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一瞬で自分を変えるセルフコーチング――最高の「気づき」を得る、自問自答の技術

自分で自分をコーチングする方法セルフコーチングについてまとめた本。

悩みや状況別に質問例をまとめてある。
➔必要な部分だけ探して読む「辞書」のように書かれている。

「辞書」のように繰り返して使う。
➔「使える質問」が蓄積されていく。

コーチング対話を通して行われるもの。
➔コーチからの質問に答えることでクライアントは気づきや学びを得る。

自分に自身が持てない。
人間関係がうまくいかない。
伸び悩んでいると感じる。
モチベーションが上がらない。
➔セルフコーチングは大きな助けになる。


<はじめに>

「セルフコーチング」
シンプルながらとてもパワフルな自己改革メソッド。

ポイント)
「自分にいい質問を投げかける」こと。
➔「気づき」や「学び」をもたらしてくれる。

「どんな人間でありたいか」
「どんな人生を送りたいか」
➔いい人生を送るための基本となる指針。
=セルフコーチングの最初の段階で考えておきたいこと。

●人は1つのキッカケで、まるで別人のように変わる
人生は、些細な気付きで大きく変わることがある。
➔ちょっとした学びが、別人のように成長させる。

<第1部 「自分」は、自分でしか変えられない>

シンプルかつ強力な「セルフコーチング」の技術。

🐾セルフコーチングで、心が”一瞬で”前向きに変わる

●限りなく「ポジティブな面」に光を当てていく
セルフコーチングの「質」に影響を及ぼすもの。
「どんな視点で考えるのか?」
「どのような部分に光を当てて考えるのか?」
➔ポジティブな部分にフォーカスする。

ポジティブになれる質問)
✘「あなたの不得意なこと、だめな部分はどこですか?」
◯「あなたの得意なこと、今後成長する可能性のある部分はどこですか?」

✘「なぜ、失敗した、うまくいかなかったと思いますか?」
◯「次にいい結果を得るためには、どうすればいいと思いますか?」

「ポジティブな面」に光を当てる。
・過去ではなく未来に。
・結果ではなくプロセスに。
・短所ではなく長所に。
・弱みではなく強みに。
・苦手なことではなく得意なことに。

本書より

●「転んでもすぐに立ち上がる人」の考え方
「この出来事をプラスにとらえるとしたら?」
➔失敗をより良くするためのチャンスと捉えられる。

🐾セルフコーチングで「自分」が驚くほどわかってくる

●あなたは、本当はどうしたいのか?
「コーチング」
相手の目標達成や問題解決をサポートすることを目的とした、コミュニケーションスキルの1つのこと。

コーチがクライアントに対して行なうこと
✘ 具体的なアドバイス。
✘ 答え合わせ。
◯「あなたが本当にやりたいことは何か?」という質問の投げかけ。

質問に対する答え)
自分の思いや知識、経験を総動員して答える。
➔「小さな行動」を起こす。
=一歩一歩の積み重ねで目標達成、問題解決が実現できる。

コーチのサポートを受けるクライアントのメリット。
①目標とその達成イメージが明確になる。
②目標達成へ向けて意識の集中を継続できる。
③やりたいことを実現するのに何をすべきか具体的になるため、行動が促される。
④気になっていることや心のわだかまりを話すことで、心身のストレスが減る。
⑤コーチと約束をすることにより、なまけ心を克服することができる。
⑥感情が最大限に尊重されるので、心から受け入れられている安心感を得られる。

●セルフコーチングの「メリット」はこの4つ
「セルフコーチング」
コーチが投げかけてくれる質問を自分自身で行う。
➔他人からサポートを受けることなく考え、整理する。
=自分の行動を決めたりするためのスキル。

メリット)
①自分にとって本当に大切な答えを発見できる。
②モヤモヤと悩んでいる時間をなくし、行動を起こせるようになる。
③いままで考えもつかなかったアイデアが湧いてくる。
④仕事を効率的に進めることができ、目標達成が早くなる。

セルフコーチングを活かす。
➔目の前の悩みを解決する。
+夢を実現する。
+自分らしく生きられる。

●セルフコーチングの”神髄”はここにある
セルフコーチングを行う。
「自分にとって本当に大切なものは何か」
➔深く考える機会をつくることができる。

セフルコーチングを通して選択した道。
➔必ずしも「成功」にはつながらない。
「自分にとって本当に大切なものを守った」
➔事実は揺るがない。
=「本当に大切なもの」は間違いなく充実感を与えてくれる。

※本当に大切なものがわかっている人はブレない。

誘惑や損得に惑わされない。
=行くべき道を見失わない。

🐾セルフコーチングで、人生のあらゆる場面が好転する

●セルフコーチング「2つの基本型」
①パワフルクエスチョン型
➔いつでもどこでも、短い時間で行うことが出来るセルフコーチング。
・一瞬でも大きな気づきを得られる。
・頭や心の中をスッキリ整理できる。
=強力

