よう子

∴∵夏の日暮れを待っている∵∴‥∵ わらべうた・子守唄を伝える活動家|おおよそ毎日投稿…

よう子

∴∵夏の日暮れを待っている∵∴‥∵ わらべうた・子守唄を伝える活動家|おおよそ毎日投稿します∵‥∵‥∴‥∵ ∴∵‥∵本/映画/LGBTQ+∵‥(なるべく冷静に文章を書こうとしています。が、いつも途中から情熱が押し寄せてきて困っています。)

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    聴く力と、見る力。豊かな子ども時代と大人の知的感性。

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    たまに書く。できる範囲で。

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先取りしない、ということ

昨日はいつも伺っている施設の、わらべうたボランティアの日でした! いっぱい遊んできました! 子どもたちはとても素直で、いつも想像以上の反応を見せてくれて、私は嬉しくなります☺️ 遊んでいた時、遅れて輪に入ってきた子がいました。 遅れてきた子がいた場合、やりがちな事ですが、 「今はこういう遊びをしてるよ…」と近くにいる大人がささっと説明してあげる…… ……これって、一見、親切に見えますが、はたしてマストな手助けでしょうか🤔? (子どもが説明しようとしたのであれば、ほほ

    • 『あっとーめーたり』と古宇利島の伝説 ①〝餅がふってくる楽園〟

      沖縄のわらべうた『あっとーめーたり』の元になっているといわれる、古宇利島伝説について調べてみた記事です。 これは沖縄版アダムとイブのような伝承話であり、「知恵がついたことで幸福を失う」「裸でいることを恥じて葉っぱで隠す」などなど、類似性があって面白い……魅力的な物語です! なお、伝説と民話の違いは、 伝説とは、 ・はっきりと地名が登場する、その土地のイワレを伝えるもの ・特定地域の集団の(集団の一員としての)アイデンティティ獲得を第一義とするもの であるという理解に基

      • 佐賀のわらべうた『十五夜のお月さんな』

        柳原書店『日本わらべ歌全集』には、<鬼遊び歌 〝人当て鬼〟>として収録されていました! この記事では遊び方紹介よりも、この歌をどう理解するか? わらべうたを分析する際に、どういう視点をもったらいいか……ということを書いています! 十五夜のお月さんな 遊び方として特徴的なところ 斉唱と独唱があるところは、「こんこんさん」など他の鬼遊びにもたびたび出てくる特徴ですよね。 鬼には単独の役割があり、その箇所は鬼だけが歌う。 動きが歌をつくる、という、わらべうたの原則にかなっ

        • 永山の講習に参加してきました! 先生の歩き方がきれいでいつも惚れ惚れします✨ すぐに『十五夜のお月さんな』を調べました! やはり佐賀で、人当て鬼。今度詳しく書きたいな。 帰宅したら、立派なマスカットが届いていました。お月さんがたくさんあるみたい🤩 少しずつ秋の気配ですね🎑

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        先取りしない、ということ

        • 『あっとーめーたり』と古宇利島の伝説 ①〝餅がふってくる楽園〟

        • 佐賀のわらべうた『十五夜のお月さんな』

        • 永山の講習に参加してきました! 先生の歩き方がきれいでいつも惚れ惚れします✨ すぐに『十五夜のお月さんな』を調べました! やはり佐賀で、人当て鬼。今度詳しく書きたいな。 帰宅したら、立派なマスカットが届いていました。お月さんがたくさんあるみたい🤩 少しずつ秋の気配ですね🎑

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          あぶくたった(横浜でやってるわらべうたの会)の準備で、またも楽譜づくりにヒーコラしております😓💦  9月の定例会楽しみですね〜! 後半の曲目リストも盛りだくさんです! やりたい事がありすぎて、削るのが大変😅

          あぶくたった(横浜でやってるわらべうたの会)の準備で、またも楽譜づくりにヒーコラしております😓💦  9月の定例会楽しみですね〜! 後半の曲目リストも盛りだくさんです! やりたい事がありすぎて、削るのが大変😅

