中高生のための就職ガイダンス「面接試験の形式」
面接試験の形式
面接は、人が人を観察し、感じ、判断するもの。
なので、面接官の主観が作用するのは避けられない。
うちの会社に役立つ人か?
仲間とうまくやっていけるか?
人物評価の最も基本的な基準はそこにあります。
面接には以下のような形式があります。
学校で練習すると思いますが、参考までに説明しておきます。
1 個人面接(その1)
面接官1人・受験者1人。
正社員の採用では、この形式でやる会社はほとんどない。
目線は、睨みつけたり、上目使いにならないようにすること。
1対1のため、比較的リラックスして臨める。
ただし、面接官個人の主観で判断される要素が格段に大きい。
2 個人面接(その2)
面接官2~ 3人・受験者1人
一般的に多い方法
面接官の間で質問内容を分担する事が多い。
1人が質問している間に、他の面接官が応答の仕方や態度を観察する。
複数の面接官が判断に関わるので、多角的、多面的に評価され、客観性が
高い。
質問に答えるときは、質問した面接官に顔を向けること。
3 集団面接
面接官2~ 3人・受験者3~ 5人
受験者全員に同じ質問をするか、ひとりひとりに別の質問をするか、様々
です。
面接官にとっては、受験者の比較がしやすい。
答える時間が長いときらわれるので、簡潔にまとめること。
他の受験者への質問や答えも、無関心な態度をせずしつかり聞くこと。
自分の考えていた答えを、他の者に先に答えられたとき、どう答えるか?
4 グループ討議
面接官数人・受験者5~1 0人
グループに課題が与えられる。
はじめに各自の意見発表があり、以後自由討議となる場合が多い。
自己主張が強過ぎないようにする。
他の受験者の発言もしっかり聞く。
発言が少ないとNG
受験者の個性を見極めるのに適している。
どのような面接であっても、準備がキチンとされていれば、恐れることはありません。