②フレームワーク型
➔ある規則に沿って考える思考法、枠組みに沿って行うセルフコーチング。

ある程度まとまった時間を取って考える。
➔紙に書き出したりしながら実践する。

フレームワーク型は、より大きなテーマを扱うことが出来る。
➔中長期的な目標、今後の人生など。

※フレームワーク型はのコーチングは、できればきちんとしたプロの指導のもとで行ったほうが良い。

セルフコーチングでの姿勢)
「答えは必ずある」
➔信じて取り組むこと。

「答え」の意味)
・「ズバリの答え」
・「どのような考え方をするのか、どんな行動をとるのか」

「ズバリの答え」がない中でも進んでいかなければならないことが圧倒的に多い。
➔「答えは必ずある」と信じて考え、行動することが必要。

<第2部 一瞬で自分を変える11のセルフコーチング>

いますぐ、誰でも使える”自己改革メソッド”
①「セルフイメージ」を上げる。
②「自己肯定感」を高める。
③「思い込み」を外す。
④「成長力」を鍛える。
⑤「行動力」を磨く。
⑥「人間関係」をよくする 。
⑦「モチベーション」を上げる。
⑧「問題解決」に強くなる。
⑨「発想力」を豊かにする。
⑩「継続力」を向上させる。
⑪「人間力」を磨く。

🐾「セルフイメージ」を上げる

人生を変える”心のブレーキ”の外し方
●セルフイメージの低い人が”つい、忘れていること”

セルフイメージを高めたい場合)
「最近、人から『ありがとう』と言われたのは、どんなとき?」
➔シンプルな自問自答から始める。

「ありがとう」と言われる。
=まぎれもない「成功体験」
例)
・頼まれた仕事を仕上げて「ありがとう」と言われた。
・相談を受けてアドバイスしたときに「ありがとう」と言われた。
➔なんでもOK。

「ありがとう」という言葉。
➔打算など含まれない言葉。
=純粋に”いいこと”をした証。

「セルフイメージ」の問題)
「自分に自信が持てない」
「人から向けられる期待を重荷に感じてしまう」
「重要な役割を与えられると尻込みしてしまう」
「誰からも愛されていないし、愛されるような魅力もないと感じている」
➔自分の成功体験を忘れがちなため。

”小さな成功体験”を思い出す。
➔ネガティブな思考のクセを修正する。

●人生はよくも悪くもセルフイメージのとおりになる
人は自分の「セルフイメージ」のとおりに毎日を生きている。
・自分は何が得意で、何が苦手か。
・自分は周りからどう見られているのか。
・つまるところ、自分はどんな人間なのか。

「セルフイメージ」
これまでにその人が受けてきた教育や、育ってきた環境、培ってきた人間関係の中で得てきた「過去の経験」と「思い込み」から作られるもの。

インパクトの強い経験。
➔記憶に深く刻み込まれる。
=「思い込み」につながる。

「思い込み」
➔セルフイメージに影響を与える。

●頭の中にいる”困ったいじめっ子”を追い出す
いじめっ子を追い出す。
➔応援し、励ましてくれるコーチを迎え入れる。
=セルフイメージは向上する。

●「過去のポジティブな経験」をどんどん思い出す
「パワフルクエスチョン」
「最近、人から『ありがとう』と言われたのは、どんなとき?」
「自分が頑張って、いい結果を得られた経験は?」
➔過去の成功体験を掘り起こしてみる。

