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45歳のHSP・酒飲みアーティストが長期の鬱状態から抜け出し波動を上げ、本来の自分を取り戻すためのたそがれ一人旅vol. 7 〜街ぶらからの古着屋→立ち飲み酒場でちょい飲み!? 鹿児島中央駅前編〜

鹿児島中央駅前までやってくると、そこは…

天文館とは違う、別世界が広がっていた。

「観覧車とアミュプラザ鹿児島を背景に路面を走るカラフルな鹿児島市電 (鹿児島中央駅前)」

「汗かいたし、とりあえず… 中に入って涼もう!」

JR鹿児島中央駅と直結するアミュプラザ鹿児島へと涼を求め吸い込まれるHSP。

本館の2Fまでエスカレーターでやってくると、GUの看板が見えた。

「GUか… ちょっと覗いてくか!」

店内をグルグルと周り、商品を隈無くチェックする。

「夏のセール時期だから、色々と安いな〜!」

値引きされたソックスを持ってセルフレジまで行き…

サクッと会計を済ませ、GUを後にする。

同じフロアー内をグルグルと周っていると…

目の前の古着屋に目が留まった。

「おっ!古着屋だ!ちょっとディグるか〜!」

「セカストや西海岸なんかのユーズド・セレクトショップには無い… 古着屋特有の染み付いた臭いや雰囲気が、何だか妙に居心地よくて落ち着くんだよな〜!」

ハンガーにかかった古着Tシャツを一枚一枚ディグっている最中、ふと…

目線、上の方に無造作に置かれていたスウェットが気になり広げて見た。

「おっ!これ、可愛い〜な〜♡ おいっ!」

「買う予定はなかったけど… 試着してみっか!」

「古着屋には、こう言う掘り出し物との偶然の出会いがあるから…
好きなんだよな〜!」

「洋服のネット通販では決して体感できない… 古着ディグり(☆一点物の宝探し)の醍醐味なんだよな〜!」

近くにいた店員さんに声をかけるとすぐに…

試着室まで案内してくれた。

久しぶりの古着屋での試着体験に、一人ワクワクするHSP。

「おっ!このスウェット… ジャストサイズやん!」

「しかも… フロント&バックのプリントが、3150にカワイイ♡」

「これで¥1,900(税抜)!? これから夏本番やけど… 今年の秋冬用に買っとくか〜♡」

試着室で、古着スウェット姿の自分を見ながら…

掘り出し物を探し当てた満足感に浸り…

一人ニヤニヤしていると…

「どんな感じでしょうか〜?」

外から店員さんが声をかけてきた。

気になった2点のスミクロ色のスウェットを交互に試着しながら…

店員さんと、どちらが似合うかどうかを話し合った結果…

フロントプリントの絶妙な配置に美的センスを感じた、毛玉の無い方の
スウェットに決めた。

「アメリカ出身の4人組ロックバンド「FALL OUT BOY」のライブツアー会場で、販売されていたグッズのスウェットの古着」

逆さにひっくり返ったニコちゃんマークに心を射抜かれ♡♡♡
思わず… 財布の紐と頬が緩んでしまった服好きHSP。

「秋冬用の防寒着として重宝する事、間違い無しな裏起毛スウェット(古着)」

その後、接客をしてくれた店員さんと試着室前で2時間を超える…

一対一の立ち話に花が咲いた事で…

すっかり上機嫌になり、波動が爆上がりしたHSP。

やはり、内向型・HSPは…

一対一でのコミュニケーションだと、目の前にいる相手(一人)との会話だけに意識が向いて集中できる上に…

相手が発した何気ない一言一句を聞き逃さず、丁寧に拾えるため…

返す言葉を選びつつも、心に余裕を持った落ち着いた精神状態で…

中身のある深〜いマニアックな会話を長時間に渡って楽しめるんだ!
と言う事実に、改めて気付かされました。

マニアックな会話だけに…

MANIAなスウェット買いましたっ!てか…

ふと、時計を見ると…

16:30を回っていた。

「もう、こんな時間か! 随分、古着屋に長居したな〜!」

レジでお会計を済ませると、接客してくれた店員さんから商品を受け取り…

軽く会釈をして古着屋を後にした。

