[本紹介]革命のファンファーレ:お金ではなく信用を得よう
おはようございます、 @ShinjiTakenaka です。
今日も一冊お届けしたいと思います!
今日の一冊
今日の一冊は、西野亮廣さんの「革命のファンファーレ」です。この本を本屋で見かけた!という人は多いのではないでしょうか?
ちなみにこの本、Kindle Unlimitedに登録されている方は読めますのでぜひ!
この本は、「やりたいことを掛け持つことや、やりたいことに迷うことは、これからの時代を生き抜く術だ」と言っています。そして、「これからは、好きなことを仕事化するしか道が残されていない時代」だと。
確かに、新型コロナという未曽有の事象が起こったことにより、今の自分の仕事はこれから5-10年先も続くかなんて分からない。
でも、だからと言ってこれをやりたい!って思ったとしても、それを上手く軌道に乗せないと意味がない。
西野さんは、そんなスタートを切ろうとしている人に向けて、
✔ きちんと「お金」というものに向き合うこと
✔ どんな風に継続的に商品・サービスを売っていくのか
この点について書かれている気がしました。以下、これらについての考察をしていきたいと思います!
お金の正体:お金を稼がず信用を稼げ
突然ですが、皆さんにとって「お金」とは何でしょうか?
✔ 労働の対価として支払われるもの?
✔ 物と物の交換に使われる言語? などなど
色々思いつきそうですね。確かにこれらも正解だと思います。
しかし、西野さんはお金を次のように定義しています。
「お金」とは信用を数値化したもの
例えば、今目の前に2人の人がいたとします。
①実績が500人のコーチ
②実績が2人のコーチ
どちらも同じコーチングサービスを提供する2名です。でも、前者と後者が同じ単価だとしたらどうでしょう?違和感を感じる人がいるかもしれません。
つまり、コーチングの実績という信用がその人のサービスという対価を生み出している、そういうことなんだと思います。
人から「お金」を得るという前段には「この人/サービスには信用がどれくらいあるのか?」が含まれているということです。
そして、その信用をお金化する仕組みが存在します。それこそがクラウドファンディングだと本書では述べられています。
まとめると、「お金は信用を数値化したものであり、クラウドファンディングは信用をお金化する為の装置である。」ということです。
ちなみに、佐藤航陽さんによる「お金2.0」でも資本主義の限界という文脈の中で、次のような表現をされています。
例えば、貯金がゼロ円でも、ツイッターのフォロワー数が100万人以上いる人が、事業を始めるとする。
すると、すぐにタイムライン上で仲間を募り、クラウドファンディングを通じて資金を集められる。要は、「他者からの注目」という貨幣換算が難しい価値を、人脈や金、情報といった別の価値に転換できるのだ。
今後は、お金などの資本に変換される前の「価値」を中心とした世界に変わっていくことが予想され、この流れを「価値主義(valualism)」と呼ぶと佐藤さんはおっしゃっています。
お金はあくまで手段であって、目的ではない。だからこそ、今後は自分の考え等を可視化し信用の残高を増やしていくことが大事なんだと思います。
でも自分の考え等を可視化しても、自分の影響力なんて...って思う人もいるかもしれません。
そんなときに大事になってくるのは口コミをはじめとする自分以外の人の影響力を上手く利用させていただくということです。
口コミをデザインしよう
上記のとおり、信用が積みあがってないといくら広告をしても意味がありません。
自分一人で広告をしてはいけない。"広告させる"ことが大切だ
本書ではこのように述べられています。確かに今まさに公開中の「えんとつ町のプペル」はハッシュタグを検索すれば山ほど出てきますよね。
共感が共感を生み、共感の積み重ねが信用になる
私はそんな風に思っています。
佐藤尚之さんによるファンベースでも次のように述べられています。
「共感・愛着・信頼」の3つをそれぞれ強化することが、ファンベース施策においては欠かせない。
つまり、共感を積み重ね、多くのファンが集れば、自然と口コミが拡散され、それが広告となっていくのではないでしょうか?
最後に
いつも記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
いつもいいね!やコメントをいただく方、本当にありがとうございます。
私は、これまで多くの本に触れてきました。それを手帳に書き留めることが多かったのですが、今年は、私が気付いた/得た学びや観点を少しでも皆さまと共有できればと思い、このnoteを開始しました。
これからも少しずつnoteを更新していければと思いますのでよろしくお願いします!