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わたくしよ!労働をしよう!


暇を愛し尽くした。老後の暮らしのリズムを知った。毎日あくせくしない。みんなが働いている平日昼間に働かないことも幾度となくあった。だからこそいま言える。

最適なる労働を我に与えよ!

持ち合わせの情報や経験をもとにして頭で思考するだけの日常はおもしろさが底見えして久しい。

とりわけ自分について考えることに関しては、何度同じ結論を辿ったろうか、油断すると2日に1度は同じ道を通るようにして擦り、捏ねりあげたものだ。
正直言って飽きた。

「詩人は苦痛をも享楽する」*ものと思えば、最適なる労働、なんだってできる気がするな。

いや、やっぱりあんまりおっかないのはいやかも。なんだって、は言い過ぎた。「最適な」!

しかもやっぱりフィールドワークもしていきたい!

そして、「しよう」「したい」と思うわたしの思考も新しくて好き。


*宮沢賢治「農民芸術概論綱要(1998)青空文庫


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