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貴綱 みか
2021年12月6日 13:28
特に気に留めることなく過ぎていったささやかな出来事それはもしかして何か意味のある事ではなかったのかと後になってから思ういくつかのこといつものように静かに座って会社で仕事を片付けているとトク、トク、トクと自分の心臓の鼓動が感じられそしてそれが段々と小さくなって次第に途切れていくのを時々感じるようになり1度医者に診てもらった方がいいかもしれない漠然とそう思いなが
2021年2月11日 08:07
叔母から母の初婚の相手は背の高い人だと聞いていたが時間より少し前に待ち合わせた場所に着いてあたりを見回すとそれらしき人は見当たらなかった待ち合わせの相手である母の最初の子供のその人については家にあったアルバムの中の小さな子供の頃の写真と名前については母に送ってくれたその人自身が編集に携わったある本から知ったのだったかどうか忘れたがネットで検索をしてみると
2021年1月27日 12:20
母の表情が乏しくなり何もしゃべらないことも多くなってきた時にふとした拍子に少しでも表情がほぐれて笑顔が見れると嬉しくなった母のおむつ交換の時におむつを取ったままベッドに座らせていたら母が尿を漏らしてしまいベッドの下まで垂れて床まで濡らしてしまったがこんな格好のまま座らせておいて身体が冷えてしまったのかもしれない自分が母を世話してしっかり守っていかなくてはいけないと思
2021年1月21日 08:03
母が亡くなった夜私が夜ベッドで寝ていると急に身体が10センチくらい真上に宙に浮いた感じがしたそしていきなり寝ている身体の方向が90度ガクッと変わり寝たまま浮いている身体が足の方向に部屋の隅までゴォーっという感じですごいスピードで進んでいっただから今、自分がいるのは寝た時の場所からかなり移動しているはずでそれを確認したいと思い目を開けようとしたが開けられなかっ
2021年1月18日 08:08
「早く元気になりますように」「またお会いするのを楽しみしています」母が亡くなって自宅に安置されている間にグループホームの方が届けてくれた母の顔写真が真ん中に貼られた寄せ書きの色紙はその死があまりにも急だったことを物語るように未完成で余白部分も多く翌月の母の誕生日のためにどんなケーキを作ろうかと考えていてくれていたこともグループホームの方が話してくれた父の時もそう