見出し画像

起きて10分で家を出るようなギリギリまで寝ることが大好きだった僕が3時間以上早く起きれるようになったワケ

朝、目覚めてからの3時間は脳にとっての「ゴールデンタイム」。

成功者の共通点として、「朝の時間」を重要視している。


そんな朝の時間をどう過ごしていますか?


「朝活」という言葉もありますが、多く使われるようになったのは2008~09年ごろから。もう15年も前になるんですね。

現在では、コロナ禍の影響により、在宅やリモートワークが大きく広がった結果、通勤通学といった朝の生活習慣が変わり、ふたたび朝活人口が伸びているそうです。


日本のことわざにも「早起きは三文の徳」とあるように、ほかにも早起きすることのメリット、効果は昔から多くの人の間で実感があったのでしょう。

・朝起きは七つの徳
朝早く起きるとなにかしらいい事がある
・朝寝八石の損
朝寝坊は万事につけて損が多い
・朝寝坊の宵っ張り
夜遅くまで起きていて、朝遅くまで寝ていること
・朝起き千両、夜起き百両
朝早く起きて働く方が、夜遅くまで起きて仕事をするよりも効率がよく十倍の価値がある

小学校の夏休みでもラジオ体操で早起きが強制されていたのも、そのためかもしれません。

振り返ると、小学校はラジオ体操、中学校は部活で夏休みでも早起きが習慣化していましたが、部活もしなかった高校からは夏休み=ダラダラしているイメージがあります。

朝にちゃんと起きる、早く起きるということは充実した毎日を作るための必須条件といっても言い過ぎではないのかもしれません。


ですが、「早く起きる習慣をつけよう!」と思い立ってから
実際に習慣になるまではいろいろ試行錯誤しました。

早起きすると決めて、翌朝からスッキリと「おはよう!」と
起きれるような意志が強い人間ではありません。

そんなヒョロヒョロの意志しかない僕でも
午前4時起きを習慣化できた方法をまとめました。

ライフスタイルとか実際の生活リズムなどで異なる点はあるので、
すべて取り入れるというより、取り入れられそう、自分でもできそうだなと一部だけでも参考にしてもらえたらうれしいです。

で実際に朝の時間の充実感を味わってもらえると最高です。


なぜ早起きをしようと思ったのか?

「なぜ」早起きを習慣にしようと思ったのか。

この「なぜ?」という理由がハッキリしていることは
なんでも行動を起こすときに大切な要素です。

夜型生活の限界

一人暮らしのときや結婚してしばらくは、
完全な夜型人間でした。

労働環境などでも早く起きる必要も感じず、むしろ、
起きてから家を出るまでの時間をできるだけ短くすることを
楽しんでいるくらいギリギリまで寝ていたいと思っていました人間です。


しかし、子どもが生まれてから生活は一変しました。

夜泣きであやしたり、ミルクを上げたりするために
寝ては起き、寝ては起き、を繰り返し、
夜に集中する時間を用意できなくなっていきます。

半年くらいで戻るだろうとどうにか対応していましたが、
次の子が生まれ、3人目も生まれ...とズルズルと伸びていく。


大きくなったらなったで、保育園に預けるために
朝の決まった時間に送りだすので、好きな時間に起きることが
できなくなりました。

さらに、寝かしつけるために絵本を読んだり、
横になっているとついそのまま一緒に寝てしまうことも増えていく。

どうにか起きていても一旦眠いモードに入るとなかなか集中できず、
「これはもう時間を作るには早く起きるしかないな」
と生活の変化から仕方なく決心したんです。


集中する時間が必要だった理由

当時からひとりでせどり、転売で生活費を稼いでいました。

そのため、仕事の時間も自分の裁量でできていたので、
会社員のように決まった時間に出社する必要はありません。

ですが、より売上を上げるための仕組みを作ったり、
それに必要な学習をしたりする時間を必要としていました。

日中は車で移動して仕入れをしたり、商品の発送作業などをしていたので、
他のことをするにはどうしても日中以外で集中して作業、学習する時間を作りたいと思っていたんです。


「早起き」という強敵との戦闘開始!

最初は早く起きようという決心と、アラームかけておけば、
そのうち起きれるようになるでしょ、と甘く考えていました。

とりあえず毎日繰り返しで午前6時にアラームをセットして、
子どもと一緒に寝て、早く起きようと決めました。

そりゃ単純に早く寝るので、ある程度は早く起きることはできたんです。

でも、やってみると起きてもボーっとしていたりすることもあったりして、
作業に取り掛かっても、まだ時間が足りないなぁってことが多かったです。

だからもっと早く起きたいと思い、アラームの時間を午前5時にしました。

これが長い戦いのはじまりでした。

まず、起きられない。
無意識にアラーム消して2度寝してたなんてことは一度や2度どころじゃありません。

意識があっても、スッキリしていないからもうちょっと寝よ、
と思って寝ることもよくありました。

意志の弱さがエゲツなかったです…


それでもやっぱり早く起きたい

思ったように起きることができない自分へのフラストレーションもたまるし、やりたいこともやれず、自己嫌悪モードに入っていきました。

そうなると、早起き自体をやめて、眠い目をこすりながら
子どもが寝静まったあとに作業するという夜型へ戻った時期もありました。

といってもやっぱり子どもと一緒に寝てしまったりして
生活リズムが安定しない日々が続いてしまいます。

結果、一周して「やっぱり早起きにしよう」と再挑戦を始めました。


意志との決別

前回の反省点として、意志の力とアラームのみに頼った方法では、
また同じ負のループにハマるな、と思って今度は対策を練り、
午前5時起きを実現させ、集中し充実した時間を作るための
事前準備を意識しました。

