[詩] CARPE DIEM
枯れ果てたと思っていた涙が
またひとつふたつとこぼれ落ち
我が罪を消し去ろうと
光の粒を差し出していく
君にとっては罪滅ぼしの涙
誰かにとってはただの塩水
厳しいこというようだけど
世の中そういうもんだって
思い知らされてく時の中で
こちらからあちらへと
流れていく物語を
またひとつふたつと見送って
過去の過ちは少しおぼろげに
時に鮮明フラッシュバック
あの日あの時あの瞬間
戻らぬ時間ももう僕の財産
戻ることなんてできないなら
今を見つめて今と抱きしめあって
ぶつかり高め合い
今日という日と共存してく
僕は今日も今日と生きるのだ
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題名にした「CARPE DIEM」は
私が20歳のときに「日々を生きる」
という意味だよと教えてもらって
20歳のテーマにしていた思い出の言葉です。
「今を楽しめ」という意味も
あったりするみたいですね。
今でもふと思い出すお気に入りの言葉です。