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日本茶散歩

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日本の原風景、茶畑や棚田が織りなす琴線に触れる風景は、そこに生きた先人たちが繋いできたものです。 旅先で心動かされた日本茶をめぐる物語を綴りました。
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2024年10月の記事一覧

<東京>三鷹の森ジブリ美術館から吉祥寺まで、キンモクセイ香る季節に喫茶点々

三鷹の森ジブリ美術館ティータイム  この日、まず目指したのは、三鷹の森ジブリ美術館。予約…

お茶ガイド
10時間前

<東京>東京雲海 椿山荘インルームアフタヌーンティーステイ

 山縣有朋は長州藩下級武士の子として生まれ松下村塾で薫陶を受けて、伊藤博文らとともにイギ…

お茶ガイド
10時間前
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<山形>4潔が生きた、築いた地。米沢の郷土料理を食べる

米沢市は米沢藩の城下町だった  前田慶次、伊達政宗、上杉謙信、上杉景勝、直江兼続、その歴…

お茶ガイド
15時間前

<和歌山>開創1250年余唐僧開基の寺紀三井寺、可愛いパン屋を見つけた

1250年、唐僧開基の寺  西国観音霊場第二番札所救世観音宗総本山紀三井寺は、奈良時代末期の7…

お茶ガイド
15時間前

<東京>ミステリークエストで夏目漱石と過ごした新宿ティータイム

ミステリークエスト夏目漱石からの挑戦状  『ミステリークエスト夏目漱石からの挑戦』は漱石…

お茶ガイド
16時間前
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<高知>坂本龍馬脱藩の道は、茶堂点々

坂本龍馬脱藩の道  坂本龍馬は1862年3月24日に土佐藩(高知)を出奔し伊予の国(愛媛)に向…

お茶ガイド
16時間前
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<高知>山奥に隅研吾建築群、雲の上の図書館で知る雲の上の歩き方

 「ゆすはらは日本のチベットだよ」旅の途中、民宿で出会った人が語った言葉の謎を解くため、導かれるように梼原町を訪れました。   雲の上の図書館  梼原町は日本最後の清流といわれる四万十川源流域に位置し、町の9割以上を森林が覆う山村です。そんな山の中にコロナ禍以前町の人口の100倍の観光客が押し寄せていたといいます。  ヒントを見つけるため先ず訪れた図書館は、その名前も雲の上の図書館。スタイリッシュでありながら、山の風景に溶け込んだその名の通りの外観です。他の図書館にはあまり

<岡山>可愛いを見つける倉敷散歩、ティータイム三昧

3つの日本遺産が交錯する倉敷のイメージを体現した倉敷美観地区  岡山県には、7つの日本遺…

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<島根・東京>森鴎外没後100年、津和野から鴎外忌の谷根千散歩

 2022年は森鴎外没後100年でした。山陰の山に囲まれた町に生まれて明治大正という日本がまだ…

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<愛知>プーさんに教えてあげたい。メルヘン世界みつばち村のさんぽ道

 みつばち村のさんぽ道を初めて目指したのは6月の頃。  みつばち村の最寄り駅は豊川稲荷で…

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<奈良>地蔵盆とは?空海ゆかりの寺で知る古都の伝統文化

 古都奈良の観光地と言えば、鹿たちが集う奈良公園一帯、東大寺・春日大社などの世界遺産に、…

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<岡山>日本三大庭園後楽園の夏は、幻想庭園

桃太郎伝説発祥地  空の玄関口である空港、陸の玄関口である駅、共に桃太郎が出迎えてくれる…

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<東京・ソウル>夏こそ食べたい韓国フード、コングクスを求めて

パッピンス  ここ数年、夏が近づくと特集されるかき氷。夏のひんやりスイーツの代名詞ですね…

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<京都>茶農家民宿に泊まって、絶景茶畑とお茶料理

 暮らすように旅してみよう。京都のお茶畑に囲まれた町で4泊5日何をするでもなく緑を浴びて、美味しい手料理を食べる日々を過ごしてきました。   茶源郷とは  文化庁によって茶畑のある風景が「日本茶800年の歴史散歩和束町の茶畑景観」日本遺産に選ばれた京都和束町は800年も昔からお茶作りが行われている地域です。和束の茶栽培は、鎌倉時代海住山寺の高僧慈心上人が明恵上人から茶の種子を分けてもらい鷲峰山に植えたのが始まりと言われています。世界で日本茶の代名詞である宇治茶の45%近くを栽