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動物が旅立った時は

ぼくら飼主は、共に暮らす動物が旅立った時は


悲しみや寂しさ、悔しさ、虚しさ、憤り、つらさ、ムカつきなど


様々な感情が渦巻きながら、24時間動物のことを考える。


寝る時も考えて眠れなくなる。


食事も喉を通らなくなり、食べられなくなる。


何もする気にもなれず、動けなくなる。


このまま死んで一緒に虹の橋に行きたいと思う。


このまま飲まず、食わず、寝ず過ごせば、死ねると思うんだけど


結局、ぼくら飼主は生きていて


おしっこが溜まって、我慢できなくなって、漏れそうになれば、トイレに行って排尿する。


おしっこは水を飲まなくても溜まって漏れそうになる。笑


おしっこが溜まって、漏れそうになった時は


旅立った動物のことではなく、おしっこが溜まって漏れそうってことを考えてしまう。笑


そうやって24時間動物のことを考えていたのに23時間57分になり


3分はおしっこが漏れそうと考えるようになる。


どんなに悲しくても

どんなに苦しくても

どんなにつらくても


おしっこが漏れそうって思う時が来てしまう。


24時間ずっと動物のことを考えていたいのに、3分は別のことを考えてしまう。


24時間が23時間57分になり、23時間になり、20時間になり、だんだんと動物のことを考える時間よりも


日常のことを考える時間が増えていく。


携帯を観たり、まったく寝なかったのに1時間ぐらい寝落ちしたり、ぼーとしたりして


だんだんと動物のことを考えていく時間が減っていく。


気づくとぼーとしてる時間が長くなり、ふと動物のことを思い出すようになる。


24時間考えていたのに「ふと」になってくる。


ぼくは「ふと」になった時に動物の旅立ちが思い出になるんだと思うのさ。


24時間考えていた現実に起こったことから


だんだん過去のことになり「ふと」になって、思い出になっていく。


どんなに思い出にしたくなくても時間と共に思い出になっていく。

それが人間の脳なんだよね。笑    


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