糖質制限ダイエットでリバウンドする理由
ダイエットには成功したのに、その後リバウンドしてしまったという経験はありませんか?
同じような経験をしている方は本当に多いですが、自分で血糖をコントロールする知識がつけば、体重の調整なんて簡単です。
ここ十数年で糖質制限ダイエットは一般的になりましたが、「糖質制限と血糖コントロールは違うんですか?」という疑問へのお答えと、リバウンドのリスクについてお伝えしたいと思います。
糖質制限ダイエットでリバウンドする大きな原因のひとつは「自分の気持ちに反して無理をするから」です。
糖質が悪いもの、夜に炭水化物を食べるなんてダメ、白米はダメ、スイーツはダメ、、とすごく精神的な負担が大きくなってしまいます。
また実は、糖質制限ダイエットは水分が排出されることで体重が減ったように見えるという点も気をつけなくてはいけません。
糖質や塩分は水を引き寄せる性質があるので、糖質制限をすると体の中に溜まっていた水分が排出されて体重が減ります。
そこの「ダイエットが成功してきている!」という成功体験が継続のモチベーションになる部分もあると思いますが、極端な糖質制限をしている方では肌がカサカサになったり、糖質制限を辞めたときに水分が一気に戻ってきて太ったような錯覚に陥ってしまう場合があります。
それに対してデータにもとづく血糖コントロール指導の何が良いかというと、いつどのような生活が血糖を上昇させているか(≒自分を太らせているか)が分かる点です。
あまり好きじゃないけれど何となく食べていた食事またはドリンクが、実は自分を太らせている主要な原因だったらどうでしょう!
多くの人は迷わず生活習慣を変えると言って下さいます。
一方で、心から大好きでたまにでいいからどうしても食べたいスイーツを、ずっと食べられないというのは何という不幸でしょう!
必要以上に我慢することではありません。そしてまた全ての人に当てはまるダイエット法というものもありません。
まず大事なのは、どのような食事、運動、睡眠のパターンがどの程度自分を太らせているかについて正確に把握することです。
その上で、なりたい自分の体型があるならば、自分で生活スタイルを選択するべきです。