「さ〜て、今夜はどこで立ち飲みすっかな〜♡」

「まあでも、昨晩の事もあるし… 今夜は一軒で、サクッと立ち飲みして早めに切り上げるとするか!」

すると…

二日酔いが抜けたクリアな脳が、にわかに騒ぎ出した。

「天使の直感:昨日、泥酔状態になるまで浴びる程飲んだんだから… 今夜は一軒だけで充分やろ!」

「天使の直感:日々、フル稼働させられてる肝臓を労ってあげなさい!」

一方…

「悪魔の思考:鹿児島最終日の夜なんだし… 昨晩みたいに目一杯、はしご酒をワクワクしながら楽しもうぜ〜い♡」

「悪魔の思考:時間が、もったいないから… 一軒目の立ち飲み屋へGO!」

気付けば、鹿児島中央駅前から酒場のある通りへ誘われるように…

ふらふらと歩き出していた酒飲みHSP。


<ふらっと立ち寄った立ち飲み酒場で一人飲みを楽しむHSP>

「んっ!? ここって… 昨晩飲んだKiritsuじゃね〜?」

無造作にポケットに手を突っ込み、一枚の紙切れを取り出すHSP。

「Kiritsuのサービス券片手にソワソワする酒飲みアーティスト・Shingo」

「あった!これこれ! 昨晩、帰り際にもらったサービス券!ここでも使えるよな〜!」

「よし!早速、使うとするか〜!」

アミュプラザ鹿児島を出てから徒歩5分もしない内に…

偶然、視界に入って見つけたKiritsu…

立ち飲み屋 Kiritsu(キリツ) 鹿児島中央駅前店

「こんなにもタイミング良く、見つかるかな〜!普通…」

「やっぱり、酒場に誘われてるな〜!」

入店するなり、昨晩同様…

入り口すぐの所に設置された券売機で、一品料理と鹿児島焼酎の券を買った。

そのままカウンターへ行き店員に、酒のサービス券と一品料理の券を渡し…

カウンターテーブルで暫く待ちながら、一人たそがれるHSP。

17:00を回った所だったが、店内は数人の客で閑散としていた。

「これくらい空いてると… ゆっくりくつろぎながら飲めるな〜!」

「お待たせしました!」

芋焼酎の水割りと一品料理が、運ばれてきた。

「おっ! きたきた! 美味しそうだな〜!」

「いただきま〜す♡」

ちなみに、頼んだ芋焼酎と一品料理はと言うと…

☆芋焼酎の水割り・天文館 (グラス¥250)
☆さつま揚げ (¥300)
☆アジの南蛮漬け (¥350)

「アジの南蛮漬けと芋焼酎・天文館の水割り (Kiritsu 鹿児島中央駅前店)」

「うん!アジの南蛮漬けが、芋焼酎水割りと3150に合う〜♡」

「うまか〜♡」

グラス片手に、ふと顔を上げると…

店内の壁に貼られたポスターに目が留まった。

「こいごいかごっま弁辞典」

「んっ! 何々! かごっま弁が、どうしたって〜?」

「誰が、おっさんやねん! お兄さんて… 言わんか〜い!!」

「ぐらしかねぇ〜! ぐらしかねぇ〜! …その日暮らしかねぇ〜?」

「なんかかりたい(泣) なんかかりたい(泣) 神様仏様に… なんかかりたい(泣)」

「さ〜て、2杯目の芋焼酎は… 何飲もっかな〜♡」

「こんなにも選べる焼酎があると… 見てるだけでもワクワクする〜♡」

「すみませ〜ん!萬世のお湯割りを濃い目でお願いしま〜す♡」

「お待たせしました! 」

「おっ! さつま揚げ、きたきた〜!」

「いただきま〜す♡」

「鹿児島の名産品・さつま揚げ (Kiritsu 鹿児島中央駅前店)」

「う〜ん! これはもう… 絶対間違いない芋焼酎の肴やな〜♡」

「歯触り良くて、うまか〜♡」

萬世のお湯割りが、芋臭くて3150♡♡♡」

「芋焼酎がススムくん!」

「ほろ酔い気分で、気持ちよくなってきたな〜!」

「この辺で… 切り上げるとするか〜!」

さつま揚げを食べ終え、焼酎を飲み干すと…

Kiritsuを後にした。

「ハァ〜! 美味しかったし、ゆっくりくつろげたな〜!」

「次回… 鹿児島再訪時のKiritsuで一人飲み、確定やな!」

「さ〜て、次はどうしよっかな〜!」

続く



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