思いついたことを書き出してみる。
➔人生にどれだけたくさんの”成功”があったのかを明らかにする。

●月初めに行う「大事な振り返り」
「1年前の自分より成長していることは?」
➔期間を区切って自分の成功を追体験する。

年単位で振り返ってみる。
➔自分の成長が強く実感できる。

●「卑屈」になってはいけない
過去の成功体験が思い浮かばない場合。
「『ありがとう』と相手に伝えたのは、どんなとき?」
➔自分に尋ねてみることがオススメ。

自己肯定感が高い人。
➔必要以上に遠慮することなく「ありがとう」と感謝を伝えられる。

●「最近、笑ったこと」を思い出すだけでもOK
「最近、笑ったのはどんなとき?」
「誰と一緒にいると元気になる?」
「他人から言われて嬉しかった言葉は?」

ポジティブはポジティブを引き寄せる。
過去の嬉しい出来事。
➔今の自分の心の状態にもいい効果をもたらす。

自分のセルフイメージが低い。
➔人生における日陰にばかり目を向けている状態。

※いかに人生の”日向”に目を向けられるかで、自分自身へのイメージも変わってくる。

本書より

●この問いかけで、もっと「自分への理解」を深めていく
「自分の長所って何だろう?」
「自分の苦手なことは何だろう?」

ポジティブな面しか知らない。
➔ふとしたときにそれが自分の弱点になる。
=自分の苦手なところも知っておく必要がある。

得意なこと苦手なこと
=「ありのままの自分」
➔両面どちらも認めてこその「自己理解」

苦手なこと)
✘「悪」
◯「それを苦手とする自分である」
➔苦手短所

●自分の得意なこと、苦手なことを書き出すメリット
を紙に書き出す。
➔より自分を客観視することが出来る。
=自分が思う自分の特徴を、素直に言葉にしてみる。

あがる項目が偏っている。
=セルフイメージそのものが偏っている。

※得意なこと、苦手なことを両者がバランスよく並ぶように意識することをオススメ。

偏りが解消されない。
➔家族や友人に助言を求めてみる。

自分はそう思わない。
「他人からはよくこう言われるな」
➔それもまた自分の持つ一面。

●「自分らしさって何だろう?」と追求する
自分の長所や苦手なことを並べた結果から思い至ることもある。
=俯瞰して見る。

長所、苦手を探す過程。
➔自分らしさの輪郭が見えてくることもある。
「どうすれば自分は充足感を得られるか?」
「どうすれば自分は心穏やかでいられるか?」
「どうすれば自分に対して違和感なくいられるか?」
➔観点から考えてみる。
=自分らしさを見つけやすくなる。

自分のことをもっとよく知るカギ。
=セフルイメージ

※人はセフルイメージどおりの自分を生きて、そのとおりの現実を受け取っている。

セルフコーチングによってセルフイメージが変わる。
➔生き方も現実も驚くほど変わる可能性がある。

🐾「自己肯定感」を高める

頭の中を”ポジティブワード”で満たす
●自分をもっと好きになるためのセルフコーチング
「私の親友は、私のどこが好きなのだろう?」
「もし自分がオークションに出品されたら、一番高く評価されることは何だろう?」
➔他人の視点を借りてみる。

●”ネガ”を”ポジ”に一瞬で置き換える法
「どんな言葉をピックアップして用いるか」
➔自己肯定感に大きな影響を与える大切なポイント。

自己肯定感が低い人の場合)
・飽きっぽい
・せっかち
・頑固
・優柔不断
・能天気

ネガティブな言葉を選ぶ。
➔自分で自分にマイナスの”毒素”を振りまいている。

ポジティブに置き換える。
・飽きっぽい➔好奇心旺盛
・せっかち➔行動が早い
・頑固➔粘り強い
・優柔不断➔慎重
・能天気➔明るく前向き

●ただし「100%ポジティブ」である必要はない
前向きな部分しかない人などいない。

ポジティブ:ネガティブ
6:4

苦手なことも自覚している謙虚さがある。
➔総じては長所のほうを多く認識できている。
=若干ポジティブが上回っている。

●ポジティブワードの”シャワー”を浴びよう
セルフコーチングで自問自答する。
➔言葉の選び方は重要。

「私の親友は、私のどこが好きなのだろう?」
✘「あの人は、私のどこが”嫌い”なんだろう?」
➔自己肯定感を高めるためにはいい結果につながらない。
=関係性、言葉、答えはネガティブなものになる。

ポジティブなワード
=浴びれば浴びるほど自己肯定感が高まる。

●自分が1番輝ける場所はどこ?
人にはそれぞれタイプがある。
➔得意分野を持ち寄る。
=任された場所でそれぞれの能力を発揮する。

※1人で何でも出来る必要はない。

自分の立ち位置を見直す。
➔自己理解が深まる。
=下がった自己肯定感を元に戻せる。

「次に自分が活躍するのは、どんな場面だろう?」
過去に高く評価されたことがある。
➔これからもきっとあるはず。

●「自分なんか・・・・・・」は、もうやめる
「評価」
他人が全体を見て相対的に与えるもの。

自分個人として比較してみる。
・以前よりも能力が下がったわけでもない。
・以前より成長していないわけでもない。
➔気づくことが出来る。

自分に出来ることはいくつもある。
➔すでに成してきたこともたくさんある。
➔1つひとつ思い起こしてみる。

自己肯定感を高める。
➔自分を好きになる。
=自分が思い描く理想の生き方を引き寄せられる。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾「思い込み」を外す

「できない」が「できる」に変わるヒント。
●「不安」のほとんどは「思い込み」
例)
メールの返事がない場合。
「もしかして、何か怒らせてしまったかな?」
「メールに不備があっただろうか?」
「以前、何か失礼なことをしてしまっただろうか?」
➔不安になってしまう。

たまたま出張中でメールを見ていなかった。
単に忙しくてすぐに返信できなかった。
➔大した理由でないことも珍しくない。
=思い込みで不安になっている。

●学歴、容姿、能力・・・・・・コンプレックスの正体
「学歴がないから、自分は出世できない」
「自分は見た目がよくないから、恋人ができない」
➔自分自身に対するネガティブな「思い込み」

ネガティブな「思い込み」
➔前向きな行動の足かせになる。

「あの人は愛想が悪いから、怒りっぽいに違いない」
「あの人はO型だから、大雑把な仕事をするに違いない」
➔「思い込み」による偏った見方。

「予算が足りないから、この仕事は継続できいない」
「これだけの仕事量、自分の能力ではとてもこなせない」
➔仕事上のよくある「思い込み」

●この瞬間に1歩引いて「自分を疑ってみる」
「こうに違いない」
「こうであるはずだ」
➔意識的に1歩引いてみる。

「本当だろうか?100%間違いない、といえるだろうか?」
➔自分を疑ってみる。
「1%の例外もないと言えるだろうか?」
「別の可能性もあるのではないだろうか?」
➔他の可能性を探ってみる。

