駅の券売機に吸い込まれた5,000円札が、12時間ぶりに戻ってきた話|その5,000円を使ってクラウドファンディングします!
今日から、関東1都3県で緊急事態宣言が解除されて、飲食店の閉店時間が遅くなった。
だからというわけではないが、今日は働いている途中からメチャクチャお腹が空いて
(絶対、帰りに外食するぞ!)
と、仕事中から意気込んでいた。
(と、その前に、銀行のカードにいくらか入れて、支払いはクレカにして、少しでもポイントを貯めねば)
と、銀行のATMに寄った。
(あれ⁉ あれあれあれ⁉ おかしい! 財布の中には元々現金3万円があって、今朝、駅の券売機で交通カードに5000円チャージしたのだから、25000円残っているはずなのに、今あるのは2万円! なんで⁉ どうして⁉)
若干パニックになりつつ、今日一日の行動を巻き戻してみた。
朝、ボロアパートの最寄り駅の券売機で5000円を交通カードにチャージして、そのカードを使って、カフェとコンビニを利用した。つまり、今日はまだ現金は利用していない。
現金? 現金⁉ 現金!
朝、券売機で現金1万円を入れて、5000円をチャージした後、背後で
「お取り忘れがございます。お取り忘れがございます。……」
を連呼する声が聴こえていた。
(だれか忘れてんな。それに引き換えわたしなんて、ちゃんと交通カードを持ってるし!)
と、自信満々に改札機に交通カードをタッチさせて電車に乗ったのだ。確かにね。確かに交通カードはあるよ。でも、5000円が財布から消えているよね?
それに気づくと、あれほどお腹を空かせていたのに、そんなことはどうでもいい! 早く最寄り駅に行かねば! と気持ちが急いで、食欲も途端に失せました。
急いで帰りの電車に乗りましたが、頭は5000円のことでいっぱいで、スマホを見る余裕もありません。それでも、
(5000円のお釣りの取り忘れに気づいたのが、今で良かった。仕事中に気づいたのなら、仕事に専念できなかったかも)
と考えてしまうのは、相変わらずの社畜体質でございます。
1時間近くかけて最寄り駅に12時間振りに戻ると、窓口の駅スタッフに声を掛けました。
「あのー、今日の朝の7時30分頃に、券売機で5000円チャージしたときに、10000円を入れて、5000円のお釣りを受け取り忘れましたが、もう無理ですよね?」
すると、駅スタッフが
「その(交通)カード、貸して」
と言ってきたので、(交通)カードを渡すと、端末にピッとやりました。
「確かに、今日のその時間に、この駅でチャージしているね。もう一度、時間を言って? それから、どの券売機?」
わたしがスラスラ答えると
「確かに、その時間のその券売機で、5000円の取り忘れの該当がある。身分証明書ある? あるなら、準備していて。カメラで顔を確認してくる」
と言って、その駅スタッフは券売機の《裏》に消えていきました。
すると、その券売機は《準備中》と表示され、激しく点滅を始めました。
(ごめんなさい。ごめんなさい)
心の中で謝りました。自分のミスで、忙しい駅スタッフを独り占めした上に、券売機を一つ停止させてしまいました。
数分後、駅スタッフが手に5000円を持って戻ってきました。
遺失物届けに住所・名前・電話番号を書き、身分証明書(ちなみに運転免許証)を提示しました。
こうして、券売機でのチャージのお釣り取り忘れから12時間後に、無事5000円が戻ってきました。
駅スタッフによると、紙幣によるお釣りの受け取り忘れは、ある一定時間が過ぎると、盗難防止のため、券売機の中に吸い込まれるそうで、非番明けの駅スタッフが処理していてくれました。
「ありがとうございます。ありがとうございます」
と何度か頭を下げながらお礼を言った後、雨が降る夜道を傘もささずに帰りましたが、ちっとも冷たくなんかなかったです。
もし、あなたも、駅の券売機で紙幣のお釣りの取り忘れをしても、諦めないでください。お釣りが戻ってきたポイントは
✔時間を具体的に覚えていた
✔利用した券売機を覚えていた
✔金額を具体的に覚えていた
✔利用した交通カードを持っていた
✔身分証明書を持っていた
✔券売機についているカメラの画像と一致した
✅時間・券売機・金額は、もしかしたら、具体的に覚えていなくても、見つかるかもしれませんが、時間がかかると思います。
✅身分証明書もあったので、すぐに受け取れました。ゴールドのペーパードライバーカードが役に立ちました。
✅朝と夜とで、服も髪型もノーメイクも一緒だったので、すぐに同一人物と判定されました。
この5000円の使い道はすでに決まっています。ほんとうは、直接その駅スタッフのためになるような使い道があればいちばんですが、巡り巡って届くように、ある方に使います。
クラウドファンディングで、どのコースにしようか悩んでいましたが、決めました。
クラウドファンディングは、数年前から利用しています。いつも、微々たる金額なのですが、支援させていただいています。
上記の記事を書いて投稿したら、トロフィーをいただけました。
サッカーのタグで表彰されるなんて、絶対、あり得ないと思っていたので驚きました。遠縁に感謝です。
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