股関節内転筋群の「骨盤に対する作用」と「大腿骨に対する作用」の使い分け!
今回は、股関節内転筋にフォーカスした運動療法のポイントについてお伝えするコラムにさせて頂きます。
内転筋群が弱化している方に対して、運動療法をしても内転筋をしっかり使うエクササイズができないことや、内転筋を使っている感じはエクササイズとしては出せるけど、実際に動作や姿勢などに活かされていないケースも少なくないのではないでしょうか??
そんな股関節内転筋を実際の日常生活やスポーツにも繋がる様なアプローチや介入の方法などのアイデアをお伝えさせて頂きます。
股関節内転筋のトレーニングの盲点
ピラティスマシンを活用しなくても、一般的な内転筋のエクササイズとしてMMTなどでも似た様な形がありますが、側臥位などで股関節内転の動きを行う様なエクササイズも代表的だと思います。
内転筋エクササイズに限った話ではないですが、股関節周囲筋群に対して運動療法を行う際にまず第一に考えなければいけないのは、大腿骨の動きよりも骨盤帯のポジションや動きになってきます。
つまり、股関節内転筋が使える状況下どうかも骨盤帯のポジション次第で大腿骨を可動させた時に内転筋群が使えるかどうかがほとんど決まっているとも言えます。
股関節内転筋を確実に使うコツ
ここからが本題の様なものですが、、
股関節内転筋は股関節の内旋や外旋などにも作用しますが、一般的には内転筋・外転筋は運動面としては前額面での動きがメインになってきます。
前額面上で内転動作を入れる際に、骨盤と大腿骨の関係性を考えなければいけないわけですが、、
【股関節内転運動の種類】
股関節内転運動(その1)
股関節内転運動(その2)
股関節内転運動を上記に2つ載せましたがどちらも同じ股関節内転になります。
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