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小学生のうち、彼らは鉛筆という消すことが可能な用具を使う。大人はそうはいかない。 消…
何もしなくても、上がる。 そう生きれたらどれだけ楽だろうか。 歩みを止めて怠惰に身…
満ち足りない。常に何かに不満を訴えているような人生だった。 気に入らないことがあれば…
画面の向こう、平面の上、そんな現象だった。 自らに降りかかることを想定していなかった…
友人の勧めで手に取った。 人の名前のようなそれには、他人の肩を借りているような気恥ず…
愛想を良くすれば、勘違いを引き起こしかねない社会だと言う。 男女平等が広がりを見せて…
初めがあるから終わりがある。 勝手に定義した側の都合かもしれないが、きっと「ずっと」なんてものは無い。 限られたものをどう使うか。駆使の度量が色の濃さを決める。 僕は決められた行動範囲で生活している。よく我が物顔の出来る場を庭と表現するが、僕が庭に居る間はいくらでもその手入れを渋らないだろう。 しかし庭に居る間だけだ。 足取りの軽さをひけらかすのも、多くの人間と親睦を深めるのも、この檻の中だけなのだ。檻の中で胸を張って笑えるのも幸せ者か。 それゆえ、たった一枚の
道にごみを捨てる人間が嫌いだ。下車より乗車を優先する人間が嫌いだ。勘定を放る人間が嫌い…