「では、具体的にどんな例外があっただろうか?」
➔問いかけを続けていく。
=「思い込み」を外す糸口が見えてくる。

●思い込みを外す自問自答法。
「もし~だったら?」

物事が滞っているとき。
➔「思い込み」が作用している可能性がある。

「もし、すべて自分の自由にできるとしたら、どのようにする?」
例)
「もし、無限に予算が使えるとしたら、どうする?」
「もし、この仕事を1人でやらなくてもいいとしたら、どうする?」

現実にある制約をあえて外して考える。
➔視点やアイデアの幅が広がる。

「もし、この制約がなかったら?」
➔それまでと違った世界が見えてくる。

行き詰まった脳をいったんリセットする。
➔新しい考え方、方向性を取り入れる。
「こうすればできる!」
=突破口が見つかる。

●「もし、無限に予算が使えるとしたら?」
「もし~だったら?」
➔答えを出すのを目的としていない。
=思考の枠を広げることを目的とした問い。

本書より

●”思い込みを外せるシステム”がある人は成功する
「これは自分の思い込みだな」
➔客観的な視点に立てる人は、そうそういない。

どうもうまくいかない。
「100%間違いない、といえるだろうか?」
「もし、すべて自由にできるとしたら、どのようにする?」
➔自問自答をすることを習慣にしておく。
=”思い込みを外せるシステム”を用意しておく。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾「成長力」を鍛える

「結果を出し続ける人」は、ここが違う。
●「経験から学び、次に活かす」サイクルを回す
効果的、効率的、経済的にも理にかなっている方法。
=「毎日の仕事の中で学び、成長する」こと。

人はおよそ70%を現場で学び、20%は観察学習や他者からの指導によって学び、残りの10%は研修や書籍から学ぶ。

アメリカの人事コンサルタント、マイケル・ロンバルドの言葉

「現場で学ぶ」
実際にやった仕事の経験から学ぶ、ということ。
➔経験から得たことを次に活かすことが重要。

●この”振り返り”が大事な学び、気づきを促す
その経験がいったいどういったものだったのかを振り返る。
「この経験で得られたものは何だろう?」
➔成長力を高めるための第一歩の自問自答。

結果だけを見る。
「今回はうまくいったな」
「今回はダメだったな」
=漠然とした感想。
➔次に活かせるものは見つからない。

「チームワークについて、どんな学びがあったか?」
「仕事の段取りに関して、何か気づきはあったか?」
「顧客との信頼関係はうまく築けていたか?」
➔質問の切り口を変えてみる。
=得た学びをより引き出しやすくなる。

本書より

「経済学習モデル」
アメリカの組織行動学者デイビット・コルブが提唱。
経験から教訓を導き出す。
➔次に活かしていくプロセスを理論化したもの。

●「成長の種」を見つける自問自答法
「いい結果につながった要因は何だろう?」
「うまくいかなかったことで、得られたことは何だろう?」

合格点を80点として想定。
➔結果が70点だった場合。
「10点分うまくいかなかったことで、得られたことは何か?」

失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ。
エジソンの考え方

いいところにフォーカスする。
➔足りなかったところにもフォーカスする。
=成長につながる何かを見つけていく。

●「思いがけず得られたもの」を探すメリット
「想定外に得られたものは何だろうか?」
=うれしいオマケがなかったかどうか。

あえて意識的に考える。
「得られたものは何か?」
➔学びがあったことに改めて気づく。
=今後の成長力に変えていける。

「今回の経験で、自分はどのように成長できただろうか?」
➔単刀直入に問いかけてみる。

仕事全体を言葉できちんと総括しておく。
➔得た学びや気づきも印象に強く残る。

セルフコーチングで導き出した解答。
➔紙に書き出しておく。
=「言語化」しておく。

●「経験」を「教訓」にどう落とし込むか?
経験から得た学びや気づき。
➔「教訓」として概念化する。

「この経験からいえる、本質的なことは何だろう?」
「この経験における、1番大切なことは何だろう?」
「一言でいうと、何が得られたのだろう?」

「本質」はいくつもあるものではない。
➔できるだけ1つに絞る。
「この経験における大切なことを、3つ挙げてみると?」
➔厳選された3つの中から1つを選んでみる。
=経験から得られた「教訓」

●ただの教訓で終わらせる人、次のチャンスに生かせる人
「この教訓を、具体的に何に活かす?」

実際にやってみる。
=成長につながる。
➔経験学習モデルの「実践」の段階

「この教訓を、今後具体k的にどう活かせばいい?」
成長を確かなものにできるかどうか。
➔経験から得た教訓に基づいて「いかに行動できるか」
=「行動力」のある人ほど「成長力」も高まる。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾「行動力」を磨く

変わるのは「とにかく、やってみる力」
●人はどうすれば「行動」を起こすのか?

