スタートアップにおける新卒リーダーの変化の軌跡
こんにちは! @ShinjiTakenaka です。
今日は、弊社LX DESIGNの新卒リーダー(まりんちゃん)の最近の成長速度が素晴らしすぎるので思わずnoteを書きたくなりました。
(LX DESIGNは教育に興味を持つ社会人と学校現場をつなぐ「複業先生」を運営する教育スタートアップです)
1. 学校に寄り添い続けた1年目
まりんちゃんが LXに入社したのは2022年8月。当時はまだ新卒1名と代表だけが正社員で、私も業務委託での関わりでした。
はじめて話したときの印象は、すごく情熱に溢れている人という感じでした。学校教育を変えていきたい!そして地元に尽くしたい!と。
学校現場と複業先生をつなぎたい!そんな熱意のもと、当時のリーダーと一緒に少しずつオンボーディングが進んでいきました。
まりんちゃんと話をしていると「授業(のコーディネート)頑張りました!」や「学校の先生の悩みを聞いてきました!」などをいつも嬉しそうに報告してくれました。事実、学校からの満足度はいつも高い水準を維持してくれていました。
当時は「会社経営の視座」というより「学校現場に寄り添うという視点」を常に大事にしてくれていたんだなと思います。
だから、いくら時間をかけてでもより品質の高いものを意識する志向性をお持ちでした。(コスト意識という観点はこれからだなと感じていました)
2. 転機:ある日突然リーダーに…不安の日々の始まり
順調にぬくぬくと成長していたまりんちゃんですが、ある日、当時のリーダーが卒業することになりました。
これまではいちメンバーとして授業を回す、ということを中心に業務をしていたわけですが、突然リーダー業務を任せることに…(今思うと、この意思決定は本当に正しかったと思っています。)
LXで期待する主なリーダー業務は以下のとおりです。
中長期および単年のロードマップを策定する
OKRをはじめとする目標管理
各メンバーの進捗管理・人材育成・リソース管理をする
必要に応じ採用業務を積極的に行う 等
ただ、当時はまりんちゃんから「不安です!全然分かりません!」とオープンに言ってもらいました
(LXにはバリューの1つに「オープンマインド」というものがあり、不安や課題感も含め共有し、みんなで解決しよう!という志向が強いです)
だからこそ、全社を巻き込んで不安に向き合える土壌がありました。
3. 試行錯誤の日々
リーダーになったはいいが、どうしたらいいか?
そんな悩みに向き合うべく、LXには業務1on1や各種会議(リーダー同士の会議や意思決定・議論の会議等)があります。
まりんちゃんはすべてが初めてのリーダー業務なので、何をしたらいいかよく混乱していました。
でも、業務1on1の度に、そういう背景だからこれをやるんですね!次はこのチャレンジをします!であったり、他のリーダーに意見交換をしにいく、など、どんどん全社を巻き込み変化されていきました。
時には、他のリーダーが主宰する会議に顔を出したり、notionなどのドキュメントを見にいき、それを転用したり…
他のリーダーがなぜうまくチーム運営できているのか?をとことんパクっていきました。しかも、それ以外にも他の情報ソースなどにもアクセスし、どうすれば上記のリーダー業務がやりやすいか?を突き詰めて考えていきました。
そして、自分が上手くいったことはリーダー同士の会議などでシェアしていってくれました。まさに「学習する組織」であり続けることを体現してくれたわけです。
4. 気付けばみんなのリーダーの模範に
そんなわけで、常に上昇志向を持ちながら、Try&Errorを繰り返していったまりんちゃん。
今では、本当に素晴らしいリーダーとして活躍してくれています。
例えば、OKRをベースにLXは事業運営をしていますが、ボードメンバーから聞かれるであろうことを先回りして共有事項にまとめるだけでなく、論点を明確にした議論事項を持ち込んでくれています。
今日リーダー会議をしていたわけですが、そこでの変化が素晴らしすぎて、忘れないうちにnoteに書き留めたくなった、というわけです。
(私はよく短期記憶がなくなるので・・w)
5. 役割が変わると視点が変わり、行動も変わる
最近のまりんちゃんを見ていて感じることは、役割は本当に人を変えると思っています。
役割があると、その遂行するにあたって必然的にシミュレーションをするわけですが、それにより「できない!」が明確になります。
結果として、取るべき行動も変わります。
しかも、LXが大事にしているのはそこで終えるのではなく、それの持続可能性/拡張性です。
リーダー一人がこれをできた、素晴らしい!で終わるのではなく、じゃあこれを横のチーム、あるいは将来のリーダー候補育成にどう繋げていくの?まで考えるのが当たり前になっています。
組織が大きくなっていくということは、必然的に見るべき範囲、深さ、粒度が変わっていくということです。
だからこそ、経営者の視点、部長の視点、課長の視点、スタッフの視点などを持ちながら「この人なら考えるだろう?」を意識し続けることが大事だと思っています。
みなさんの会社の新卒育成の状況はいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!