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「振り返る」と見えてくる今

いい本に出逢った。
こんな本に出逢いたかった…

等身大で、温もりがあり嘘がない。

行間を読んでいると、じんわりと涙で視界が滲む。

「こうしなさい」と上から目線の指示書でなく…

こんな風に生きても良いんじゃないかな?
と、優しく優しく寄り添ってくれる。


強制的な方向転換を求めず、一歩先をぼんやりと灯すような語り口だ。

力の加減が私には心地よく、暖かい木漏れ陽を浴びているようだった。

固定概念という縛りが、ゆっくりほどけていくのが分かる。

著者のオア明奈さんは、会社の式典をプロデュースしてくれたことをキッカケに知った。

私自身、会社の式典などは面倒くさいと感じていたがこの本を読んで「振り返る」ことの大切さを少し理解出来たような気がする。

振り返りを習得して、習慣化しよう。
そう思えた…


日々誰かと比べて、不安になったり安心したりしてしまう。
誰の人生を生きてるのか分からない。
そんな人は多いのではないだろうか…

自分との対話なのに、ついつい物差しが他人のストーリーだったりする。

〇〇さんに比べたら私なんて、とか…
〇〇さんより仕事できないし、私なんて…

そんな風に自分を否定してしまう経験はよくある。


しかし、「先月より少し〇〇ができるようになった」とか「去年より〇〇の知識や経験が増えた」などと、ストーリーを本来の自分に戻すと

もっと自分を褒めてもいいし、もっと認めていい。

それこそが「振り返り」で、それこそが人生肯定につながる

定期的に自分の人生を振り返り、「今」を抱きしめる。それでいいのだ。
今の自分は、ダメだからがんばる。
そんな気持ちでいたら、ずっと辛い日が続きそうな気がする。

今の自分が好き、今日も笑って過ごそう。
それだけでいいような気がするのです。

一度きりの人生を、とことん愛して生きよう…
今日の小さな一歩すら、私にしか歩めない一歩なのだ…

「あるがまま」で胸を張るんだ。

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