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大阪・ハタ鉱泉さんの「ラムネ」
ここは大阪市都島区。バス通りから道を一本入ったところ。
清涼飲料水 製造業・ハタ鉱泉さんがあります。
じつは大阪市民も、あまりしりません。
ハタ鉱泉さん
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大阪市都島区都島北通1-10-20
最寄り駅は……
●Osaka Metro(大阪メトロ) 谷町線・都島駅…徒歩約5分
【ご注意】ふつうのまちの会社です。
販売もなく社内見学はありません。
たてものは、せまい道に向いています。せわしなく箱が行き来しています。
見にいっても、おじゃまになるだけ。なんもないのです。
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ハタ鉱泉さん・近隣のかた・通行のかたのご迷惑にならないよう、お願いいたします。
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シルヴァーのタンクの中は、しゅわしゅわラムネ?
あまい香り。ふんわりと。
ときどき、ガチャ。ハコに入ったビンの音。
むかしのたてもの。
ここは、ひみつのラムネ工場。
創業1946年(昭和21)
ハタ鉱泉さんは、この地で戦後すぐから。秦さんがオーナーで、ハタ鉱泉。
ずっと清涼飲料水の製造元だったのですね。
「ラムネ」「シャンメリー」のシェアは国内No.1だそうです。
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知らないかたのために書いておきます。看板商品の「ラムネ」のほかに……
◆クリスマスの「シャンメリー」
◆こどものビール風飲料「よいこの泡びぃ~」
◆「ひやしあめ」「氷みつ」など
みなさまも、知らずともいちどは飲んだことがあるのではないでしょうか。
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ローカルドリンクとして、食品スーパーに、また銭湯ドリンクとしてあちこちで販売されています。
出会えればラッキーです。
地もと、都島区の飲料自動販売機では、缶入りのサイダーが入っているところもあります。わたし飲んだことありますよ。
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ラムネの歴史
「ラムネ」は、いつからあるのでしょうか?
明治のはじめ、大阪の 旧外国人居留地では「ポン水」の名前で販売してたのは知っているのですが……
ラムネの歴史
【1853年:ラムネは黒船と共にやってきた!】
ラムネが日本に伝わったのは、1853年にペリー提督が黒船に乗り浦賀に来航したときです。
幕府の役人に積んでいた「炭酸入りレモネード」を艦上で振る舞ったことがはじまりといわれています。
このとき、栓をあけるとポンと大きな音がし、シューと泡が出ました。
役人はびっくりして腰の刀に手をかけたという開国ならではのエピソードが残っています。
「ラムネ」という名称は「レモネード」という言葉がなまったものといわれています。
また、当時はコルク栓を針金で縛ったきゅうり瓶に入っていました。
引用いたしました
江戸時代にやってきた「ラムネ」は、「レモネード」という名前だったのですね。
しかも「きゅうり瓶」にコルク栓。
いつからいまの「玉いりガラスびん」になったのでしょう?
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1892年:玉入りラムネ瓶が国産化
大阪の徳永ガラス会社がラムネ瓶の製造に成功したことで、きゅうり瓶が廃れ玉入りラムネ瓶が大流行しました。
独自に改良が加えられた国産瓶は、その出来の良さに輸出元のイギリス人が驚くほどだったそうです。
引用いたしました
大阪のガラス会社とラムネ会社。
わたしは、ぜんぜん知りませんでした。
ちいさいころから飲んでたはずなのに。
ラムネと、冷やしアメは5年前に銭湯で再会しました。それからはスーパーで買ったりしています。
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ラムネ令和バージョン
いまのハタ鉱泉さんのラムネです。
ガラスびん・イチゴ味(無果汁)です。
あかいのは着色料のいろ。
スーパーで購入しました。
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パッケージのうらに、説明書きあり。ちょっと安心。
わたし、何年ぶりでしょうかラムネ。
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ビー玉 (ガラスのたま) が、ふたのようにガラスの口に埋めこまれています。
ビー玉を下に落としていただくのです。
落とす用具・凸型せんぬきはどこにあるのでしょう。ないです。
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とうめいなフタ。
説明書きの図は何か違うのです。
これ帽子のように上にかぶさってます。これですね。はずします。
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わたしはラムネを飲んだことがあるのでわかります。
はじめてのひとにはハードルが高すぎるかも。
ビー玉を下におとす、凸型せんぬき。
これが必要です。帽子のまんなかを押すと外れました。
左側のちいさいのが、ラムネの凸型せんぬきですね。
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ビー玉が見えます。透明です。
プラの青い飲み口にギュッとはまっています。
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このように凸型せんぬきをビー玉にあて下に押します。
ビー玉を下に落とすのですが……
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なにか凸型せんぬきが、やわらかくて、たよりなくて。
なんだかむかしと勝手がちがいます。こんなにチカラが要ったっけ。
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プチ。下に押しました。
ほぼほぼ無音で玉が落ちました。
むかしほど音がしない。
よくみると、わたしの知っているビー玉ではないような。軽いガラス玉のような。
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しゅ。あれれ?
いきおいよくラムネが噴き出さない……
むかしはプシュー、だばば~~とラムネが白くなって流れていくのに……
それをあわてて、くちで受ける、ふさぐ飲む……はずだった。
タオルも用意したのです。
ラムネの大滝で、いつもこぼしていたから。
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令和のラムネは「おとなしい子」
炭酸ひかえめ。流れず、おしゃべりしない。
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マイルド「おりこうさんラムネ」
令和のラムネです。
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プツプツかわいいイチゴのラムネ。
ごくごくごくごく。
のどにやさしい。
こころにやさしい。
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カラン。ビー玉がころがる。
飲み終わってビンをみる。
「凸型せんぬき」は「玉押し栓」ってかいてありました。
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やさしくないと生きのこれないのかもしれない。ラムネも。
きょうのテーマは「たてもの」だったのに。
いつのまにか……
ぷちぷち、ごくごく。
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ハタ鉱泉さんの荷物用エレベータ、手動かな。
かっこいい。
それでは閉店ガラガラ……
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「たてもの」の日
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくだかり、
ありがとうございます。