頼とは能動的な決断による関係性、感情的な結びつきを含む双方向の関係性のことである。
信頼をつくるには、相手の仕事・人生・プライベートといったように全方位に気遣うことが必要だ。
つまり、相手を一人の人間として認めることから始めてみよう。職場に信頼の文化があるかどうかを尋ねる際に効果的な質問がある。
「あなたは自分の職場を友人にどれくらい勧めたいか?」
この一つの質問だけで、信頼の文化があるかどうかを判断することができる。
1.3 3つのフェーズ
何か大きなことを成すためには「3つのフェーズ」が存在する。
ハードワーク期
↳下積みを重ね、ある時点から急速に成果につながる
ブランディング期
↳周りからの信頼を集め仕事の幅を広げながら自分というブランドを固める
アチーブメント期
↳自分の仕事をどんどん社会的に還元することのできる時期
この中でもハードワーク期が一番重要なフェーズである。どれだけハードワーク、質の高い仕事を積み上げることができるか。つまり、専門性などの能力をつける。そのために、すごい人から信頼を得る必要がある。
信頼を得るために必要な要素は「可愛げ」と「大物感」である。
大物感とはどれだけ自分の言葉でこれからの時代を語れるかということだ。
ブランディング期では、人としての魅力をつける必要がある。他分野からの信頼を獲得することと同世代の仲間から信頼を獲得する。そのためには、実績のある人間はあえて、自分の弱さをアピールする。
最後にアチーブメント期では、自分自身の能力や人間的な魅力よりも仲間の能力や魅力を磨くことに専念する方が良い。この時には次世代の若い人から信頼を得ることをおすすめする。
おわりに
仕事でよい成果を出すためには、信頼関係が必要になってくる。そこで、働く上で、3つのフェーズを理解し、それぞれのフェーズでどんな人に信頼を獲得するべきなのかを考えてみてほしい。