最近のわたしのできごと
起床は、7時過ぎ。
泊まりに来ていた彼が起きる時間に起きる。
まだ体を起こしたくなくベッドでゴロゴロしている私を、支度をしながらニコニコと、まるで子どもを見るかのような目で見ている彼。
いつもの私たちだ。
いつもの私たちの中で、最近 いつも ではなくなったことがある。
仕事に行く彼を玄関で見送った後、私は未だパジャマ姿のままだ。
ゆっくりと時間に追われることなく、朝ごはんのグラノーラヨーグルトを準備する。
好きなyoutubeを見ながらゆっくりとそれを食べる。
今日は、晴れていたから布団を干して、歯を磨いて洗顔をする。
顔にニキビがちょこんとできはじめてしまったので、薬を塗る。
そして、パジャマ姿のまま、部屋のテーブルにノートを広げて自己分析を始める。
小腹が空いたからといって、この間買ったするめをガジガジしている。
この時点で時刻は9時過ぎ。
私は今、仕事に行けていない。
4月から、新しい職場になって通勤に電車を使うことになり、そして何より殺伐とした雰囲気の職場に責任の重い仕事。
それらが一気に私に襲いかかり、それらになんとか慣れようとしていたのだけれど、
慣れ切る前に私は私自身を壊してしまったようで。
朝起きた時から始まる動悸。手の震え。そして止まらない涙。
小学生の頃以来の大号泣をした。
全て、意図せず起こることで、何が何だかわからなかった。
でも心の中で、これは大変なことだ。今までにないことだ。と冷静な自分もいて。
近くの心療内科を探し始めた。
けれど、私と同じ人たちはたくさんいるようで、初診の受付はどこもしておらず…。
初めてのオンライン診療を受けた。
診断結果は、適応障害。
なんとなくそうではないかと思っていたけれど、いざ診断されるとやっぱりかと涙が出て来てしまった。
それから、一旦仕事のことを忘れようととりあえず休職をいただき、実家に帰った。
仕事から離れてしまえば、心の中はなんとなく落ち着いていて、家族もいつも通りの私に安心したようだった。
大好きな花束をくれたあの子にも会ったり、ゆっくりした時間を過ごすことができた。
それが1週間前の私。
今の職場には、きっと戻れない。
環境を変えなければ、この症状たちはきっとまたぶり返す。
もう、心臓が熱を持って激しく動くあの感覚は味わいたくないし、自分でも心配になるほどの声を上げて泣くようなことはしたくない。
こうなってしまった今だからこそ、自分自身を見つめ直して、自分のために何かできることを見つけたい。
そして、自分がやってみたかったことにチャレンジしていきたい。
そう思っている。
だから私は、今水色のノートに、これからのことを書いて記している。
夫になることが決まった彼とやりたいこと。そのことについて、わたしは少しずつだけど、着々と進めていきたい。
わたしと、わたしの味方になってくれてそばにいてくれる人たちと、心を休めて無理せず生きていけるように。
わたしは、一歩を踏み出していく。