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しまのかみ@東洋思想&日本史
2024年7月11日 17:54
曹源一滴水(そうげんのいってきすい)唐の時代の中国に、慧能(えのう)禅師(638〜713)という方がいました。慧能禅師の教えは、やがて多くの禅師たちにうけつがれ、それは海を越えて日本へ。今の日本でも禅の宗派として名高い臨済宗・曹洞宗も、もとをたどれば慧能禅師までさかのぼることができます。慧能禅師は、曹渓という川の上流に住んでいました。川というものは、どんな大河であっても、最初は一滴の水
2024年7月10日 17:40
今回は、数ある禅語・仏語の中で特に僕が好きな「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」という言葉について書きたいと思います。これは、僕の価値観の大黒柱ともいえます。僕は、決して仏教や禅については専門家ではないので、自分が書いたことを決して「正しい」などとは考えません。しかし、この言葉について自分なりに思うところがあり、また、この言葉に出会ったことで僕は仏教が好きになったとも言えます。もともと何も
2024年7月8日 14:03
禅語3喫茶去(きっさこ)これは有名なことばだと思います。「お茶でも召し上がれ」という意味で使われます大事なのは、「無心」でもてなしをすること。相手のことが好きだからもてなすのではない、自分をよくみせたいからもてなすのではない相手の状況に関係なくお茶を出すのです
2024年7月7日 16:52
禅語2花枝おのづから短長同じ木であっても枝の長さはそれぞれ違う。けれど、それが木全体の美しさを作る。人間はみな、同じ地球の上で生きている。けれど、それぞれに違いがある。その個性こそが世界を豊かに調和させる。個性を尊重することが自然の摂理に通じていると教えてくれる
2024年7月5日 19:08
禅語「両忘」「白」か「黒」か、「善い」か「悪い」か…人の脳には、グレーゾーンを無視して二つの枠に当てはめようとする癖があるようです。もちろん、人間何をしてもいいというわけではない。それでも、「枠」の存在に気付いて一旦捨ててみたなら、他人や自分を傷つける理由はなくなります