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ぽん太の東海道五十三次歩き旅(29)池鯉鮒宿→熱田宮宿

こんにちは。ぽん太です。3連休最終日は、暑さに参りながらも、なんとか熱田神宮のある宮宿にたどり着くことができました。


旅日記

 2023年9月18日。今日は昨年11月に先回りして訪れた七里の渡し跡を目指して、7:30ホテルを出発。昨日の温泉の効能のおかげか、足取りは軽い。知立は鯉や鮒が多かったためか、江戸時代は「池鯉鮒」と書いた。途中知立神社に立ち寄り、その名の由来の御手洗池を見物。
 昨日の暑さで、足が真っ赤に焼けているのにビックリ。

知立神社御手洗池
鯉がいっぱい

 その後1号線や旧道を行ったり来たりしながら前に進む。富士松のあたりの旧道はなかなか趣のある道だ。
 9時過ぎに、尾張と三河の境界と言われる境橋を渡る。今日も暑く、途中豊明駅のコンビニでアイス休憩。それにしても、毎日2~3リットルは水分補給しているな。

旧道沿いの趣のある街並み@富士松近辺
標識にもついに「大津」の文字が出てきたぞ。
尾張と三河を分かつ境橋

 阿野の一里塚も道の両脇に立派な一里塚が残されている。それにしても、愛知県は一里塚の保存率は他県よりも高いのではないだろうか。
 10:30には桶狭間古戦場跡に到着。今川義元が織田信長の奇襲により敗れた有名な戦場であるが、こんな街中にあるとは思わなかった。
 このあたりは東京から350キロ地点にあたる。京都まで150キロだ!

阿野の一里塚跡
日本橋から約350km地点@中京競馬場前
桶狭間古戦場跡
小さなクワガタ発見!

 桶狭間古戦場跡で小休止の後、間の宿有松に入る。ここは有松絞りと呼ばれる独特の絞り染製品で有名で、広重の絵も鳴海宿なのに有松の様子が描かれている。また歴史的な町並みが残されており、とても素晴らしいところである。時間があれば一日ゆっくり見て回りたいところだが、先を急ぐ。

歴史的な建造物だらけの有松
有松の街並み

 11:30左京山あたりのうどん屋きくのやで、昼食タイム。名古屋名物きしめん定食を食べる。生姜が効いてうまかった。
 その後鳴海宿に入る。江戸時代は、この近くまで海岸線がきており、道の西側が干潟であったという。今は住宅街となっており、当時の面影はない。ここでお土産に和菓子屋茂富で「栗きんとん」を調達。この時期にしか売っていないのだ。
 その後空がだんだん怪しくなってきたと思いきや、天白川あたりでゲリラ豪雨に遭遇。しばらく雨宿りをするとまた雨があかり、旅を再開。

きくのやのきしめん定食
栗きんとんを買った菊屋茂富さん

 笠寺一里塚笠寺観音、呼続(よびつぎ)を過ぎると、ブラザー工業、パロマ、トヨトミ、マキタなど愛知発祥の企業の看板が次々に現れ、都会っぽくなってくる。ようやく名古屋に到着したのだ。

雨上がりの笠寺一里塚
笠寺観音
微笑ましい商店街の似顔絵図
ついに名古屋市内だ
かつて宮宿の東を流れる精進川にかかっていた裁断橋跡。民家の前にあるのはビックリ

 15時、七里の渡し場(熱田湊跡)に到着。昨年11月にNPO法人堀川まちネットのクルーズ船に乗った場所だ(☞17日目参照)。これで、日本橋から名古屋まで通しで歩いたことになる。少し、自分の足を褒めてやりたい。

1年前NPO法人堀川まちネット主催の七里の渡しクルーズでも訪れた七里の渡し跡


    今回は暑さに参りながらも、なんとかここまで無事到着できて一安心。1年前に船旅で桑名まで渡ったので、次回は、桑名から再開だ。
 いよいよ東海道歩き旅もあと120キロでゴールインだ。ラストスパート頑張ろう!

熱田神宮
歩きの後は、近くの山王温泉喜多の湯で乾杯!

記録

  • 総歩数:41,369歩

  • 実際に歩いた距離:24.8km

  • 訪れた宿場:鳴海宿・宮宿

  • 宿泊:なし

本日の行程

知立から熱田までのルート

広重の絵

鳴海宿

「鳴海 名物有松絞」  
有松絞は尾張藩の特産品。
店の中では商談が行われ、街道では旅人が歩みを進めている様子が伺える。
現在の有松宿。広重の絵にも出ている井桁屋は健在

宮宿

「宮 熱田神事」

熱田神宮の「端午の走り馬」という神事の様子を描いている。男たちが馬を先頭に早駆けする様子が伺える。
現在の熱田神宮


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