          わらべうた『オラメエノタンナカデ』と、花嫁行列

          昔ながらの祝言・花嫁行列が見てみたい! 母の実家でも、大叔母のときまでは自宅で祝言(結婚式)をしていたらしいのですが、行列まではしていないそうです🤔 以下は、千葉県のわらべうた。 これはなんと、花嫁行列(花嫁道中)の唄! 『動植物の唄』という分類であったり、大人が歌って聞かせてあげる『遊ばせ唄』になっている場合もあります。とてもユーモラスでかわいい歌です☺️ おらめえのたんなかで(千葉のわらべうた) この歌、大好きなんです!☺️ 唱え(リズムだけのうた)として紹介

          わらべうた『オラメエノタンナカデ』と、花嫁行列

          『山の中でお互いを見失わないように、声をかけあう代わりに歌いながら歩いた。』 昔、祖母に遠くから「ようちゃ〜ん」と呼ばれて、あまりによく通る声なので驚いたことがあります。 田舎の記憶のひとつです。 都会では、子どもも大人もあまりに静か。静かにさせすぎている、そんな気もします。

          『山の中でお互いを見失わないように、声をかけあう代わりに歌いながら歩いた。』 昔、祖母に遠くから「ようちゃ〜ん」と呼ばれて、あまりによく通る声なので驚いたことがあります。 田舎の記憶のひとつです。 都会では、子どもも大人もあまりに静か。静かにさせすぎている、そんな気もします。

          『暑さのせいかカエルが減っていて、(カエルが食べてくれるはずの)虫が多くて作物が心配』という声を今年も聞きました。 命を守るために冷房を使いましょう。でもその電力が、どうやって作られているのか? エネルギー政策に関心をもつことが、目下、私達にできること。政治家を選ぶこともね。

          『暑さのせいかカエルが減っていて、(カエルが食べてくれるはずの)虫が多くて作物が心配』という声を今年も聞きました。 命を守るために冷房を使いましょう。でもその電力が、どうやって作られているのか? エネルギー政策に関心をもつことが、目下、私達にできること。政治家を選ぶこともね。

          『泣きびちょこびちょ、酒屋のいたぢ、穴掘ってんめろ(埋めろ)』 これは仙台の子どものからかい唄として、全集で宮城担当・鈴木幸四郎氏のあとがきに紹介されていました。 穴掘って埋めろ😂すごすぎる! 『カラスカズノコ』も元はからかい唄だそうです。すぐ悪口が歌える瞬発力!見習いたい笑

          『泣きびちょこびちょ、酒屋のいたぢ、穴掘ってんめろ(埋めろ)』 これは仙台の子どものからかい唄として、全集で宮城担当・鈴木幸四郎氏のあとがきに紹介されていました。 穴掘って埋めろ😂すごすぎる! 『カラスカズノコ』も元はからかい唄だそうです。すぐ悪口が歌える瞬発力!見習いたい笑

          『どんぶかっか』と、温泉郷

          長野のわらべうた全集にザッと目を通していたら、『どんぶかっか』の情報に目が留まりました。 おふろの唄🛀というイメージが強いうたです。 これがお風呂のうたではなく、〝温泉のうた〟と分類されているのが面白い! えっ?!♨️  …………あぁ、長野だからか!!🤩 採譜は「諏訪市」になっています。温泉ありますね〜!! 温泉郷にとっての日常風景♨️ 温泉の恵みが豊かな土地なので、向こうの人にとっての「おふろ」とは、共同浴場に行って温泉につかる……というものだったそう。😌 うらやま

