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私がnoteで発信していること ~いまどきのキリスト者の静かな日常

 ときどきnoteで「自分のクリエイターページ」を開き、記事のラインナップを眺めます。猫、料理、詩、エッセイ、聖書、読書や他コンテンツの紹介と、いろいろなものが並んでいて、私のページはほんとうにつかみどころがないなあ(笑)と、思います。

 でも、自分なりには、ひとつのテーマがあるのです。
 それは、「いまどきのキリスト者の静かな日常」。
 どうして「静かな」という形容詞がつくの? というと……昨今の流れにのって「ゆるい日常」としてもいいところですが、「ゆるい」という言葉の多用から自分的にはちょっと距離を置きたい気持ちがあります。なら「愉快な日常」とでもできれば楽しそうでいいのでしょうが、夫いわく、私の性格は超がつく真面目とのことで、無理はしないことにしました。「静かな」くらいが適切かな、と。
 実は波瀾万丈な人生を歩んできているので、「静かな日常」は私の願望でもあるのです。

 もちろん、テーマのかなめはそこだけではなく、前半の「いまどきのキリスト者の」のほうにもあります。言い換えれば、現代の日本のクリスチャンの、ということ。

 日本では、クリスチャンは人口の1%未満と言われています。100万人くらいが全国に散らばっているということですね。そのなかには、自分がクリスチャンであることを、オープンにしていない人もいるでしょう。
 私自身、洗礼を受けようと思ってキリスト教会を訪ねるまで、日本のクリスチャンの方々が、実際にどのような生活をしていらっしゃるのか、ほとんど知りませんでした。
 書籍やWEBを調べると、キリスト教はこんな宗教です、聖書にはこんな言葉があります、という情報はわりとたくさん手に入ります。けれども、同時代に生きているキリスト者たちの顔が見えない。肌感覚がわからない。
 ごはんを食べる前に必ずお祈りはするのだろうか、食事のメニューは一般的な日本食と違うのだろうか、洋画みたいに何かあったら十字を切って、やっぱり「アーメン」と言うのだろうか、お笑い番組を見て笑ったりするのだろうか、寝坊して焦ってバタバタしたり遅刻したり、誰かと感情的に言い争ったりはしないのだろうか……などなど、そういった「ふつうの日常」が、秘密のヴェールの向こうにある感じで、関心を持って調べても、よくは見えてきませんでした。

 もったいないなあ、と思うのです。これだけSNSやブログなど、個人が発信できる環境が発達している時代に。

 一般の、ノンクリスチャンの方々がまず、いちばんに知りたいのは、キリスト教の教義とか聖書の言葉の意味とかよりも、現代に、隣にいるかもしれないクリスチャンの素顔ではないか。そんなふうに考えて、私はnoteを始めました。

 ゆえに、テーマは「いまどきのキリスト者の静かな日常」です。
 信仰について考えたことや、聖書の言葉も書くけれど、並行して、わが家の猫や、食事や、庭づくり、散歩、愛用のグッズなど、私の暮らしを多角的に見ていただけるようにしています。ときには詩や小説作品も。
 1日1記事の更新で、日替わりランチのように楽しんでいただけたら、と。こんなクリスチャンもいるんだなあ、くらいに思っていただけたら幸いです。

 私はTwitterをしていないので、noteの片隅でひっそりと発信しているだけなのですが、私の記事をTwitterで取り上げてくださる方がいたり、おそらく検索エンジンから来訪してくださるのかなあという現象があったり。思いのほかたくさんの方に読んでいただけて、たいへんうれしく感じています。

↓おかげさまでこちらの記事は、22,000ビューを超えました(2024年9月3日現在)。ありがとうございます。

 読んでくださるみなさまに勇気とパワーをいただきながら、これからも書き続けていきます。


◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから、あい(ai_kotoba)さんの作品を使わせていただきました。ありがとうございます。

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真帆しおん*MAHO Shion
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