しばたマサミ

滋賀の彦根で、子ども食堂や中高生向けの学習支援教室を開いています。 関心テーマ:地域づ…

しばたマサミ

滋賀の彦根で、子ども食堂や中高生向けの学習支援教室を開いています。 関心テーマ:地域づくり、身体表現、遊び・余白、ぼんやりの時間 滋賀大学 地域連携教育推進センター 特命教授, NPO法人Links代表, ひこね市民活動センター代表

最近の記事

ちえなみきで読書会

読書会に初めて行ってみた 本は宮本常一著「忘れられた日本人」を一章ずつ読んでいくもの 敦賀のちえなみきという図書館のような本屋の企画 参加者は6名で、うち二人が彦根と高島の滋賀率高く、参加者の地元の初老からは、むかしは敦賀と滋賀は同じ県だったこともあるし近しいね、という話もでて和やかにスタートしました 主題となるこの「忘れられた日本人」は、担当の書店員さんが学生時代から読みたくて読めてなかったものだそうで、書店員さんも一緒になって楽しむ会でした 今回は冒頭の「対馬にて

    • とにかく立ち止まって考えてみてから、学びに進んでほしいのだー滋賀大学での哲学対話の授業から #1

      私は彦根城のなかにある滋賀大学で、いわゆる社会人基礎力や人間力といわれる能力向上をねらいとした教育プログラムを開発し授業として実践している。最近ではリベラルアーツやSTEAM教育のプログラムの一種だと言うこともできる。 その一つに「哲学対話」を通して、誰ひとり取り残さないとは、どういうことかを思考する授業がある。これは昨年の春学期、秋学期に続き、3ターム目の取り組みだ。 この春学期は、経済やデータサイエンスを学ぶ学生1年生から4年生の15名が履修してきた。 哲学や哲学対

      • 地域ボランティアと大学生が繋ぐ、手作りの温もりと学び合いの人形劇プロジェクト #1

        私は、滋賀大学彦根キャンパスで、学生たちが地域の企業や人と関わり合いながら学びを深めたり、スキルアップをする教育プログラムを作る仕事をしています。それを業界用語では、PBL学習(Problem, Place, Person based learning)と言ったりしています。そのPBL学習の一環として、学生が主体となって人形劇を制作し、高齢者デイサービスで公演を行うプログラムを実施し、今年で3年目迎えています。このプログラムのユニークな点は、指導者をプロや研究者ではなく、地元

        • ストーブがジリジリとうまい湯と空気を作る

          石油ストーブに火を入れた 部屋の空気が冬休みになったと子どもが言う 昔ながらの石油ストーブ みかんを焼いた みかんの皮が少し焦げ みかんの皮が薄くなった気がした やけどしないように剥いて食べた こんなことは小さい頃はしたことがなかったが、大人になってからの楽しみ 夜、ストーブの上ではたんまり沸いたお湯の入ったヤカンがジリジリ言っている そのお湯でコーヒーを飲む なんでかうまい。 湯が違うのだ。 風呂上がり。石油ストーブの前 湯気とジリジリと赤い顔した人 遠くに

        ちえなみきで読書会

          キャップ付きガラスペン ないかなー?

          今日は、長浜でオータムマルシェを眺め、ものづくりフェスの横を通り、長浜天満宮でお礼を言う。 黒壁では、イタリアとドイツと日本の作家のガラスペンを試し書きさせてもらい、少し店員さんとガラスペントークをして、キャップ付きのガラスペンを購入かと思ったのだが、 中国製であることが気になり、実は今もつているガラスペン3本がすべて中国製なので、日本製かイタリアかドイツのが欲しかった、ため結局店員さんには申し訳ないが、買わなかった。 持ち歩きたいので、キャップ付きガラスペンがほしいの

          キャップ付きガラスペン ないかなー?

          彦根で「対話」フォーラムが開かれる件

          彦根で「対話」をテーマにしたフォーラムを開くプロジェクトが始まりました。2024年の3月に開催予定です。 働く場や暮らす場、教室などでは、自分とそれ以外の人との関わりが生まれます。自分は自分らしくありたいと思う一方で、自分以外の人も当然、自分らしくありたいと思っています。 そういった思いのやり取りが対話なのだと思うのだけど、対話がどうにもうまくいかず、人間関係のギシギシが身の回りの至るところで生まれているようにも思います。 相手の立場になって考えるとか多様な目線で見ると

