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ライフイズオールライト


突然なんですが、仕事の捉え方って本当に人それぞれだと思うんです。

「めんどくさくてやりたく無い。」「趣味のため。」「生きがい。」

捉え方は人それぞれありますが、仕事は人生において絶対に切り離すことができないもの、それだったらやりたいことをやって楽しく充実した時間にしたい。

でも現実、仕事を楽しむにはどうしても避けて通れないことがある。それは「やりたく無いこと」です。


余昧23年しか生きていない若造が言うには少し説得力に欠けると思うけれど、十中八九やりたいことしか用意されていない職場は存在しないと僕は思っています。



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きっとそれはどんな仕事でもそうだと思うんです。

仕事を突き詰めていくのが楽しいと感じる人もいるけど、そういう人にだって必ずどこかで苦労の要因はある。
身体的な問題、金銭的な問題。きっと探せばいくらでも見つかる。


自分の話を少しだけさせてください。

僕は本業で料理を仕事にしています。
高校の時料理にハマって好きになり、そのまま専門学校を卒業して働いています。どれだけ好きなことを仕事にしていてもやっぱり楽しいこと以上に大変なことの方が多いです。

まず朝起きるのが辛いし(それはみんなそう)料理のオーダーが一気にごちゃっと来た時は焦るし結構疲れます。あとは、新メニューの試作で思うような物ができなくてついイライラしてしまったり。

本当にたくさんありますが、それでも報われる瞬間も勿論あります。

月並みなことではあるんですが、お客様が料理を喜んでくれたり、お酒を飲んで楽しそうに笑っていてくれたりすると僕は安心します。

それに、自分の作ったものを褒めてもらえると自己肯定感が高まる感じがするんですよね。
自分を素直に褒めていい場所という意味でも仕事って自分を構成する上で本当に大事な役割だなぁと思うんです。


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今回撮影させて頂いたのは、べっちさん。

仕事にかなりのこだわりを持って望んでいる彼女です。

今の仕事は飲食店スタッフですが、前はコスメの仕事をしていたことがあります。


転職ができる人ってすごいなと思うんですよ。

コミュニケーションだったりとか臨機応変さとか、どんな仕事にも通じて必要なスキルっていうのは確実にあると思うんですけど。
僕がすごいと思う転職は「専門職」から「専門職」への転職です。

全く違う業種に走る人。
べっちさんはいわゆるそのパターンなんです。
僕も飲食店で働いているからわかるんですけど、正直飲食店で働く際コスメの知識は全く使う機会はありません。

強いて使えるスキルや知識はおそらくお客様との会話に慣れているという点くらいだと思う。

今まで蓄えてきた武器は使えないまま新天地に....というのは正直僕はできない。
きっと僕なら今やっている仕事に近い仕事に転職すると思う、卸売業者とか。

でも、べっちさんは大変だと嘆くどころかそれ以上に自分のこだわりを突き詰めて仕事に向き合いながら楽しみを見出している、しかも同い年。素直に尊敬せざるを得ない部分が沢山ある彼女です。



そんなべっちさんの生活に欠かせないのが、大好きなロックバンドの存在だと言います。


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▷お話受けていただきありがとうございます。早速なのですが、べっちさんにとって音楽はどんな存在ですか?

「音楽は簡単にいうと元気の源です!

いろんな節目でそれは感じたんですけど、高校の時大好きなロックが聴けなくなるくらい落ち込んだ時があってその時も結局元気付けてくれたのは音楽でした!当時はゴールデンボンバーを聴いていました。


そして一昨年、ずっとやっていた仕事を辞めました。同時期に親友が亡くなり、かなり精神的に落ち込んでいたことがあって。また音楽が聞けなくなりました。ただそこで予定していたSUPER BEAVERさんのアリーナツアーが控えていて、元々全箇所いく予定だったので行くことにしたんです。
セットリストはほとんど変わらなかったんですけど、その時の心境とかによって音楽の捉え方がものすごく変わったんです。同じセットリストでも全く違う感情になって。音楽ってそういうところもすごいなと思いましたし、タイミングがタイミングだったのであの時はほんとに支えてもらいました。
今でも忘れられない思い出です。」





▷コスメの仕事から飲食店スタッフにジョブチェンジしたわけですが、仕事を転職したきっかけをお伺いしても良いですか?

