見出し画像

<愛知>プーさんに教えてあげたい。メルヘン世界みつばち村のさんぽ道

 みつばち村のさんぽ道を初めて目指したのは6月の頃。

 みつばち村の最寄り駅は豊川稲荷で有名な豊川駅の隣にある三河一宮駅です。豊橋駅から二両編成の列車に乗ってコトコト山のほうへ向かう路線です。三河一宮駅で列車からホームを下りたのは3人だけ。車掌さんも出て来て先に下りた2人としゃべっているので、「電車を待たせて何をしているの?」と思って近づいて行くと、乗車券の精算をしている!無人駅に気づいた瞬間でした…。豊川駅の隣駅で、山どころか町中の駅なのに、すでに無人駅…、ホームで精算してもらっている間車両の中にいる乗車客の視線が気になりましたが、そこは無人駅どころか秘境駅を複数抱え「飯田線秘境駅号」という観光列車まで走らせている飯田線、慣れた光景のひとつのようでした。

車内での精算を忘れるとこうなります。車掌さんがホームに下りて精算してくれる風景
三河一宮駅

6月のみつばち村
 駅からとことこ歩いて30分ほど、草原のむこうにメルヘンの世界にありそうな建物が忽然と目に飛び込んできました。

緑のむこうにみつばち村さんぽ道
みつばち村の6月
みつばち村の6月
みつばち村の6月
みつばち村の6月
みつばち村の6月

 イングランドで最も美しい村コッツウォルズの6月のように花が美しい田園風景です。

 外の風景を十分楽しんで、ティータイムをとろうと中にはいると悲しい現実に気がつきました。はちみつ屋さんはやっていたのですが、ティールームは自粛中につきお休みだったのです。

一年後8月再びのみつばち村
 再び訪れたのは、暑さ真っ盛りのお盆休みの頃でした。その日は土曜日だったので、はちみつのお店だけでなく、土日のみ営業するお菓子のお店も30分遅れてオープンするはずです。9時半オープンと同時に入って、「一名、カフェ利用です」と言うと、「二階に上がってすぐのテーブルか二階窓際のテーブルにどうぞ」という嬉しい言葉が返ってきました。足掛け2年かけた念願がかなった瞬間でした。通常のカフェスペースは一階奥になりますが、二階にもグループ用の部屋と小さなテーブルを置いたフリースペースがあるのです。

はちみつのお店二階
二階ティールーム

 外を眺めながらティータイムできる窓際の席を選んで、メニューを開きます。選択は「はちみつシフォンケーキセット」と「女王のスペシャルスイーツ」の2択です。

はちみつシフォンケーキセット

 思い立ったらふらっと行けるような場所ではないので、本来ならば季節のスイーツ盛合せで味を制覇してみたいところですが、せっかくお菓子の家がオープンしている週末に来たのですから、そちらでもティータイムを楽しみたいものです。ここは、後でもう一品食べられるよう、シフォンケーキセットを選びました。セットの紅茶は、ダージリン、アッサム、キャンディ、ウバ、アールグレイなど揃っていましたが、ここでしか飲めなさそうな「つくでの紅茶」を。作出高原で有機栽培された茶の葉を紅茶にしたものです。ティーポットと一緒にハチミツのボトル。紅茶とシフォンケーキに好きなだけかけていただきます。一階で量り売りしている旬のはちみつです。

お菓子のお店へ
ステンドグラスも照明もはちみつ色

 お菓子の家で販売しているのは、スイーツ類とテイクアウトドリンク。ドリンクは、アイスコーヒー(ブラック)、はちみつコーヒー(Hot & Ice)、はちみつレモネード(Hot & Ice)、はちみつレモンスカッシュ、ゆずシャーベットがあります。

 豊川名物の千両芋をパイで包んだ豊川千両さつま芋パイとはちみつレモンスカッシュを庭のテーブルでいただきました。レモンスカッシュの中にはレモンのはちみつ漬けとはちみつが沈んでいるので、飲む前にしっかり混ぜていただきます。

はちみつレモンスカッシュ
スタンプカードもメルヘン

 プーさんが知ったら、喜ぶに違いない、みつばち村さんぽ道でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?