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シロクマくらいがちょうどいい。

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日々のなかで感じたことや考えの備忘録。
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「自分との向き合い方」を考えてみる。

「自分との向き合い方」を考えてみる。

1.適応障害というものになりました。診療室で、椅子を揺らしながら医者は気難しげな顔で私の書いた紙を眺めていた。それから、静かに泣き続ける私の方に向き直ると言った。

「随分と長いこと放っておいたね」

私はただ頷くしかできなかった。
休職するのに診断書がいるから、病院に行く前に心身の変化を書き出しておいた。書き出して一番驚いたのは「自分が不調であることを許せなかった」ということ。1年前から胃腸はぼ

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52ヘルツの歌は今日も海に漂う

52ヘルツの歌は今日も海に漂う

昨日、「52ヘルツの鯨」の話を聞いた。

きっかけは音の話。音というのは空気よりも海の中の方が速く伝わるらしい。鯨やイルカの声を遠いところで拾えることを考えると何も不思議じゃないなとは思う。

そう話していたら彼が思い出したように孤独な鯨の話を始めた。

「しろたは『世界でいちばん孤独な鯨』のことを知ってる?」
「孤独な鯨?」
「うん。世界にたった1頭しかいない鯨の話だよ。さっきも話したけど、音に

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シロクマくらいがちょうどいい。

シロクマくらいがちょうどいい。

「フローズン・プラネット」か何かのドキュメンタリー番組をたまたま観ているときだった。「恋をするならシロクマがいい」と思った。

シロクマはどうも1匹であの真っ白な世界を生きているらしい。

たった1匹で凍てつく白い氷の上を歩き、食い、眠り、また歩く。そんな毎日を過ごす。そうして繁殖期が巡ってくると、オスはメスを求めて、またひたすら歩き続ける。歩いて、歩いて、歩き続けてようやくメスに出会う。そして、

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