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オンボーディングでの気付きなど

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新入社員のオンボーディングを支援する中で気付いたことなどを
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コンサルタントは構造化の訓練として議事録を大切にする

コンサルタントは議事録をとても大切なものとして考えています。 そこに参加していない人でも、途中からプロジェクトに参加した人でも、その議事録を見れば、どんな話がどのように語られ、どんな意見が出て、何が決まったのかを把握することが出来るもの。 時に、そこで語られていなくても、会議後に議事録を確認した際に、追加や変更したい場合には、それを含めて記載するケースもあります。 一方で、その場で何が決まったのか、誰が何を言ったのか、それを記録することが重要な場であれば、追加や変更を受

何を知っているのかも重要だけど、チームでどんな振る舞いをしているのかを知ることも重要

様々なことを知っていて、その知識をコンサルタントして活用することは数多く求められます。 コンサルタントとしてのキャリアが長くても、経験していても、常に新しいことをキャッチアップし続けることは必須です。 が、その知識だけで勝負は出来無いのもこれまた事実。 どの世界にもその道の専門家がいますので、それを越えることは困難です。 その道を突き詰めるのであれば、それはコンサルタントでは無その分野のスペシャリストですね。 更に言えば、今後はAIにも敵わない。敵うはずもない。 では何

チームがチームとして機能するのは

チームだからこそ得られる掛け合わせによるパワーの創出。 いわゆる、3人集まれば文殊の知恵をどのように引き出すのか? 自分に自信を持つ人が集まった際に起こりがちなことは、自分が優秀であることをひけらかす、見せつけ合うという状態。 マウントを取り合うという言い方もありますかね。 この場合、全体としてのパフォーマンスはあまり宜しくないことが多いですね。 そして、本人たちもそこから学ぶことはほぼありません。とにかく競い合っていて、相手を受け入れずにいる状態ですから。 一方で、そ

ロジカルだけでは新たな発想は生まれない

新規事業やサービスなどをどう生み出すのか? この2週間、インターンシップの受入を担当し学生さんを見てきました。 オンボーディングでもそうですが、そこでは疑似プロジェクトを体験頂きます。 市場調査から始まり、支援先や競合他社がどんな状況・状態なのか把握していきます。 その結果から・・・・・とはなるのですが、そのプロセスだけではなかなかクライアントが”やりたい””興味深い”と思える提案には繋がりません。 なぜなら、調査結果から言えること、それは誰もが当たり前に考えることが殆

自分の弱みを言語化し共有する

コンサルタントとして仕事をする中で、トレーニングを受講する中で、自身の弱みを認識する機会が多々あります。 オンボーディング中の時にはそれが沢山。 それは、わかっていたけども向き合っていない事だったり、新たに気付いてしまった事だったり。 分かってはいるものの、なかなか改善できない。ということから、そのままにしてしまい、改善へのアプローチをとらないケースってついやってしまいがち。 どうしたら改善をするのか? まずは、認識した自身の弱みを言葉にしてみましょう。 何が弱みなの

失敗を恐れず、弱みを克服することも大事

ビジネスの場において、強みを更に強くしていくのか、弱みを克服することに力を注ぐのか、どちらが望ましいのか。 総じて、強みを更に強くすることを優先するケースが多いと感じています。そして、その方が活躍できる可能性は高いとも思います。 これがコンサルタントだった場合はどうか? 一般的には、徹底的に強みに磨きを掛けて、エッジのある(特徴のある)コンサルタントとして価値ある存在になることが求められることが多いでしょうか。 ただし、これはコンサルタントとしてある程度のキャリアを積

オンボーディングや1on1で、DiSCを活用

なんとなく波長が合うなぁ。居心地が良いなぁ。と思える人と、なんか違和感を感じるなぁ。ペースがちょっと違うなぁ。と感じる人、具体的に何かがあったわけでは無いけど、受ける印象って人によって異なりますね。 それが何故なのか、可視化し、それを念頭にコミュニケーションをすることでより早くその人との関係性が構築されます。 先日、オンボーディングでDiSCを利用しましたが、相互理解に大きな効果がありました。 この結果を知っているだけでコミュニケーションを取りやすくなった。と。 自身が

朝のチェックインで仲間意識が高まる

オンボーディング担当をしていての気づき。 研修やトレーニングの冒頭に、チェックインを行って場づくりを行うこと多々ありますが、これをオンボーディングで実施するのも効果的です。 もちろん、朝礼や朝会といった時間をしっかりと設定して、今日のどんな気持ちで朝を迎えたのかを共有するのが理想ではありますが、人数やその日のスケジュールによっては難しいこともあるもの。 そこで実際に効果があったのは、オンラインチェックインです。 通勤途中の電車の中や、出社して今の気持ちをクローズドなチ

メンバー同士の1on1がインフォーマルコミュニケーションを促進する

1on1というと、上司と部下との面談をいうことが殆どだと思いますが、オンボーディングにおいて、同期入社どうしての1on1も有効です。 実際にメンバー間の関係性構築の促進に非常に好影響を及ぼしました。 とはいえ、何のガイダンスも無しに新入社員に1on1やってください。と伝えても、どうしたら?となってしまいますね。 私がそこで伝えたのは、(ざっくりというと) 1.経験学習サイクルを意識する 2.”ことがら”では無く、”ひとがら”を意識する 3.聞き手は質問のみ、感想やアドバ

関係性の構築促進には施策が必要

ビジネスの場では、会議やフィードバックなどのフォーマルコミュニケーションと、隙間時間や休憩時間、就業時間後でのインフォーマルコミュニケーションがあります。 インフォーマルコミュニケーションの促進を支援することで関係性の構築が促進されるというのは、4月入社のオンボーディングの支援をしていて感じたこと。 これは私見ですが、コロナ過で学生生活を過ごすことになった学生は、インフォーマルコミュニケーションが苦手になっているのでは無いかと感じています。 また、現在も非対面での業務が