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会いたい人と会えました、文章を書くのは生き様の可視化なのでは?と感じた小話

2024年うれしかったことランキング上位にあるのは好きな作家さんに会えたこと。きっかけはえいやっと送ったXのダイレクトメッセージ(時代に感謝すぎる、ソーシャルネットサービス様々)。

優しい文章を書く人は優しい

好きな作家さんはお酒を愛する素敵な方です。初めて会ったのは2024年の夏。会いたいですという内容のダイレクトメッセージを送ってみたところ「ぜひ!」とご快諾いただきました。

とは言いつつも、いやいや社交辞令だよねと期待しすぎないようにしていたのですが、まさかのほんとうに会ってもらえる運びになり、どえぇっとなる。

初めてお会いした感想は、心の底から良い意味で想像通りの方でした。物腰が柔らかい。もはや固体といえないほど柔らかい(それはそれでどうなんだ)。

その日は暖簾がかかった大衆食堂にて念願の乾杯を果たしました。この方が書いてらっしゃるお酒についての文章が大好きなので、乾杯するのが夢でした。

冷蔵庫から取ってくるスタイルの食堂
ちょっと見てきますね、のやり取りがおもしろかった
ぷるぷるとしているだし巻き卵

「ダイレクトメッセージがきっかけで読者と会うってよくあることなんですか?」「ないですね」「もうちよっと警戒した方がいいですよ……」

素朴でおいしいラーメンで〆る

この方が紡ぐ言葉たちが好きな理由のひとつとして、優しさが挙げられます。なんだかほっとする、人を傷つけないような文章を書かれるのです。

文章に表れている優しさのようなものがにじみ出ている、お会いしてそれがよく伝わってくる方でした。

厚かましいのはとりえでもある

憧れの方とお会いできただけでもう家宝レベルの幸せなのですが、厚かましくも「もしかして気が合うのでは……?」という思いに至る。

私、会いたい人には会えるうちに会うがモットーなので(会いたがりな大門未知子、会いたいんだもんミチコ)年末、その方が提唱されているチェアリングに参加?合流?させていただきました(夢!)。

準備をしてくれている様子
かなりよろこんでいる

チェアリングというのは、端的にいえば優れたロケーションに椅子を持ち込みお酒を飲む行為です(私の理解としては、なので諸説ありとしておきます)。

川に近い駅で待ち合わせ、おすすめのバインミー屋さんを紹介していただく。バインミー、大好物です。

とくべつにしました
ボリューミィ

軽い食感のパンはサクサクと音が鳴る。初めのうちは払いながら食べていたのですが、途中でこりゃキリがないと諦める。2人してパンくずまみれになりながらびっくりマークをつける話や恋と愛の話をする。

椅子の位置を変えてみたり、向きを変えてみたり(対談みたいでおもしろかった)。チェアリング、やってみたからこそわかる魅力が強い。

落ち葉の絨毯へ移動

想像してみてもらえるとうれしいのですが、キャンプ用の椅子ってちょっともたれかかる感じになるんですね。つまり自然と空を見上げる姿勢になる。

季節によって景色も変わるというわけですね

2度目を経て、やっぱり気が合う!と勝手に確信。きっと相手方もそう思ってくれているだろうと勝手に信じている幸せな厚人(あつかましんちゅ)。

後日、ベランダにてソロチェアリング

文章には人柄がにじみ出るものだよなぁと改めて感じています。noteを始めて約1年半。投稿を拝読している際に感じる「この人とは気が合いそうだな」はおそらくあっているのだろうなと思っています。

私の文章を好んで読んでくださっている方がいるのなら、それはとっても嬉しいこと。言葉を紡ぎ、文章にすることは、生き様を可視化することでもあるのかもしれません。

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