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エッセイ寄稿集 第一集【好き嫌い】

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僕のnote仲間の友人たちに、「好き嫌い」というテーマで自由にエッセイを書いてもらいました。エッセイ好きから、普段エッセイを書かない人まで。個性豊かな作品をぜひ読んでみて下さい。
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記事一覧

プリンス天功

 僕は昆布が嫌いだ。「他の苦手な食べ物は我慢して全て食べますから、昆布だけは残させて下さい」とお願いしたくなるほど嫌いだ。いくら昆布が美人だとしても僕は昆布と結婚できないと思う。口に入れることがただただ苦なのだ。人には苦手を超えてどうしても嫌いなものが存在する。悪意はなくとも、相性が合わないのである。僕にとってはそれが昆布だ。

 僕は小学校入学と同時にある目標を立てた。「給食を減らさない、残さな

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恐竜になりたい。

恐竜になりたい。

恐竜になりたい。

自分が、一番最初に思いついた夢だ。
幼稚園のときに、唐突に僕が母に言ったらしい。
「大きくなったら、恐竜になりたい」と。
母は、笑っていたが、一つも否定することなく、その夢を褒めてくれた。
そのときから、ずっと何かの夢を追っている気がする。

小学校、中学、高校と時間が経つにつれて、たくさんの夢が思いついた。
詳しいことは割愛するが、大人になるにつれて、より芸術的なものに関わる

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好き嫌い

好き嫌い

私は好き嫌いが激しい。
私のアイデンティティといえば好き嫌いである、
と言えるくらいには、激しい。

禅の言葉に悟無好悪(さとればこうおなし)というものがあるそうだが、これはあるがままを受け入れれば、好き嫌いは自然となくなる、という意味らしい。

私から言わせてみれば、好き嫌いをする事が私自身のあるがままである。独自性をそこに見いだしている以上、この禅語を受け入れることは出来ない。
悟りが足りてい

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私の嫌いなもの

私が小学生の頃、クラスに一人の男子のいじめっ子と一人の男子のいじめられっ子がいました。

いじめっ子はいつもいじめられっ子に気に障ることを言って、いじめられっ子が「ふがー!」と怒ることを楽しんでいました。

ある日、そのいじめられっ子が「ふがー!」と怒ると、勢い余って口から唾が垂れました。

クラスの女子がそれを見て「ひゃーー!」と言いました。

私はこの時に女子があげる、嘲笑にも似た絶妙な音調の

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花びら大会見

 バシャバシャバシャバシャ
 重い足取りでの登場と共にフラッシュが焚かれ、花びら達は会見に臨んだ。

 「えーこの度は、私共の会見のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。本日お集まりいただきましたのは、私共が日々抱いております不満を発表させてもらうべく、このような形を取らせていただきました。」

 「早速本題に移らせていただきます。【花占い】についてです。私共、花びらは人間による『好き

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カミュ

カミュ

私は小さい頃から「好き嫌いするな」とよく言われていました。
イカの刺身、うずらの卵、焼き茄子、キノコ入り味噌汁が出てくると、それを最後まで置いておきました。

「食べなさい」

私は泣く泣く食べました。えずきながら。
すると、怒られます。

「食べ物に失礼や!」

嫌いなものが出てくる食事は私にとって恐怖でした。
それは親だけではなくて学校の先生や諸々の大人においても同じでした。

それから何年か

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