【適応障害で休職→退職#5】退職を決断した理由や気持ちの整理について
皆さまお元気でお過ごしでしょうか?
社会人7年目にして転職活動をして、意気込んでハイスペック企業に入社したものの数ヶ月で適応障害になり休職中の女です。
前回投稿したnoteで、退職する決断をしたことについてご報告いたしましたが、
・その時どのような理由で決断したのか
・気持ちの整理はどうやってしたのか
今回はこのあたりについても備忘録的に書き残していきたいと思います。
その後に、次の投稿ではそれらを踏まえて今回の短期離職に至ったより深めの原因分析もしていきます。読んでくださっている方の参考になれたらと思います。
タイトルですが、【適応障害で休職中】から【適応障害で休職→退職】に変えました。引き続き私のページのマガジンから通しでお読みいただけますので、よろしくお願いいたします。
今回はかなり長文ですが、どうぞお付き合いくださいませ。
退職を決断した理由
まずは理由について書いていきます。①~⑤まで、5つ挙げました。
本当はほかにもありますが、オフィシャルにできるものをピックアップしてみました。
①この精神状態で顧客対応するのは目の前のお客さんに申し訳ないから
まず最初にこの理由が挙がるあたり、責任感つよつよ人間だなぁと我ながら思うのですが…!
適応障害になったのは自分のせいなので仕方ないと思えるものの、「私この仕事向いてないんじゃないかな」「またメンタル不調になったらどうしよう」「1年耐えたらまた転職しようかな…」などと、自分のことで悩んでる状態で顧客対応するのって目の前のお客さんに失礼なのでは?!と思ってしまうんです。
私が担当した仕事内容は(詳しい言及は避けますが)、お客さんに直接自分でアポをとるわけではなく、会社のサイトからご応募いただいた方の中からスケジュールに合う担当がマッチングされる仕組みだったので、良くも悪くもそこに関しては営業スキルは必要なく、自動的にお客さんが入ってくるシステムでした。
だからこそ、お客さんは「私」への期待値が高いように感じていました。
私本人のスキルがどうこうという以前に、お客さんは会社のネームバリューに期待してサービスを利用しようと思っていることを理解していたからです。
期待外れだったとコメントをいただいたことはないにしろ、100%の気持ちで相手と向き合えないんだったらプロじゃないよなと思ってしまった責任感つよつよ人間です。
②実際に働いてみて、仕事内容でどうしても適応できない部分があったから
2つ目の理由としてはこれです。
もちろん転職して入社するにあたり事前に会社のことや仕事内容について調べておりましたが、いざ働いてみたら思ってたより合わないことに気づいてしまった上、適応できないなと感じてしまったからです。
私は営業トークみたいなものが本当に苦手だったんです。
営業職に転職したのに…。
具体的にどういうことかというと、自分が良いと思っていないことを良いように言えないみたいな感じです(伝わるかしら?)
お客さんにとってはAという道を進んだほうが本人の理想を叶えられそうだけど、会社として利益を得るためにはBを提案したほうが良い
…という局面において、営業マンなら基本的にどうにかしていい感じにBの方向へ誘導していくことが良しとされるというか、のちのち自分の評価にも繋がると思うんですけど、私はそれができないというか、したくありませんでした。
会社の利益的にはBをとるべきなんだけど、お客さん本人はそれで満足できるんだろうか?これを提案して断られるならいいけど、断らずにBを選んでもらったとして本人をだましているような気がする?え、もうBじゃなくてAが良いですって本人から言ってくれないかな…そしたらお客さんの意思でAになりましたって会社に言えるのに…
的な感じで営業マン的にポンコツというかアカンやろ!という思考になることが多々ありました。
凄腕営業マンならBを選んでもらってそこからメリットをガンガン説明してお客さんにとっても良い決断になるようにできるんだろうけど…。
もしかしたら私のスキル不足なのかなとも思います。
でも、世の中には営業じゃない仕事もたくさんあるので、そういうフィールドのほうが輝ける自分がいるんじゃないかなって思ってしまいました。
③慣れたら適応できるかもしれないけど「慣れた自分」が理想ではないと感じるから
この仕事を続けていったとして、こうなったら一番怖いなって思ったのが、「このような営業トークに慣れてしまって会社や自分の利益を追い求めるあまり、思ってもないことをスラスラ言えてしまう人間」になってしまうのが怖いなとも思いました。うーん、想像しすぎ?