「元々やりたかったことがその会社じゃなくても良いんじゃ無いかって気づいたんです。
安定していたのは良かったんですが、どこか挑戦心にかけた生活をしていたなと思います。
それってお金以上に自分にとっては大切にしたいことでして。前の場所で仕事をしてくうちに、こういうことがしたくて入ったわけじゃ無いなって気づいてしまったんです。

周りに合わせるだけの毎日を送っていたと思うし、それに人として尊敬できる人が全くいなくて。本当にこのままでいいのかと思い、それで決めました。」

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▷自身の在り方を大事にしてる感じがすごく伝わります。そんな中で仕事で大事にしていることはありますか?

「『美味しかった』を聞き出すような声かけをあえてするようにしてます!お客様の声を直接聞きに行くことが楽しいです。
あとは、昔あれほど嫌いだった職場でお客様との会話に慣れていたことは結構大きいなと思います。それを応用して今ちゃんと使えているのが嬉しいです!

前の職場はお客様への提案が苦手だったり、言われたことだけやらなきゃ!新しいことはよくわからんって感じだったんです。(笑)

でも今は違って、社員もバイトも関係なく自分からガンガン仕事をもらいに行ってます。
仕事をする上で大事にしてることがあって、頂いた恩は必ず誰かに送る「恩送りの法則」っていうのを大事にしてるんです。
店長代理が一番誰よりも働いているのに、スタッフに本当に全員に親身に接していて。私にもすごく良くしてくれて、恩をもらったら誰かに送るっていう循環ができるのって素敵な職場だなと思ったんです。

毎日違う人が来るからこそ接客はナマモノだけど、これまでの仕事で得たこと全部活かしてしっかり優先順位つけてやっています、それが出来た時の達成感も楽しいです!」


▷ありがとうございます!では、べっちさんの一番思い入れのある一曲を教えてください。

ゴールデンボンバーらふぃおらです。


思い出深い曲というわけじゃないし、誰かと一緒に見たとかでも無いんですけど。なぜかこの曲は少し特別で。

ゴールデンボンバーさんって基本的にどの曲聴いても元気でるし、人によってはなんかバカやってるなぁって感じあるんですけど、この曲はシンプルに良い曲なんです。(笑)

私、落ち込んでいる時に寄り添われすぎると逆に落ち込んでしまうっていうちょっと変わった感性なんで、このくらいの明るいメロディに素敵な歌詞が乗っかっている、くらいがいいんですよね。この曲はちょうどいい。
歌詞を見なくてもメロディで元気が出るし、歌詞を見ても元気が出る。


好きなバンドは沢山あるんですけど、仕事で失敗しちゃった時とかはゴールデンボンバーさんの音楽に元気もらったことは多いので、かなり思い入れあります!」


▷では最後に、今の音楽シーンに対して思うことはありますか?あくまで一音楽ファンとしての言葉をお願いします。


「ありきたりな回答にはなっちゃうんですけど、自分の中で好きな音楽っていうのはしっかり貫きたいんですよね。好きなことを否定されるのは辛い、誰にも否定されたく無いです。
なので最近のSNSは見てて少し苦手です。

各々がしっかり考えて、みんなが大好きな音楽と自分が大好きな音楽がどこかで合わさって純粋に音楽が楽しめる風に戻ってほしいなと思います!

マナーや思いやりは大切ですけど、そこに否定は絶対必要ないと思います!」


優しい言葉よ胸に届け、届け。どうか笑って。
Life is all right

ゴールデンボンバー /  らふぃおら



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