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〈書く事〉考

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ひろい集めて筏をつくる。
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2020年2月の記事一覧

書くことが、変化して行くこと

書くことが、変化して行くこと

 昨日はお昼から、まるネコ堂で開催される文章筋トレに参加した。参加者は共同主催者のO氏と友人のTさんとぼくの3人。近況をそれぞれ報告してから、90分の文章筋トレを開始した。

 あっと言う間の90分で書き上げた3人の文章をプリントアウトして、それぞれ読み込み、感想を言う。
 O氏の文章は記事になる前のラフスケッチのような感じ。考えていることを言語化して記事にする過程を垣間見るようだった。読ませる内

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書くことと読むことと

書くことと読むことと

昨日は書くことと読むことをたくさんしたおもしろい日だった。

書くことでは、午前中、元祖というかほんまもんの『文章筋トレ』に参加した。10分と45分の筋トレ。45分ははじめての体験だった。ひとまとまりの時間のなかで書くことができた。そもそも上手下手を競うものでも目指すものでもなく振る舞いは自由なだけに自分があらわれるしあらわすことができる。あらわになる時間。それがまことに気持ちよい。互いが書いた文

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ダメだと思ってもあきらめずに、アイデアのメモを持ち続け、書くこと



昨日書いた「仮想の愛」もそうで、ぼくが書くものなかには、そのアイデアの端緒を思いついてメモしてから、こんなくだらないもの…、と思っていったん捨ておいて、その後一年、二年と経ち、またなにかをきっかけにふくらんで、最終的にまとまった文章にできたというものがわりとあります。だから一度これはダメだと思ってもデリートせずに、メモをずっと残して持ち続けているんですね。ふだんから頭の片隅にもおいています。

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小説すばる新人賞歴代受賞者インタビュー「こうして私は作家になった」
第1回・佐藤賢一さん

小説すばる新人賞歴代受賞者インタビュー「こうして私は作家になった」 第1回・佐藤賢一さん

 『小説すばる』1月号より、小説すばる新人賞受賞者によるリレーインタビュー企画がスタートしました。
 小説すばる新人賞出身の作家の方々に、創作活動の裏側から新人賞を目指す人へのアドバイスまで、幅広く語ってもらうコーナーです。

 記念すべき第一回目は、西洋を舞台にした歴史小説で知られる佐藤賢一さん。
 デビューに至るまでの道のり、執筆上の工夫、作家としての今後の展望などなど、盛りだくさんの内容にな

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