我慢が足りない!とか根性が足りない!とか営業なんてそんなものだよ!と言われてしまえばそれでおしまいなんですけど、私はもともと営業じゃない、安全第一で仕事しないと簡単に人が死ぬかもしれないような高所()で働いていた人間だからこそ感じたギャップなのかもです。
続けていたら適応できたかもだけど、心の中で「それはダメ!」と叫ぶ自分がいました。
私はやっぱりサービス業のほうが合っているのかなぁなんて思います。
④理想で入社してしまった部分があると感じたから
4つ目はこれです。
けっこう、というかかなり理想や憧れを持って入社したからこそ、現実を目の当たりにして辛くなってしまったところがあると思います。
転職して入った会社は、実は最終面接から1週間以上内定も出ず、かといって落ちた連絡もない「保留」みたいな期間を経て入社したという経緯がありました。
おそらく私の前に内定が出た人が辞退したのか、真相は分かりませんがとにかくラッキーパターンで入社できた感じです。
なので、この会社から内定が出なければ少し前に内定が出ていた別の企業へ入社するつもりでした。まさに棚ぼた状態でびっくりしたのを覚えています。
だからこそ入社できて嬉しかった半面、一緒に入社した中途採用の同期は本当にハイスペックで、前職はみんなバラバラだけどとにかく仕事の効率が良いし辛くても前向きだし素敵な人ばかりで…でも自分は仕事が遅くて、全然ついていけていない感をめちゃめちゃ感じていました。
これは私の性格や気質が原因なのですが、完璧主義で理想が高いタイプなので、そう感じてしまったんだと思います。
誰だって転職してすぐは慣れないし、成果だって出ないかもしれない、それは当たり前だよ!と同期は落ち込む私に声をかけてくれて、本当にその通りだと頭では分かっているのですが、心が辛い日々でした。
新卒でCAになった時も最初は壁にぶち当たりすぎて全然仕事できないし先輩に怒られるし辛かったんですけど、耐えられたのはそれでも仕事が楽しかったからなのかなと振り返ります。(かといってCAに戻りたいという気持ちが無いのは本当に自分でも驚き)
①~③の理由がベースにあるからこそ、理想と現実にやられた感じです。これもまた、会社に居続けたら解消できたことなのだと思うけれど…!
⑤転職してまだ数ヶ月だからこそやり直せるかもと思ったから
今回私は転職エージェントを利用して転職したんですけど、担当さんに「航空業界、しかもCAから転職なのできっとギャップがものすごいと思いますけど、1年は頑張ってみてください!!」とめっちゃ釘を刺されておりました。
なのに数か月で辞める始末。
でも、逆に数か月だからこそ、もうここでスパーーーンって辞めたほうが傷口浅めで済まないかな?!と思いまして。全然済みませんけれども。
結局のところどうあがいても「転職→入社→数か月で退社」っていう経歴は残るので、今回の転職をなかったことにすることはできません。
次に転職するときに職務経歴書を書く場合、この一連の経歴は嘘偽りなく書く必要があり、もし書かずに入社した場合には経歴詐称となり、内定取り消しなど後々自分にとって不利益になる場合もあるそうです。
だからもう、なかったことにはならないです!!
