#140字小説／#monogataryお題／恋愛三部作・悪いシリーズ／3作品まとめ記事
monogatary.com さんで毎日12時にお題が発表されます。
私はそのお題をテーマに、またはそこから着想を得て
ほぼ毎日140字小説を創作し、投稿しています。
※毎回背景・フォントなども物語に合わせて選択しています。
↓ 想田翠 の投稿ページもよければご覧になってみてください。
※Twitterのアカウント 想田翠／140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
でも #monogatary ○月○日のお題「○○○」と明記の上投稿しています。
お題は時節に沿ったものやイベントごとにちなんだものもありますが
予測不可能で、monogatary.com のページを開いて初めてわかります。
お題にからめて140字小説を創作しているので、基本的に1話完結なのですが
自主テーマを設定して連作としてしたためる場合もあります。
今回は【カテゴリー：恋愛】で
【自主テーマ：悪いシリーズ】の三部作を紹介します。
※作品の解説は時間を経てからいずれするかもしれませんが……
まず先入観などを持たずに読んでいただきたいので、あえて書きません。
※改行などは投稿時から修正しています。
好きな人を思い浮かべると心がぽかぽかする。
恋人と会える約束があるから仕事をがんばれる。
お互いの足りない部分は補い合って、高め合っていける。
……そんな幸せな恋になるとは思えなかったのに。
差し出された手を自ら握ってしまった。
これから一気に熱が上がって加速していく予感に身震いした。
1月27日作 『悪い予感』
シーツの波で溺れていく。
甘い吐息と扇情的な囁き。
なんて破廉恥な夢を見てしまったんだろう。
あの人とは手を握っただけなのに。
思春期の男子か。鏡に映る真っ赤な顔をした自分を小突いた。
洗面所で社会人の顔に塗り替える。
ホテルの窓ガラスに映る火照った顔。
予知夢だったのかと夜景を眺めた。
2月1日作 『悪い夢』
夜明け空にバーで飲んだバイオレットフィズの甘さがぶり返す。
貴方の隣で憧れと尊敬だけ抱いていた頃はピーチフィズでほろ酔いでいられたのに。
抜け殻になったダブルベッドに潜り込む気になれなくて…
窓ガラスに反射するがらんどうの部屋と私の瞳。
ふとカクテル言葉を思い出す。「私を覚えていて」
2月17日作 『悪酔い』
1組のカップルの恋の始まりから成熟までの三部作です。
私の中で【悪いシリーズ】と名付けました。
この恋が熟成に向かうのか、終焉を迎えるのか……。
また、続編があるのかないのか……いまのところ未定です。
お題を見て、これは【悪いシリーズ】のカップルの話だ！ と
感じたら、したためたいと思います。
以上、想田翠 の monogatary.com のお題投稿より
3作品をまとめて紹介しました。
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