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ゆうさい
2022年7月30日 12:43
こんにちは、ゆうさいです。今回は、関東七名城のひとつに数えられる「太田金山城」をご紹介したいと思います。この城は、「戦国時代の関東の山城には本格的な石垣でつくられた城はない」という従来の定説を、がっつり覆したほど石垣を多用した城としても有名です。現地に足を運ぶと、広範囲に整然と石垣が築かれているその迫力に目を奪われます。この太田金山城は、標高235mの金山に築かれています。この
2022年7月12日 20:01
こんにちは、ゆうさいです。今回は、近江国を南北に分ける地につくられた境目の城、「鎌刃城」をご紹介したいと思います。1300を超える城郭が築かれたといわれる近江国。そんな近江は戦国時代、江北と江南に分かれ幾度となく争いが繰り広げられていました。江北は佐々木京極氏や浅井氏、江南は六角氏が治めていましたが、その国境付近に築かれた城が、この「鎌刃城」です。この城は、勢力争いにより、その時
2022年6月28日 22:14
こんにちは、ゆうさいです。近江守護の佐々木六角氏が居城とした巨大城郭「観音寺城」をご紹介したいと思います。観音寺城は滋賀県近江八幡市にあります。安土城も目と鼻の先にあり、1日あれば両方の城跡も堪能できます。観音寺城へ行くには、観音正寺下の駐車場まで車で登り、そこから長い階段を登り、観音正寺の奥の山道を進んでいくと10分ほどで城跡に辿り着けます。ちなみにこの山は、冬季は通行止めとな
2022年6月9日 20:55
こんにちは、ゆうさいです。鹿児島鹿児島市にある大名庭園、「仙巌園」。別名「磯庭園」とも呼ばれる、島津家28代当主斉彬(なりあきら)もこよなく愛した庭園です。近くには鹿児島城もありますので、ぜひセットで訪れてほしい場所です。庭園を歩くと錦江湾を挟んで桜島が借景となっていて、美しい庭園加えさらに雄大さも感じられる造りになっています。この庭園は、1658年に島津家19代の島津光久さんに
2022年5月25日 19:50
こんにちは、ゆうさいです。九州の名門にして、数多くの戦いで有名を馳せた島津家の77万石の居城、鹿児島城(鶴丸城)。今回はそんな鶴丸城をご紹介したいと思います。鶴丸城は、九州の大大名でもある島津氏が居城とした城としては、なんだかあまりに質素な印象の城です。城山の麓に築かれたこの城には本丸と二の丸しかない単純構造で、防御面に課題のある「屋形づくり」の城なんです。江戸時代には、加賀の前
2022年5月14日 17:32
こんにちは、ゆうさいです。鎌倉時代の古文書にもその名が記されているほど歴史が古く、一時は摂津国の有力国人として強大な勢力を誇った摂津池田氏。その池田氏が本拠としてきた池田城をご紹介します。以前からどんな場所に築かれているのか気になっていたお城でしたが、摂津の有力国人の城だけに、山の尾根を利用した台地の見晴らしの素晴らしい場所に築かれていました。城の主郭部分は、現在は城跡公園として綺
2022年5月1日 13:13
こんにちは、ゆうさいです。今回は、関東七名城のひとつで以前から行ってみたかった城、唐佐和山城をご紹介したいと思います。この城には、こんなエピソードが残されています。城主が江戸の方角を見ていると、火災が起こっているのを発見します。驚いた城主は早馬で江戸城へ駆けつけますが、そのことが「江戸を見下ろせる危険な城」として将軍徳川家康さんの不興を逆に買ってしまい廃城に至ったという悲しい話です。
2022年4月23日 20:46
こんにちは、ゆうさいです。徳川家康さんが開いた江戸幕府をより盤石にした3代将軍徳川家光さん。今回はその家光さんを祀る神社をご紹介したいと思います。徳川家康さんを祀る東照社を大造替し、豪華絢爛なものにした三代将軍家光さん。その家光のお墓はというと、敬愛した祖父家康さんの東照宮のすぐ側に建立された輪王寺 大猷院(たいゆういん)に祀られています。この大猷院を建立したのは四代将軍家綱さんです
2022年3月22日 20:16
こんにちは、ゆうさいです。今回は、前編に続き備中松山城の後編をご紹介します。前編をまだ読まれていない方は、まずはこちらからご覧ください。関ヶ原の戦いで西軍として敗北した毛利氏が減封となると、この地は幕府の直轄領となり、関ヶ原の戦いの功績で小堀正次さんが備中の代官として入城しました。正次さんの妻は、浅井家の勇将で姉川の戦いで「員昌の姉川十一段崩し」の逸話を遺した磯野員昌さんです。そし
2022年3月17日 18:11
日本三大山城のひとつに数えられる備中松山城。昨年の2月に「城あそびオンライン講座」で高梁市さんのご協力のもと、この城をテーマにご講演いただきました。その時に得た知識をもとに備中松山城へ登城したくなり、この度あらためて行ってきましたのでご紹介したいと思います。実は、備中松山城へはこれで3度目の登城。1度目は20年以上前になりますが、まだ整備があまりされていない時代だったため、途中に何
2022年3月12日 13:01
こんにちは、ゆうさいです。復元された後も、なかなか足を運べていなかった尼崎城。この度、阪神電車へ乗り継いで、やっと登城してきましたのでご紹介したいと思います。尼崎城は大坂の西の抑えとして、甲子園球場の約3.5倍の広さに加え、3重堀や4層の大天守があったということからも、幕府がいかにこの城を重要視していたかがよくわかります。当時の絵地図をみていると、城あそびオンライン講座で学んだ今治城
2022年3月9日 06:32
瀬戸内海に浮かぶ淡路島。離島の中では最大の人口を誇るこの島は、日本最古の歴史書「古事記」の冒頭にも出てくる「国生み神話」にも登場します。おのころ島で夫婦になったイザナミノミコトとイザナギノミコトが日本列島の島々を次々とつくっていきますが、その中で最初につくられた島がこの淡路島。そう考えると、めっちゃスピリチュアルな島ですよね。そんな神秘的な島を守る城のひとつとして後に築かれたのが、今回
2022年2月20日 13:07
こんにちは、ゆうさいです。九州の中央部に位置し、難攻不落の名城と謳われた岡城。現地に赴くと、想像を超えた場所に立派な石垣群に驚かされます。今回は、そんな岡城をご紹介します。岡城は、現在の大分県竹田市にあります。築城は、平安末期の1185年。この地を領有していた緒方三郎惟栄さんが始まりといわれています。しかも築城の理由が、源頼朝さんに追われた牛若丸こと源義経さんを匿うためとい
2022年2月24日 09:12
こんにちは、ゆうさいです。前編に続き、今回も岡城の後編をご紹介します。前編がまだの方は、こちらからぜひご覧ください。「文禄の役」と呼ばれる豊臣秀吉による朝鮮出兵の翌年の1594年。岡城には播磨国三木城の城主だった中川秀成さんが7万4千石の所領が与えられて入城しました。秀成さんは、摂津国茨木城主だった中川清秀さんの次男です。兄の秀政さんが「文禄の役」の最中に鷹狩りを行い、その