退職するか迷っていたときは、このことが受け入れきれずにウジウジ悩んでしまったのですが、1年以内の離職はすべて短期離職になる上、1年頑張って耐えて辞めても経歴的には1年在籍となって、それもそれで短いだろうから次の会社に入社するにあたり「なんで辞めたんですか?」の質問は絶対飛んでくるだろうし、在籍の長さは違えど理由は同じ(もちろん印象が良いように伝える!)だから、もうどっちもそんなに変わらなくない?!と思いました。
↑ウジウジすぎる長文釈明
それなら、スパーーーンって辞めたほうが傷口浅め(また言ってる)で、今回の反省を活かして次に行こうかなと思いました。
気持ちの整理のしかた
ということで①~⑤まで、退職を決断した理由としては挙げられると思うのですが、最終的にどう気持ちを整理したのかというところについてもまとめていきたいと思います。
①全てが理想的な会社はないと理解しつつも、もっと自分が輝ける場所はある
まずは、このように思うようにしました。
なにもかも自分にとって理想的な会社は、自分で創らない限りないと思います。だからこそそこを理解しておかないと、退職してまた転職するときに同じことを繰り返してしまうと思うので、夢を追い求めることは辞めようと思いました。
でも反対に、会社はこの世の中にたくさんあって、今の会社よりも(仕事よりも)自分に合っていて活躍できる場所なんていくらでもある、という視点も持ちたいなと思いました。
会社に依存しなくても自分のスキルで生きていけることが一番の私の理想ではありますが、それはさておき会社員になろうが独立しようが、自分を信じて進めばきっと輝けるよ、という気持ちを忘れずに生きていこうと思いました。
②どちらを選んでも後悔するかもしれないけど、今の自分の本音はどちらに傾いているか耳を澄ませる
そして、①のような考え方をするにつれてなんとなく私は「退職する道」を選ぶんだなと自分でも思うようになるのですが、それでもやっぱりすぐには決断できませんでした。
また転職活動しなきゃいけないな、とか、給料がなくなるから生きる方法を考えなくちゃな、とか、採用してくれる会社はあるのかな、など、ネガティブ思考が私を襲います。
とはいえ、たぶん結論「復職する」と「退職する」どっちを選んでも後悔というかモヤモヤは残るだろうなと思いました。
退職を決断した今も、正直やや心残りはあります。
でも、ここで損得勘定や周りからの評価、世間体を気にして出した答えのほうが、きっとのちのち自分を苦しめるだろうなと思いました。
私は独身で、親も元気で、養わなければならない存在もいない、そんな状況だからこそ、今の自分の本音を大切にして決断して、それを自分で尊重しようと思いました。もう最終それだけでした。
③「今日が一番若い」という考え方で生きる
とにかく悩んで悩み続けて、時間だけが過ぎていきました。
そのうち、ただただ時間が過ぎていることがもったいないなと感じるようになりました。(もともとせっかちです笑)
結局どちらかの道を進むと決めなくてはいけないなら、今ここで出した答えを信じて次に進んでいこう、と思いました。
今日が一番若い!
=悩んでる時間がもったいないからさっさと次に行こうぜ!今日が一番若いんだから、一番若い日に行動しちゃおうぜ!
こんなマインドです。
おかげで決断した後は過去を振り返ってウジウジする時間がなくなりましたし、今できることを1つ1つやっていこうという前向きな気持ちで過ごせています。
自分の行動はタイパ(タイムパフォーマンス)が良いか考えるようになったかなと思います。悩んでるだけの時間はもったいない!
まとめ
今回はこんな感じで、私が退職すると決断した理由や気持ちの整理の仕方について書いていきました。
読む人によっては理由がワガママだなぁと感じるかもしれないですが、これが私の答えです。
こういう人もいるんだな~と思っていただけたら幸いです。
今は決断して、前向いて、できることを着実にやってます!
良いご報告ができますように!!
その後、3ヶ月の間に徹底的に自分と向き合って軌道修正し始めた話はこちら↓
↓適応障害になった時の私について
(1話から読み返す方はコチラ!)