          彦根で「対話」フォーラムが開かれる件

          対話は信号を交わすことだと思うと・・

          対話があちこちで生まれていると、いいなと思う。 働く場でも、暮らす場でも、学ぶ場でも。 対になって話すと言うことは、 必ずしも言葉ではないかもしれない。 音でも、文字でも、触でもいいのかもしれない。 そう思うと、対話は誰かと信号を交わすことだと言えそうだ。 交わすことを、まじわれば良いとすると、 真正面から衝突することだけではなくて、 信号があっち向いたり、こっち向いたりしていても、 どこかで点と点で交わればいいんじゃないかと思ったりする。 そう思うと、対話が不足してい

          対話は信号を交わすことだと思うと・・

          グループワーク。こんなのがいいと思う。

          地域や学校でグループワークをすることがあります。 賑やかになるグループ、思考をするグループと様々です。 どちらも良いとは思うのですが、気になることがあります。 それは、口が動いているけども、手が動いていないということです。 口頭でわいわいやっている。 でも何が話されて来たのか。今、何が話されているのかが、 音声としては飛び交っているけども、内容が見えてこないし。 実は、大体同じ人が喋っていたり・・・。 ポストイットに書いて貼っていく、というものがありますが、 最初は書

          グループワーク。こんなのがいいと思う。

          マスク

          時々出会う人 ずっとマスクをしてた 話し声はマスクで消され 思わず前のめりになり 時には聞こえるふりもして あるときマスクが消えた 少し不安げな表情に見えた また見かけた もうマスクはない 表情と仕草が明るい 心なしか声も ああ。これもマスク効果w #詩らしいものを書いてみる #見たもの感じたものに立ち止まる #彦根哲学する #とにかく書いてみよ

          よはく

          余と白と書く余白 白く余っているところ 白く余る以外のところには 何かがしっかりとあるということ 余白が大事だねというと まだ真ん中にくるしっかりしたものがないと言う だから、何が余白かわからないと言う 真ん中にくるものは何だろう 勉強や仕事を真ん中においてももちろんいいが 日々を生きることでもいいんじゃないか 日々を一生懸命に生きる 頑張ることが時代にそぐわないなら 日々を丁寧に生きるもいい そうすると、もはや余白は必要のないものかもしれない それはそれで、いいこ

          まじめ

          おおまじめなテレビのニュースで  「アレ」が間近だと まじめなアナウンサーがまじめに言う まじめにやればやるほど 変さが増し増し まじめにやりなさい! このまじめには、古くからの形式があったような気がする まじめくんにも、新しい時代が来た #ひこね哲学するまちプロジェクト #考えてみる

          みず

          僕はみずを作れるか この風呂のたくさんのみずを見て思う みずは風呂の中で何を思う 温められ、じゃぼんと大きなものを沈められ 文句も言わず、形をかえる みずがなくては、生きていけない私たち みずはひたすらに何を願うのか #ひこね哲学するまち化プロジェクト #詩をかく #どう思われるかは考えずに書き出してみる

          感じること考えること

          Don't think. Feel. 好きな俳優の言葉 感覚的に直感を大事にしたい しかし考えることも感じることも どちらもその瞬間を流さずに立ち止まることではある 今、感じたこと、思ったことを大事にする なんで嬉しい なんでいらつく なんで悲しい なんで楽しい 感じて、ちょっと考えてみる #ひこね哲学するまち化プロジェクト  #哲学 #対話 #子ども哲学 #哲学対話をしよう #コーディネートアップ研修

          感じること考えること

          先輩たち

          20歳も年の離れた先輩たちとの時間 お酒を片手に  先輩らが互いに気兼ねなく発する言葉に耳を傾ける 相方のこと、 家族のこと、 かんたん酢のこと、 かんたん酢とべんり酢のこと きゅうりが高いこと 漬物のこと ボーリングでスコアが200を超えること トーナメントがあること テーピングをして準備万全であること 山わさびごはんがうまいこと 取り分けて食べて うまいうまいとみんなで感嘆する 先輩たちとの時間

          夢と楽しみ

          これからの楽しみは何? 考えこんだ 大きな夢は何かと考えてしまったから 生活や仕事の中に楽しみを組み入れて、楽しむ その楽しみはたくさん思いついた 目の前の楽しみ でもそれは、一面、仕方なくの中の楽しみでもある 幸せはすぐ足元にあることに気づくことという マインドフルネスに生きる 夢は何かと改めて考えた 行って見たいところ、見てみたいものがたくさん出てきた それはエネルギーを沸かせた 足元の楽しみや幸せと、 気持ちを沸かせる夢 夢と楽しみ

          昔の人も。

          徒然草にこんな話があるそうだ 名利に使われて 閑かなる暇なく 一生を苦しむるこそ 愚なかれ 人間というものは 昔から変わらないのだね 欲を求める人があり 欲から離れようとする人がある 私が朝に夕にぶれるのは 当たり前のことなのだ ただ足を伸ばし心の充実につとめたいものだ