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個人の気持ちよりも部下の幸せを尊重して管理職教育を決心した話


先日巻き込まれてたとんでもない会議の経験を経てひとつの決意をしました。今まで若手しか対象にしていなかった勉強会を、僕よりもはるかに高い給料をもらっている管理職向けにも行うことにしました。

会議のための教育は効果絶大

普段は製造業に属する企業の新米課長としての気づきや、経験、考察、組織を変えるための苦悩についてnote投稿をしている『ケツアゴ新米課長』と申します。

先日『定例会議として一定時間会議室にこもっているのが目的の会議』のような恐ろしい会議に巻き込まれました。

目的と終了要件がさえ明確になっていれば、高給取りたちををムダに2時間も拘束するようなことは起きません。

目的と終了要件が明確になっていない会議はやらない。

これは、僕が非管理職を対象とした社員教育で行った会議の最低限のルールです。

『世界で一番やさしい会議の教科書』という本をまるっとパクって社内教育用の資料を作りました。

会議に関する教育の概要は以前にも記事にしたことがありました。

この本の効果は絶大で、僕が課長就任して以降にいくつもの会議を統合・省略してきました。

そして社内教育をした結果、みんながこの本に書いてあるルールを守ってくれています。

たまに遠くの部署の方と会議をするときも
『なんか会議が変わったね!』とか、
『こんなにあっさり会議が終わるならワザワザ集まる必要もないね!』
と言ってもらえるようになりました。

部下たちのために個人のわだかまりを捨てる

教育はある程度成功しています。

では、ナゼ冒頭に書いたような地獄のような会議に巻き込まれる事件がなくならないのでしょうか?

原因は明確で『管理職にも同じ内容を紹介・教育したのに、管理職だけは会議のやり方を変えられていないから』です。

悲しいことに本当に致命的です。

実のことを言えば、管理職だけは会議の教育以降でも会議への取り組み方が変わっていないことを知っていました。

でも僕は管理職への徹底依頼や、再教育をしていませんでした。

僕の考え方が未熟なことが原因でしたが、正直な僕の気持ちはこうです。

率先して勉強して会社を変えようとしている僕や、その教育を1度受けただけで会議を激変することができた部下たちよりも圧倒的に給料をたくさんもらっている管理職連中に恥ずかしいと思ってほしい。
なんで給料の低い僕が何度もこんな課長たちに頭を下げて会議を変えるようにお願いしなければいけないのかが理解できない。

簡単に言えば気持ちが乗らなかったということです。

ですが多くの役職を持たない人たちからすれば、僕も同じ管理職です。

組織をマネジメントして、プレイヤーが困る環境をなくすのが仕事です。

僕が主催する会議以外では、地獄のような会議が延々続いている。

このままではそこに参加している部下たちはいつまでたっても幸せにならない。

そう考えなおすと、僕の気が乗らない程度のことは言い訳に過ぎません。

と、いう事で管理職への再教育を決心しました

部下たちに向けて実施した教育資料と同じものでは管理職に響かせて、行動を変えることはできませんでした。

なので、部下たちに行った資料よりももっと詳しく、もっと分かり易く、もっと実行したときのメリットが伝わるような資料・伝え方を練らなければいけません。

この記事を書いていても『何かが矛盾している』という気持ちが完全に晴れることはありませんが、それでも僕が動き始めることで損はないはずなので、前向きに、組織を本当に変えるためにアクションを起こしていこうと思います。

まとめ

今日の記事をまとめるとこんな感じです。

・以前に管理職・非管理職を対象とした会議についての教育を実施
・にもかかわらずまだまだ管理職主催の会議だけ改善されない
・僕は管理職だけは変わっていないことを知っていて放置していた
・理由は給料と変化が伴わない管理職に嫌気がさしているから
・でもこの状態を放置して本当に困るのは大勢の部下たちと気づいた
・部下を救うのが管理職の役目なので、その責務を全うしようと改心
・より分かり易く、より変わってもらえる資料・教育考案に着手

これを読んでくださったあなたがもし同じことを悩んでおられたら、何か同じような問題を解決した経験をお持ちでしたら、コメントやアドバイスなどもらえるととてもうれしいです。


こちらの記事は似たテーマの記事を集めた『大企業のリアル』というマガジンにも登録されています。

大企業イメージと実情のギャップに悩みながら奮闘して改善を目指す姿を投稿していますので、もしよろしければこちらもご覧ください。

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ケツアゴ課長@基礎社仕事力UPの家庭教師(フォロバ100%!!)
僕の経験と苦悩が詰まった記事を書くように心がけています。 あなたのお役に立てたら嬉しいですし、僕の苦悩に共感していただいてもとてもうれしいです。 製造業としての経験を外の世界で試すか、製造業で上り詰めるか。 見届けてもらえると嬉しいです。