失敗するのではないか。
➔心配になる。
他人の目が気になる。
➔二の足を踏む。
「いまじゃなくてもいいのでは?」
=躊躇してしまう。

「考え」は立派。
➔「行動」が伴わない。
=変化も成長も起こりようがない。

●自分に「最初の一歩」を踏み出させる法
「いますぐにできることは何か?」

「行動力を高める」
✘ 何か特別な行動をする。
◯ 小さな一歩でかまわない。

※些細なことでいいから、とにかくやってみる。

やってみる。
・もう一歩踏み出す。
・考え直して軌道修正する。
➔どちらでもOK。

場合によっては「行動しないと決める」ことも「行動力」の1つ。
=「これはやめておこう」
➔大事なのは最初の一歩を踏む出すよう促すか。

●「もっと小さくできないか?」と考えてみる
行動に移せない。
➔ゴールどころかスタート地点も把握できていない。
=同じところをグルグル回っている状態。

「これを実現するための過程を、3つのステップに分けてみると?」
➔検討する時点でスタートとゴールが明らかになる。

ゴールへの道筋が見える。
➔考えるだけの状態から抜け出せる。

3つのステップ具体的
やるべきことが具体的になる。
➔実際に行動にしやすくなる。

●「いますぐできることは?」この自問をクセにする
「これならやれそうだ」
➔ちょっとした行動を見つける。
=行動力を高められる。

「いますぐに」という条件。
・簡単にできること。
・以前にやった経験があること。
・気軽にできること。
=すぐに行動を起こせること。

小さな行動を積み重ねる。
➔大きな目標にたどり着ける。

こなすべき量は膨大。
➔まずは今日できることに落とし込む。
「この小さなステップなら、いますぐにでもできる」
=千里の道も一歩から

セルフコーチングで一歩目を踏み出す。
➔行動力は自ずと高まっていく。

●「後悔しないか?」「悔しくないか?」と胸に訊いてみる。
「やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいい」

「もし、自分ではない人がこれをやったら後悔しない?」
➔自分で自分の背中を押すキッカケ。

●ビジネスでは「先に動いた人」の勝ち
「もし、自分でない人にこのポジションをとられたら・・・・・・?」
➔自分の本音を引き出す。
=行動のキッカケをつくってくれる。

「それはやっぱりイヤだ。自分でやりたい」
➔行動を起こす覚悟が決まる。

やってみてダメだったら。
・手を引くという選択肢。
・方向転換して別の方法を試す。
➔リカバリーできる。

別の人が先にやってしまう。
➔後悔はリカバリーできない。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾「人間関係」をよくする

人づきあいが、断然うまくいく「コツ」
●相手を「受け入れる」のではなく「受け止める」
意見や価値観の違う人を「受け入れる」
➔大きなストレスになる。
「イヤです」
「あなたは間違っています」
➔拒絶する。
=相手がストレスを感じる。

「受け止める」
「受け入れる」と「拒絶する」のちょうど中間にあるもの。

「自分の意見とは違うけれど、あなたの意見はそうなんですね」
=受け入れなくてもいいの前提。
➔自分にもストレスがかからない。
「とりあえず聞いてくれたな」
➔相手にもストレスがかからない。

「受け止める」
➔人間関係の悩みもラクになっていく。

本書より

●あの人、この人の”トリセツ”をつくろう
「この人、苦手だな」
「この上司とは、気が合わないな」
➔思った時点で、相手への視線はネガティブなものになる。

負の感情を持って見る。
➔些細な言動にも嫌悪感が生まれる。
=関わりたくなくなる。

「この人の『トリセツ』には、どんな注意書きが書いてある?」
➔相手の取扱説明書をつくるつもりで観察してみる。
例)
・この人が、興味を持っていることは何だろう?
・この人が、私に期待していることは何だろう?
・この人は、どういうときに機嫌がよく(悪く)なるんだろう?
・この人は、何が好きで、何が嫌いなんだろう?
など。

過去にあった出来事を思い返す場合。
・この人と比較的うまく会話できたのは、どんなとき?
・この人が、笑顔だったのはどんなとき?
など。

●相手のトリセツがあると、ムダに疲れなくなる
「関心を寄せる」「好きになろう」

苦手だから見て見ぬふりをする。
➔何も知ることはできない。
=対処法もわからない。

取り扱いの方法「コツ」
➔コツがわかっていると「ムダなエネルギー」をかけずに済む。

●なにも”仲良し”になる必要はない
「仲良くなること」をゴールにする。
➔とても難しいものになる。

「人間関係にまつわるストレスや悩みを限りなく小さくしていく」
➔あまり苦しまずに済むようになる。
=適度に距離を保つ。

●「これも修行のうち」と考えてみる
「もし神様が本当にいるとしたら、なぜ自分とこの人を出会わせた?」

「神様」
自分のことを大切に思い、自分のためになることをしてくれる存在と仮定。

「うまくいかない人との出会いにも意味があるのではないか」
➔視点で考えてみる。

「この人との関係を通して、学んだことは何だろう?」
「この人との出会いに、どんな意味があっただろう?」
➔悩ましい人間関係を受け止めてみる。
=前向きな意見が出てくることが多い。