          『どんぶかっか』と、温泉郷

          わらべうた『盆ぼん』と、私の思い出

          こんにちは! もうお盆も終わってしまいますが、せっかく『盆ぼん』を歌ってみたところですし、解説記事を書きます! ↑ここで音源が聴けます。 盆ぼん 東京・深川のわらべうた 今回歌った『盆ぼん』は、東京・深川のわらべうた。 子どもたちが歌いながら練り歩くための唄で、どこか古調な調べです。 古い盆礼の姿のなごりだと思われますが、私達のよく知る盆踊りとはずいぶん趣きが違うようです。ただ街中をずーっと歩いていくだけ……。 今の夏祭りや、◯◯音頭とイメージするような盆踊りではなく

          わらべうた『盆ぼん』と、私の思い出

          盆ぼん(東京)

          盆ぼん 盆の十六日に  お閻魔さまへ参ろうとしたら 珠数(ジュズ)の緒が切れて 鼻緒が切れて 南無釈迦如来 手で拝む 手でも拝めば 足でも拝む (柳原書店『日本わらべ歌全集・第7巻東京のわらべ歌』) 【説明・note記事】 https://note.com/shinanonomachi/n/n37938d5992e1?sub_rt=share_pw

          盆ぼん(東京)

          盆ぼん(東京)

          祖父母が亡くなる前に、話を聞いておけば良かったなぁと思うことがたくさんあります。 最近は、叔母に質問するのが楽しい。 地域のこと、野菜のこと。 今年は、このお墓には誰が眠っているのか? 聞いたら教えてくれました。聞かなかったら分からなかったと思う。 聞いてみるって大事ですね。

          祖父母が亡くなる前に、話を聞いておけば良かったなぁと思うことがたくさんあります。 最近は、叔母に質問するのが楽しい。 地域のこと、野菜のこと。 今年は、このお墓には誰が眠っているのか? 聞いたら教えてくれました。聞かなかったら分からなかったと思う。 聞いてみるって大事ですね。

          お盆に、折口信夫『たなばたと盆祭りと』を読んでみる

          ──正月の「おめでたう」の上に、今一度「おめでたう」を盆に唱えて、長上の健康を祝福したのであった。 上記は、民俗学者・折口信夫の「盆」に関する記述を読んでいて、私がいちばん気に入ったフレーズです。 折口先生によると、盆とは、生者でも亡者でもひとしく〝魂を祝福する〟ものであったらしい。 これって、子守唄にも通じる概念のような……🤔 最近、私はわらべうたの『盆ぼん』について調べています😌 このわらべうたに限らずですが、盆の唄を調べようとすると、そもそも『盆』とは何なのか?

          お盆に、折口信夫『たなばたと盆祭りと』を読んでみる

          母の田舎に、お盆の里帰りに来ています。 畑でおばけきゅうり、おばけナスを収穫。ナスと自分の爪の色がたまたま同じ💅🍆 今年は田植えを手伝ったので、「私のイネはどうなった⁉️」と以前より田んぼを見る目が真剣です。台風🌀もすごく気になる。農家の気持ちをほんの少し理解できた気がします。

          母の田舎に、お盆の里帰りに来ています。 畑でおばけきゅうり、おばけナスを収穫。ナスと自分の爪の色がたまたま同じ💅🍆 今年は田植えを手伝ったので、「私のイネはどうなった⁉️」と以前より田んぼを見る目が真剣です。台風🌀もすごく気になる。農家の気持ちをほんの少し理解できた気がします。

          地震・災害でも、コロナでも、学びました 『人を安心させる』とは ・説明 ・寄り添い このどちらともが必要だと思います 情報とデータ開示、今後の見通しを可視化すること… 「誰も置き去りにはしない」と伝えること… 日本政府のアナウンスは下手すぎます😠我々はもっと怒っていい

          地震・災害でも、コロナでも、学びました 『人を安心させる』とは ・説明 ・寄り添い このどちらともが必要だと思います 情報とデータ開示、今後の見通しを可視化すること… 「誰も置き去りにはしない」と伝えること… 日本政府のアナウンスは下手すぎます😠我々はもっと怒っていい