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真冬で絵も描けないし、東京もいきにくく見たい展示も見れない、友達とも会いにくい。また訪れた取り残されていく感覚。ふいにでる文句と不安と弱音を反芻しながら歩いてたら地元で高級売れっ子店が寒い中、リヤカーでお弁当を売っていた。プライド捨てて、絶対生きていくって顔してた。鼻のおくがつんとして、涙のにおいがした。ひとつお弁当を買うと、深くお辞儀をされた。暖かいはずの料理は冷たくていくぶんか量が少なかった。わたしも生きていくぞ。ひとりじゃないぞ。

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