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映画のハシゴは強制気分転換

今回は気分転換の方法について紹介します。
 
 
ご自身なりの気分転換の方法を持っていますか?
 
嫌な気分のまま切り替えることができないとストレス状態が続きます。
嫌な気分ではなくても気分を変えて忘れたいというときはあると思います。
 
今回紹介したいのは、気分転換のために映画を観るということ。
 
そんなことは、わかっています、と思われるかもしれません。
でもこの映画の観方をすることで、より強力に気分転換を行うことができるのです。
 
気分を変えるのが苦手という方は参考にしてみてください。



それは、いくつかの映画作品を連続で観る、ということです。
映画のハシゴですね。
 
一作品だけではなく、いくつかの作品を一日で観る。
 
 
映画を観て気分転換ができるのは、主人公の感情やストーリー、世界観に浸ることで日常と離れることができるからです。
 
映画を観終わって映画館から出ると、まるでその主人公を気取るかのような態度になることがよくあります。
任侠映画を観たあとに態度が大きくなるなど。
 
一作品でもそうなるわけですが、作品のハシゴすることでそれを連続して行うのです。
次の作品ではまた別の世界観に浸り、そのまた次の作品ではさらに別の世界観に。
 
いくつもの世界にトリップするような感覚。
 
すべての作品を観終わったときには、もはや元の気分は思い出しにくくなっています。
 
 
私は昨日3本の映画を連続して観ました。
 
12月28日が仕事納めで昨日29日から休みに入りました。
休みに入っても仕事の気分が抜けきらないことがあるのですが、今は完全に切り替わっています。
 
昨日は映画館ではなく、以前から観たいと思っていた作品をAmazonのプライム・ビデオで自宅にて観ました。
 
ちなみに作品は、
『ドライブ・マイ・カー』(原作 村上春樹)
『あゝ、荒野』の前篇と後篇(原作 寺山修司)
 
何年か前の作品ですが、すべての作品の時間が長いのでまとまった時間にじっくり観ようと、年末に残しておいたのです。
 
長かったのですが、両方ともずっと没入できる作品でした。
 
観終わったあとの私の状態はというと、
交互に作品の世界観がよみがえってくる感じ。
 
それによって、休み前の気分から完全に切り替わりました。
 
私のように休みに入るとき、嫌な気分を忘れたいなというときにおすすめです。
 
 

今回は、気分の切り替えには連続で映画作品を観ていくつもの世界にトリップするという方法を紹介しました。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。


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小林いさむ|公認心理師

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