何か成長の糧がある。
➔つらい現実への対処の仕方にも変化が起きる。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾「モチベーション」を上げる

一瞬で「やる気」に火をつけるテクニック。
●「自分の内側からモチベーションを上げる」方法
人を楽しい気持ちにさせる。
➔「楽しかったときの思い出を語ってもらう」

相手にモチベーションを上げさせる。
➔モチベーションが上がったときのことを思い出させる。

相手の話を興味深く聞く。
➔相手のモチベーションはどんどん上がる。

「行動」につなげるためにモチベーションを上げたい。
「どんなときに人は行動を起こすのか」
➔逆のアプローチから考えてみる。

●人が行動をする「動機」には3つある
①ワクワク感
例)
片付けをしぶる子どもの場合。
「終わったらおやつにしよう」
➔やる気になる。
②危険察知
例)
苦手で後回しにしていた仕事の場合。
➔期日が迫ってくる。
「このままじゃまずいぞ!」
=危険を察知すると人は動く。
③責任感・使命感・貢献感
例)
・リーダーに指名されて生き生きしはじめる。
・お客様から感謝されてやる気になる。
「自分がやらねば」=責任感
「役に立ちたい」=貢献の気持ち
➔引き出せれば背中を押してくれる。

●「目標」を見つけ、活かそう
目標が具体的になる。
=ワクワクしてくる。

ゴールが明らかになっている。
・いまやるべきこと。
・これからやりたいこと。
➔明確になる。
=走り出しやすくなる。

「いつ、何がどうなっている状態を目指す?」
「1年後は、どんな仕事をしていたい?」
➔自分がどんなふうに活躍していたいかを具体的に考えてみる。

いまが辛くてどうしようもないとき。
「いつまで頑張ってみる?」
➔”期間”を目標に設定する方法もある。

終わりが決まっている状態。
➔「そこまでなら頑張れる」と思える。

道半ばでモチベーションが下がった状態。
「5年後の自分は、いまの自分にどうアドバイスする?」
理想どおりに成長した自分からのアドバイス。
➔納得感も強い。

●「成長」と「やりがい」にフォーカスするといい
愚痴が止まらなくなった場合。
「じゃあ、もう何をやってもつまらない?」
「いま仕事をやめても、絶対に後悔しない?」

答えが「そんなことはない」という場合。
「何が面白いのかな」
「どうしてやめたくないのかな」
➔じっくり考えてみる。

「この仕事において、1番嬉しかったのはどんなとき?」
➔過去の幸せな瞬間を思い返してみる。
=モチベーションを上げる1番簡単な方法。

将来に対する漠然とした不安を感じている場合。
「去年の自分より成長していることは、何だろう?」
思いついたことを書き出してみる。

目につく所に張り出しておく。
➔目にするたびに成長が実感できる。
「また頑張ろう」
=モチベーションが上がる。

●「ゲーム感覚」が仕事を面白くする
「この仕事が終わったら、自分にどんなご褒美をあげる?」
➔ワクワク感が持続する。
=モチベーションを保てる。

単純作業に飽きてきた場合)
「いつもは30分かかるこの仕事を15分で終わらせるにはどうすればいい?」
➔工夫し、チャレンジしてみる。
=効率良く済ませる方法がみつかる。

ゲーム的な要素の根底)
「もっと成長したい、上手になりたい、効率よくやりたい、勝ちたい」
=自分の内側から湧き上がる気持ち。

●やる気がゼロになってしまったら
「最近、人から『ありがとう』といわれたのは、どんなとき?」
➔モチベーションを上げたいときにもぴったりな質問。

自分のいいところ、誇れるところを見つける。
➔モチベーションも自然と上がっていく。

🐾「問題解決」に強くなる

できる人の「気づく力」「対処する力」
●問題の「発見」からすべてがはじまる
問題を解決する。
「問題は何か?」
➔まず知る必要がある。

●問題解決力の基本となる「3つの力」
①問題の本質を見極める力。
②解決までのアクションプランを立てる力。
③プランを実行する力。

●「何が違う」のか「どこが違う」のかを探る
「理想と現実のギャップ」を見つけ出す。
例)
商品が売れなかった場合。
「売れている商品と、売れていない商品の違いは何だろう?」
=「この現実が、理想と違っているのはどの部分だろう?」
➔質問を仕事や作業に合わせてアレンジしてみる。

●「なぜ?」を5回繰り返す
「これを潰せばよくなる」
=真因
➔諸悪の根源を発見する力が一番大切。

「なぜ?」を5回繰り返す。
➔もうこれ以上手を付けられないところまで掘り下げる。
=考えられる要因を1つひとつ挙げていく。

セルフコーチングでの「なぜ?」
✘「なぜ、うまくできなかったのか?」
✘「なぜ、ちゃんと準備をしておかなかったのか?」
➔自分を追い込んでしまう。

悪いところにばかりフォーカスする。
➔人は萎縮してしまう。

※セルフコーチングでは「問題」ではなく「理想」にフォーカスを合わせることが大切。

◯「なぜ、この人は成果を上げられるのだろうか?」
➔自分がなかなか成果を上げられないとき。
◯「なぜ、この人はプレゼンがうまくいくのだろう?」
➔自分のプレゼンがうまくいかないとき。
◯「なぜ、他社のこの商品はリピーターが多いのだろう?」
➔自社の商品にリピーターが少ないとき。

