店舗で使うボールペン、こだわっていますか?
小売業に携わる皆さんと主に「接客」「販売」という内容で研修やアドバイスをさせてもらっています。
研修に参加される方に「自店・自社の商品やメニューを持ってきてください」とお願いすることが多くあります。
接客ロールプレイング研修では、比較できる複数の商品であったり、コーディネートできるような+アルファもお持ちいただくなど、その時々で変化します。
毎度、思いがけず良い品に出会ってしまい、一人のお客様目線としても楽しいひとときを過ごしております。
研修の場面では、商品とスタッフ自身(人)にまつわることを指導・アドバイスすることがほとんどですが、私自身が買い物をする立場で
・店の格
・お客様への配慮
・スタッフの嗜好
(・客側の私個人としての幸せ)
に大きく影響しているのが、スタッフ(店)からお借りする文房具(主に筆記用具)があります。
店舗で買い物をする際に、配送や取り寄せなど伝票を書く機会が多いため、お借りする筆記用具(ほぼボールペン類)によって、何となく幸福度が変わります。
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この点は個人差があると存じますが、私は書きやすいペンをお借りできると伝票の文字が少しはマシになるので、気分が高揚します。
逆も然り、贈答品の配送伝票などを記入するときに筆記用具が馴染まないと気持ちが少々沈みます。
文房具への偏愛はさておき
お客様にお使いいただくもの=店内備品というのは、思っている以上に店の格とか印象を変えるものだというのは多くの方が認識されていると思います。
大きな什器や会社が統一して使っているものは、ブランドらしさを意識できていることが多いですが、日々の消耗品はなかなか個性が出ていますよね。
買い物や食事、サービスを受けることにおいて、お借りするボールペンの良し悪しについて、注文はありません。
ただ、気遣いがあるなあ。とか、この書き心地を選んでいるスタッフの方と好きなタイプ似ている!と嬉しくなることはあります。
「このペン書きやすいですね」とスタッフにお声かけすると、「そうなんです。お気に入りなのです!」と共感し合えるひとときもあり、そんな小さなことでも、誰かと何かを共感できる喜びを味わえる店舗があります。
接客におけるお客様との関係づくり
共感性のある会話
小売業のエキスパートたちは、必ずしも「商品」で始まる会話とは限らず、店内のあらゆる場面で、お客様の好みや感性をキャッチできているように思います。
店舗に来てくださったお客様と楽しい買い物・お食事のシーンを演出できるよう、目配り・気配り・心配りをしたいものですね。