【アラームをセットしたスマホを洗面所に置いて寝る】

そのままなんですが、僕には非常に効果があった施策です。

アラームをセットしたスマホを洗面所に置いておくことで、
ストップボタンを押すには洗面所まで行く必要性を作りました。

洗面所まで行くと、蛇口をひねるというワンアクションだけで水が出ます。
(当たり前ですが…)

要は半強制的に顔を洗う、歯を磨くまでのステップを同時に行うようにしたんです。

これは大成功でした。

顔を洗うならまだしも歯磨きまですると、
そこから布団に戻る気もなくなります。

勝利です!やりました!おめでとう!チャンチャン♪


・・・とはなりません。

そのまま作業に入っても、頭がスッキリせず、中途半端に時間がある分、
ダラダラしてしまう。

これでは眠い目をこすりながらやるのと大差はありません。
欲しいのは充実した時間です。


起きるだけじゃダメ。充実した朝の時間を作るために

早く起きるだけでは意味がなく、充実した朝の時間を過ごすために
目をつけたのは、

「入眠の質を上げる」

という考え方です。

・お風呂と食事の時間を早くした
・夕食は食べ過ぎない、飲みすぎない
・寝る前の1時間半はスマホを触らない
・鼻うがいをする
・寝室を整える
・寝る前に一日を振り返り、よかったことを思い出す
・翌朝の予定を先に決めておく

全てを同時に始めたわけではなく、やっていくうちに増えていきました。

どれもそれほど難しいことではありません。

忘れないように日記で記録をつけることでスムーズにひとつずつ取り入れていくことができました。

スマホは洗面所の置いて寝るので、基本的に寝室には持っていかないことが習慣になっています。
それも良かったのかもしれません。


ここまでくると朝起きることはむしろ楽しみになっていました。

ここからはどんどん朝の時間の充実度を上げることに注力していきました。

起きたらすぐ作業、ではなくジョギングを取り入れました。

朝、外で体を動かすことが無かったので、
初めてやったときは気持ち良すぎて感動したくらいです。

空気も澄んでいて、朝日がさしてきたときの神秘的な雰囲気を独り占めしているような感覚で一瞬で好きになりました。

気がつくと、3,40分くらい外にいるようになり、運動も日常的にできるようになったんです。

それだけ動くと汗をかくので、帰ったらシャワーまでが
一連の流れになります。

必然的に作業する前にとてもスッキリした状態になるので、
集中力も実感するくらい上がりました。


早起きして気持ちよく作業できるけど…

早く起きてても、いろいろやってるうちに1時間程度かかってしまいます。

ぶっちゃけ、これってどうなん?と思ってしまいました。

というわけでやらない日を作ってみて、どっちがいいのか
記録をつけて実際に比べてみました。

結果だけ言いますと、朝の作業時間は短くなっていますが、集中力が違うので、あまり差が出ませんでした。むしろスッキリさせた方が進があった日もありました。


それだけではありません。

日中の集中力ややる気にも影響があり、1日単位での生産性もあがっていました。

試した結果は歴然で、1時間ほど使ってもありあまる恩恵がありました。


まとめ

やっぱり早起きはいい。

もともと「自分は夜型の人間だ!」と思っていましたが、
それは大きな勘違いでした。

むしろ早起きしようとしてもできなかった言い訳だったのかもしれません。

そんな早起きが苦手な僕でしたが、時間はかかったかもしれませんが、
朝方の生活にシフトすることができました。

ポイントは意志ややる気に頼らないようにしたこと。

どうしても布団から出るべき理由を作り、さらにそこから覚醒するまでの流れを体に覚え込ませたことが勝因だと思います。

体のリズムを変えるには3ヶ月が目安と言われています。
約90日間ですね。

その期間を絶対にやり切るんだ!と強く意識すればするほど、
できなかったときの自分への失望も大きくなります。

できない日があってもいいから、翌朝は起きよう。

朝のルーティン中に眠たくなったらちょっとくらい寝てもいい。

そんな甘々でも「起きた」という成功体験を積み重ねていけば必ずいつかムリなく起きられる時期がやってきます。


逆にどれだけできていても、どうしても前日の飲み会や徹夜など睡眠に大きな影響を与えるイベントはやってきます。

そういう時は仕方ないのですが、朝のルーティンを少しでもやっておくと体にはリズムや流れが定着してきます。


一気に圧をかけて、ムリヤリ習慣にしてしまうなんて力技は僕にはできません。

ですが、朝活はできるようになりました。

人それぞれで合うやり方、方法もいろいろあります。

もしかしたら、本当に夜のほうが合っている方もいらっしゃるでしょう。

それでも、ぜひ一度朝に充実した時間を過ごす経験をしてみてほしいな、と思っています。

少しでも、その参考や一助になれたら、とても嬉しいです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集