●「他には?」➔シンプルだけど重要なこの質問
問題がわかる。
「どうすれば問題を解決できる?」

解決策のメドが立ったとき。
「他に方法は?」「水平質問」
➔3、4回繰り返して問いかけてみる。
=3つ、4つの別案を引き出す。

別案が浮かばないとき。
「部長なら、どのように解決するだろう?」
「同僚なら、どんな解決策を提案するだろう?」
「先輩なら、どんな手順で対応していくだろう?
➔身近にいる尊敬する人を思い浮かべてみる。

視点を変えてみる)
「解決の手順を3ステップに分けるとしたら?」
「想定より半分の時間で解決まで導くためには?」
「手助けを求めるとしたら、誰がふさわしい?」

本書より

●できる人は「解決策」をいくつも準備する
最初からベストの解決策だけを探す。
➔なかなか見つからない。
「本当にこれでいいのだろうか?」
=迷ってしまう。

複数の選択肢をそろえて比べてみる。
「他の案と比べると、やっぱりこの案が1番いいな」
➔あっさり決断できる。

※根気よく「他には?」を繰り返すことを習慣づける。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾「発想力」を豊かにする

「スティーブ・ジョブズならどう考える?」
●「大人のカンニング」のすすめ
アイデアを自分の中から引き出すセルフコーチング。

斬新なアイデアや周囲が驚くような企画も、まったくの無から有を生んでいるのではなく、必ずどこかにネタ元があるのです。

起業家、俣野成敏の言葉

「大人のカンニング」
何かを参考にしたり、モノマネしたりすることで、すごくいいアイデアが生まれる瞬間がある、ということ。

今あるものから着想を得る。
➔アイデアも浮かびやすい。
「何かマネできることはないかな?」
➔常にアンテナを張っておくことが重要。

●「これをマネて、何か応用できないか?」
あくまでモノマネ。
✘ 丸パクリ

●”天才”に知恵を借りてみるのもいい
「スティーブ・ジョブズなら、どう考えるだろう?」
➔天才の思考をマネてみる。
例)
「ジョブズなら、どんなデザインを提案するだろう?」
「もしAppleがこの商品を開発したら、どんなものができる?」
など。

発想の幅を広げる。
・憧れの人
・尊敬している人
・けっして会えない雲の上の人
など。
➔あくまでモノマネ。
=自由にアイデアを膨らませる。

身近なところからマネる。
「業界トップのA社だったら、このプレゼンでどんな提案をするだろう?」
「競合他社のB社だったら、この商品にどんな付加価値をつけるだろう?」
「同期のライバルであるCさんなら、どんなデザインを考えるだろう?」
など。

●超大胆に発想を変えてみるヒント
「もし、なんでもありだとしたら、どんな方法があるだろう?」

”大胆な発想”をするコツ)
=”前提条件”を覆してみる。
例)
予算100万円のプロジェクトの場合。
「予算が100億円あったら、どんなことを実践してみたい?」
➔意識的に、課せられた制約を外してみる。

「売上を100倍にするためには、どうする?」
「1ヶ月かかる仕事を、10日で終わらせるには、どうしたらいい?」
➔不可能に思えるくらいのほうが、斬新なアイデアに結びつく。

いまある商品、サービスに対して)
「不要なものは、ないだろうか?」
➔視点を持ってみる。

「ブルー・オーシャン戦略」
競争相手の少ない場所で、コスト削減と価値向上を両立させた経営戦略のこと。
既存のやり方や考え方を取り除く。
➔他社との差別化を図る考え方が重要。

●「もし、ドラえもんがいたとしたら・・・・・・?」
アイデアが出てこなくて煮詰まる。
➔ユーモアのある問いかけをしてみる。
=突破口が見えてくる。

「もし、ドラえもんがいたら、どんなひみつ道具を出してもらいたい?」
「ここが映画の世界なら、これからどんな展開になると思う?」

出てくる冗談、突飛な話)
「何かあるかもしれない」
「面白いことが隠れているかも」
➔アンテナを張っておく。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾「継続力」を向上させる

「やる」と決めたことをやり続ける法。
●「それをやるのが当たり前」にする
「やらなくては!」
➔義務感ではじめる。
=なかなか持続できない。

”仕組み化”する)
やると決めたことを、習慣化して継続させる力こそが「継続力」
➔自動的にそれをやらざるを得ない環境を用意する。
=それをやるのが当たり前になる。

●「失敗すらできないほど小さくする」のがコツ

”小さすぎて失敗すらできない”ほどの小さな習慣からはじめていくことが大事だ。

脳は納得できる見返りを与えられないかぎり、変化に対抗しようとする。つまり、脳に関していえば、習慣を変えるには繰り返し(反復)と報酬のふたつがカギである。

自己成長の専門家、スティーブ・ガンズの言葉

実際に行動したあと、脳に報酬を与える。
➔脳は行動と報酬を結びつける。
=新しい習慣を受け入れる。

●たとえばダイエットも、限りなく小さくはじめる
「食事はリンゴしか食べない」
➔極端すぎて続かない。

「ごはん(お米)の量を少し減らす」
➔できそうに思えてくる。

「『これなら続けられないはずがない』と思える小さな行動は?」
➔最低限の小さな行動を見つけてからはじめる。
「本当に続けられる?」
➔何度も自分自身に確認する。
=当たり前にできるラインを限界まで探る。

「何からはじめれば、絶対に続けられる?」
=ストレートな問い。

●「仕組み化しつつ、仲間をつくる」効果
「どのようなしくみがあれば、絶対に続けられる?」
「どのような環境であれば、継続できそう?」

チャレンジが継続できるとき。
=一緒に頑張ってくれる「仲間」がいるとき。

アラームを設定する。
➔無視できてしまう。
相手が人の場合。
➔なかなか無視できない。
「誰と一緒に取り組めば、続けられる?」

●脳に”報酬”を与えよう
習慣として定着させるために必要なもの。
=「脳への報酬」

「続けるために、自分にどんなご褒美をあげる?」
例)
・美味しい物を食べる。
・欲しい物を買う。
など。

勉強をした日は手帳に印を付けておく。
=自分の継続力を見える形にしておく。
➔達成感を感じて継続できる。

「継続できていることを実感するために、どんな工夫ができる?」
「これを習慣化出来ると、どんないいことがある?」
例)
・ダイエットをやり遂げる。
➔もっとすてきな服が着られる。
・英会話を身につける。
➔大好きな海外旅行で役立つ。

何かを続けたことによって得られる喜び。
=ご褒美

習慣化出来る環境
+脳に報酬を与える方法
=継続力は高まる。

🐾「人間力」を磨く

心の中に「セルフメンター」をつくろう
●「心」を磨くことが「人間力」を磨く
もっと人生を豊かに生きたい。
周囲から必要とされたい。
魅力的な人間になりたい。
ブレない軸を持った人になりたい。

「人間力」を磨くこと。
=「心」を磨くこと。

魅力的な人心が強い人

●イギリスの偉人もこういっている

心が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。

アメリカの哲学者、ウィリアム・ジェームズの言葉

自分の心をしっかりと管理し、人格の向上に努めている人たちは、「環境は思いから生まれ出るものである」ということを熟知しています。

自己啓発の祖、イギリスの作家、ジェームズ・アレンの著書『「原因」と「結果」の法則』

運命のはじまりにあるのは「心」
➔心のあり方がどうあるかによって、生き方、人生が変わる。

●将来のそのとき、どんな自分でいたいか・・・・・・?
「私は、どんな人間になりたいのだろう?」
「私にとって、人生で1番大切なことは何だろう?」
➔幅が広くて、ひとことで答えを出せるものではない。

「記念日」という視点から考えてみる。
「5年後の誕生日を、どんな状態で迎えるのが理想的?」
「定年退職を迎えた日、パートナーからどんな言葉をかけられたい?」
「子どもが成人になった日、親子でどんな会話をしていたい?」

将来やってくる記念日を思い浮かべる。
➔自分がどんな顔をしているか?

●人生の「終わり」からよく考えてみる
「自分の一生が終わるとき、どんな思いでいられたら幸せだろう?」
「自分のお葬式で、大切な人たちに、どんなふうに悼んでもらいたい?」

自分の死について考えるのがつらい場合。
「あの人にとって、どんな自分でいたいか?」
➔相手の目を通して、理想の自分を見つける。
=そうあるために出来ることを今日からやっていく。

「あの人を喜ばせるために、何が出来るだろう?」
具体的な行動を見つける。
➔実行していくのみ。

●心の中に最強の味方「セルフメンター」をつくる
「ビジネスにおけるメンター」
若い人に対して仕事やキャリアの面で指導や助言をしながら、成長をサポートしていく存在のこと。

セルフコーチングのやり方を理解する。
➔「自分に対する質問」を問題解決のために活用できる。
=自分の中に「セルフメンター」が生まれるという意味。

自分の中に一番の理解者が存在する。
➔いつでも強い味方でいてくれる。
=これ以上に心強いことはない。

「セルフメンター」からのアドバイス。
➔素直に耳を傾けられる。

●セルフコーチングで「なりたい自分」になる。
「どんな人間でありたいか」
「どんな人生を送りたいか」
➔いい人生を送るための基本となる指針。
=セルフコーチングの最初の段階で考えておきたいこと。

「セルフコーチング」
自分が自分自身にとって、1番のよき相談相手になるのを実現するための方法。

自分に対して「最適な質問」をする。
・自分の考えを引き出す。
・よりよい思考を促す。

質問の「質」が上がる。
➔人生の「質」も上がっていく。
=セフルコーチングを賢く活用していく。

知ることだけでは十分ではない、それを使わないといけない。やる気だけでは十分ではない、実行しないといけない。

ゲーテの言葉

合わせて読むのにオススメの本。


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